OSD

このサンプルでは、コア オーディオ API を使用して、既定のオーディオ レンダリング エンドポイント デバイスを介して再生される出力ストリームへのボリュームの変更を示す画面上のディスプレイを実装します。 ユーザーが Windows ボリュームコントロール プログラム (Sndvol.exe) でボリューム レベルを調整すると、オンスクリーン表示画面が表示され、ボリューム レベルに変更がない状態がしばらくの間続くと、この画面は消えます。

このトピックは、次のセクションで構成されています。

説明

このサンプルでは、次の機能について説明します。

要件

Product バージョン
Windows SDK Windows Vista 以降
Visual Studio 2005 またはそれ以降

 

サンプルのダウンロード

このサンプルは、次の場所にあります。

場所 パス/URL
Windows SDK \Program Files\Microsoft SDKs\Windows\v7.0\Samples\Multimedia\Audio\OSD\...

 

サンプルのビルド

  1. Windows SDK の CMD シェルを開き、OSD サンプル ディレクトリに変更します。
  2. OSD ディレクトリでコマンド "start OSD.sln" を実行して、Visual Studio ウィンドウで OSD プロジェクトを開きます。
  3. ウィンドウ内から、[デバッグ] または [リリース] ソリューションの構成を選択し、メニュー バーから [ビルド] メニューを選択して、[ビルド] オプションを選択します。 SDK の CMD シェルから Visual Studio を開かない場合、Visual Studio は SDK のビルド環境にアクセスできません。 その場合、プロジェクト ファイル OSD.vcproj で使用される環境変数 MSSdk を明示的に設定しない限り、サンプルはビルドされません。

サンプルの実行

  1. Windows Vista 以降で OSD 実行可能ファイル (OSD.exe) を実行します。 アプリケーションのシステム トレイ アイコンやウィンドウは表示されませんが、TaskMgr.exe を使用して実行されているプロセスを確認することはできます。
  2. sndvol.exe を実行して音量を変更したりミュートにしたりするか、キーボード コントロールまたは HID コントロールを使用して音量を変更します。 OSD ユーザー インタフェイスが表示されます。
  3. アプリケーションを終了するには、TaskMgr.exe を実行し、OSD.exe プロセスを強調表示して、[プロセスの終了] をクリックします。

コア オーディオ API を使用する SDK サンプル