COMAdmin オブジェクトの概要
COMAdmin オブジェクトは、COM+ カタログへのアクセスを提供する単純なオブジェクト モデルを提供します。 その際、コンポーネント サービス管理ツールによって提供されるすべての機能をモデル化する役割を果たします。 任意の種類の COM+ 管理を行うたびに、COM+ カタログを操作します。 カタログの説明については、「COM+ カタログへのアクセス」をご覧ください。
コンポーネント サービス管理ツールまたは COMAdmin を使用することにより取得した情報は同様に構造化されます。どちらのコンテキストでも、実行するアクションは類似しています。 コンポーネント サービス スナップインの使用とプログラムによる管理の間の基本的な相関関係として、スナップインのコンソール ツリー内のフォルダーが COM+ カタログ内のコレクションに対応しています。 つまり、スナップイン内の各フォルダーにあらゆる種類の項目が含まれているのと同様です。たとえば、COM+ アプリケーションには、インストールされた COM+ アプリケーションが保持されます。COM+ カタログ内の各コレクションには、均一の種類の項目が保持されます。 さらに、プロパティ シートで設定できるプロパティがフォルダー内の各項目にあるのと同様、コレクション内の各項目は、設定できるプロパティを公開します。
この構造内でオブジェクトを構成できるようにするため、COMAdmin オブジェクトには次の操作を行う手段が用意されています。
- COM+ カタログへのアクセス
- カタログ内のコレクションへのアクセス
- コレクション内の項目へのアクセス
- コレクション内の項目のプロパティへのアクセス
これらのアクションをサポートするため、COMAdmin ライブラリには次の 3 つのクラスが用意されています。
- COMAdminCatalog: カタログ自体を表します。
- COMAdminCatalogCollection: コレクションを表します。
- COMAdminCatalogObject: コレクション内の項目を表します。
これらのクラスの詳しい説明については、このセクションの「COMAdmin クラスの概要の説明」をご覧ください。
プログラムによる管理で実行する一般的なアクションを簡単に把握するには、「COM+ 管理カタログの使用の概要例」をご覧ください。
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