WM_TABLET_FLICK メッセージ
ユーザーがペンフリックを実行したときに送信されます。 ウィンドウは、WindowProc 関数を介してこのメッセージを受け取ります。
#define WM_TABLET_DEFBASE 0x02C0
#define WM_TABLET_FLICK (WM_TABLET_DEFBASE + 11)
パラメーター
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wParam
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発生したペンフリックに関する情報を含む FLICK_DATA構造体 。
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lParam
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ペンフリックが発生した場所を指定する FLICK_POINT構造体 。
注釈
ペンフリックは、一方向のペンジェスチャであり、ユーザーは素早くまっすぐなフリックモーションでデジタイザーに接続する必要があります。 フリックは、高速かつ高い直線性を特徴とします。 フリックは、その方向によって識別されます。 フリックは、カーディナルおよびセカンダリコンパスの方向に対応する8方向に行うことができます。
ペンフリックが発生すると、Windows はまず、ウィンドウが WindowProc 関数を介して受け取るWM_TABLET_FLICKメッセージを送信してアプリケーションに通知します。 アプリケーションが WM_TABLET_FLICK メッセージに応答したことを示すために、「 Flicks Constants」で説明されている FLICK_WM_HANDLED_MASK 定数を返します。 アプリケーションがFLICK_WM_HANDLED_MASKを返さない場合、Windows は、ペンフリックに関連付けられているアクションに応じて、WM_APPCOMMAND、WM_VSCROLL、WM_KEYDOWNなどのフォローアップ通知を送信することで、フリック コントロール パネルで指定された既定のアクションを実行します。
WM_TABLET_FLICK メッセージを処理するときは注意が必要です。 WM_TABLET_FLICK は SendMessageTimeout 関数を介して渡されます。 COM インターフェイスでメソッドを呼び出す場合、そのオブジェクトは同じプロセス内にある必要があります。 そうでない場合、COM は例外をスローします。
必要条件
要件 | 値 |
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サポートされている最小のクライアント |
Windows Vista [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー |
Windows Server 2008 [デスクトップ アプリのみ] |
ヘッダー |
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関連項目