DB互換性レベルを変更することでの懸念事項について

Question

現在システムにおいてSQLServerを利用しております。

過去からの移行もあり、今までDB互換性レベルを『SQL Server 2008 (100)』で運用をしておりました。

SQLServer2008のサポートも切れているということもあり、DB互換性レベルを『SQL Server 2016』に変更しようと考えております。

変更した際に、気を付ける点や懸念事項等をご教授いただきたいです。

復元等において、下位互換がないという点は認識しております。

Answer 1

こんにちは

Q&Aフォーラムに投稿していただきありがとうございます。

SQL Server を 2012 以前から 2014 以降にアップグレードした後、次の問題が発生する可能性があります。元のクエリのほとんどは正常に実行されますが、一部のクエリの実行が以前のバージョンより遅くなります。考えられる原因と要因は数多くありますが、比較的一般的な原因は、アップグレード後のカーディナリティ推定 (CE) モデルの変更です。 SQL Server 2014 以降、CE モデルに大幅な変更が加えられています。

デフォルト CE の使用時に発生し、レガシー CE の使用時には発生しないクエリ パフォーマンスの問題のトラブルシューティング手順と解決策。次の Microsoft の公式ドキュメントを参照してください。Decreased query performance after upgrade from SQL Server 2012 or earlier to 2014 or later - SQL Server | Microsoft Learn

SQL Server のアップグレードのパフォーマンスの問題を理解するには、この記事を参照してください。Avoiding SQL Server Upgrade Performance Issues - Glenn Berry (sqlskills.com)

Microsoft が推奨するアップグレード手順に従うこともお勧めします。

Change the database compatibility level and use the Query Store - SQL Server | Microsoft Learn

上記の情報がお役に立てば幸いです。

よろしくお願いいたします。

Yanhong Liu

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