MsiPatchRemovalList プロパティ

インストーラーによって、インストール中に削除されているパッチの一覧に MsiPatchRemovalList プロパティの値が設定されます。 パッチは、セミコロンで区切られている GUID によって一覧内に表示されます。

開発者は MsiPatchRemovalList プロパティを使用して、パッチの削除時にカスタム アクションを実行する Windows Installer パッケージまたはパッチを作成できます。 カスタム アクションは、元のインストール パッケージ、パッケージに既に適用されているパッチ、またはアンインストール可能なパッチではないパッチに作成できます。 カスタム アクションには、シーケンス テーブルの MsiPatchRemovalList プロパティで条件を付けることができます。 アクションの条件付けについて詳しくは、「条件付きステートメントでのプロパティの使用」を参照してください。

カスタム アクションでは、MsiPatchRemovalList プロパティの値から削除対象のパッチの GUID を取得できます。 カスタム アクションでは、Patch オブジェクトMsiGetPatchInfoEx 関数または PatchProperty プロパティを呼び出すことによって、パッチのインストール状態が適用済みか、不使用か、置き換え済みかを判断できます。

解説

パッチの削除については、「パッチの削除」をご覧ください。

必要条件

要件
バージョン
Windows Server 2012、Windows 8、Windows Server 2008 R2、または Windows 7 の Windows インストーラー 5.0。 Windows Server 2008 または Windows Vista の Windows インストーラー 4.0 または Windows インストーラー 4.5。 Windows Server 2003 または Windows XP の Windows インストーラー 3.0 以降。 Windows インストーラーのバージョンに必要な最小の Windows Service Pack については、Windows インストーラーの実行時の要件に関する記事を参照してください。

関連項目

プロパティ

Windows インストーラー 2.0 以前ではサポートされていません