COM+ カタログでのコレクションの取得

COM+ カタログ上のデータは、コレクションの階層内に格納されます。 コンポーネント サービス管理ツールでは、これらのコレクションの多くはコンソール ツリーにフォルダーとして表示されます。 フォルダーとして表示されないコレクションには、プログラムによってのみアクセスできます。 コレクションは、項目のコンテナーとして機能します。 特定のコレクション内の項目はすべて一貫性のある型です。つまり、それらはすべて同じ種類の要素を表しており、コレクション内に任意の数の項目を含めることができます。 たとえば、Applications コレクションには、コンピューターにインストールされている COM+ アプリケーションごとに項目が含まれています。 このコレクションは、COM+ アプリケーション フォルダーとして管理ツールに表示されます。

コレクションに含まれる要素は元々の包含順序に従っているため、コレクションは階層構造で発生します。 たとえば、コンポーネントは COM+ アプリケーションにインストールされるため、Components コレクションは Applications コレクションの下に論理的に包含されています。 具体的には、その特定のアプリケーションにインストールされているコンポーネントを保持するため、Applications コレクション内の各項目に個別の Components コレクションがあります。

項目を取得してプロパティを設定する場合は必ず、カタログのコレクションを取得する必要があります。 一般的な事例では、必要な要素に到達するため、複数のコレクションをステップ実行する必要があります。 これを行う手順については、「COM+ コレクション階層内の移動」をご覧ください。

コレクションを取得した後、コレクションに含まれる項目を直接操作するには、コレクションに値を入力する必要があります。このコレクションは、COM+ カタログからコレクションの内容のデータをフェッチします。 詳しくは、「COM+ コレクションの値入力」をご覧ください。

加えて、保持している特定のコレクションから使用可能な関連するコレクションを動的に照会するために使用可能な機能があります。 詳しくは、「利用可能な関連するコレクションの照会」をご覧ください。

トランザクション内の COM+ 管理操作

COM+ 管理エラーの処理

COM+ 管理カタログの使用の概要例

COMAdmin オブジェクトの概要

プロパティの設定と COM+ カタログへの変更の保存