
リテール版の買い切り版 Office の場合、ライセンスを Microsoft アカウント(個人アカウント)に登録してライセンス認証を行う必要があります。これを行わないと Office が利用できません。
1つの Microsoft アカウントに20個のライセンスを登録することは可能ですが、インストールした PC と使用したライセンスの対応関係を管理することはできません。これはそもそも リテール版の買い切り版 Office は個人・家庭・ホームオフィスなどの小規模事業所での利用を想定したもので、大量の PC を組織で利用する場合は想定外になります。
つまり Office 製品の選定が適切でなかったということで、もう購入済みならどうしようもありませんから、頑張って必要な数の Microsoft アカウントを作成して、それに紐づける形でライセンス認証を行い、ライセンスを管理してください。
ただし会社のネットワークなど同一の IP アドレスから1日に作成できる Microsoft アカウントの数には制限があります。おそらく連続して4~5個作成するとそれ以上は作成できなくなります。翌日以降に作成できるようになりますが、同じことを繰り返していると次第にブロックされる閾値が下がると思います。これはスパム送信に利用するアカウントを機械的に作成されることを防止するためです。
とにかくとてつもなく面倒な作業と管理を行わなくならなくなることは覚悟してください。
これを避けたいのであれば、すでに購入している Office は(返品ができなければ)無駄にする覚悟で、今から法人向け Office を購入・契約しましょう。
法人向け Office は、法人向け Microsoft 365 またはボリュームライセンス版 Office のいずれかが利用できます。