CharUpperBuffW 関数 (winuser.h)

バッファー内の小文字を大文字に変換します。 関数は、文字を所定の位置に変換します。

構文

DWORD CharUpperBuffW(
  [in, out] LPWSTR lpsz,
  [in]      DWORD  cchLength
);

パラメーター

[in, out] lpsz

種類: LPTSTR

処理する 1 つ以上の文字を含むバッファー。

[in] cchLength

型: DWORD

lpsz が指すバッファーのサイズ (文字数)。

関数は各文字を調べ、小文字を大文字に変換します。 関数は、1 つ以上の文字が null 文字である場合でも、 cchLength によって示される文字数を調べます。

戻り値

型: DWORD

戻り値は、処理された文字数です。

たとえば、 CharUpperBuff("Zenith of API Sets", 10) が成功した場合、戻り値は 10 です。

解説

CharUpperBuff は、現在の言語がトルコ語またはアゼルバイジャン語であっても、常に小文字の I ("i") を大文字 I にマップします。 この点で言語的に機密性の高い関数が必要な場合は、 LCMapString を呼び出します。

ANSI バージョンの関数の Unicode への変換は、すべてのケースでシステムの既定のロケールで行われます。

例については、「 一時ファイルの作成と使用」を参照してください。

注意

winuser.h ヘッダーは、CharUpperBuff をエイリアスとして定義し、UNICODE プリプロセッサ定数の定義に基づいて、この関数の ANSI または Unicode バージョンを自動的に選択します。 エンコードに依存しないエイリアスをエンコードニュートラルでないコードと組み合わせて使用すると、コンパイルまたはランタイム エラーが発生する不一致が発生する可能性があります。 詳細については、「 関数プロトタイプの規則」を参照してください。

要件

   
サポートされている最小のクライアント Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー winuser.h (Windows.h を含む)
Library User32.lib
[DLL] User32.dll

関連項目

CharLower

CharLowerBuff

CharUpper

概念

リファレンス

文字列