Azure AI Video Indexer についてよく寄せられる質問

Azure AI Video Indexer は、Azure AI サービスの一部であるクラウド アプリケーションであり、Azure AI Video Indexer のビデオ モデルとオーディオ モデルを使用してビデオから分析情報を抽出できます。 詳細については、「概要」を参照してください。

Azure AI Video Indexer がメディア ファイル上で実行できるいくつかの操作には、次のものが含まれます。

• 音声の識別と抽出、および話者の識別を行います。
• ビデオの画面に表示されるテキストの識別と抽出を行います。
• ビデオ ファイル内のオブジェクトを検出します。
• オーディオ トラックやビデオの画面上のテキストからブランド (Microsoft など) を識別します。
• 有名人のデータベースおよびユーザー定義の顔のデータベースから顔を検出して認識します。
• オーディオおよびビデオのコンテキスト内で話題には登場するが、特に取り上げられているわけではないトピックを抽出します。
• オーディオ トラックから字幕またはサブタイトルを作成します。

詳細情報および Azure AI Video Indexer のその他の機能については、概要に関するページを参照してください。

Azure AI Video Indexer には、Azure AI Video Indexer Web サイトまたは Azure AI Video Indexer API を使用しているときに 2,400 分の無料インデックス作成を提供する試用版オファリングが含まれています (開発者ポータルを参照)。

ビデオ ファイルやオーディオ ファイルのインデックスを大規模に作成するには、Azure AI Video Indexer を有料の Microsoft Azure サブスクリプションに接続できます。 詳しい料金情報については、価格に関するページをご覧ください。

詳しい開始方法については、作業の開始に関するページをご覧ください。

Azure AI Video Indexer の Web ベースのインターフェイスを使用して、アカウントを評価、構成、管理できます。そのとき、コーディングは必要ありません。 より複雑なアプリケーションを開発する準備ができたら、Azure AI Video Indexer API を使用して、Azure AI Video Indexer を独自のアプリケーション、Web サイト、または Azure Functions や Azure Logic Apps などのサーバーレス テクノロジを使用したカスタム ワークフローに統合できます。

Azure AI Video Indexer の顔識別と著名人認識の機能は、登録が必要な制限付きアクセス機能です。

制限付きアクセスの詳細情報と登録フォームについては、こちらの記事をご覧ください。

また、お知らせのブログ記事および顔認識の投資と保護に関するブログ記事も参照してください。

いいえ。Azure AI Video Indexer では、複数の機械学習モデルが 1 つのパイプラインに統合されます。 Azure AI Video Indexer を使用してビデオまたはオーディオ ファイルのインデックスを作成すると、1 つの共有されたタイムライン上に抽出された一連のすべての分析情報が取得されます。そのとき、顧客の側に機械学習のスキルやアルゴリズムに関する知識は必要ありません。

Azure AI Video Indexer は、ほとんどの一般的なメディア形式をサポートしています。 Azure AI Video Indexer のサポート マトリックスとサービスの制限を参照してください。

Azure AI Video Indexer Web ベースのポータルでは、ファイルのアップロード ダイアログを使用するか、ソース ファイルを直接ホストする URL をポイントすることで、メディア ファイルをアップロードできます。 iFrame や埋め込みコードを使用しているメディア コンテンツをホストする URL は、動作しません (例を参照)。

詳細については、この攻略ガイドを参照してください。

Azure AI Video Indexer では、プロジェクトを作成し、複数のファイルを追加してつなぎ合わせ、新しいファイルとしてレンダリングできます。 ソース ファイルの数は、Web サイトでは 10、API では 100 に設定されます。

Azure AI Video Indexer API と Azure AI Video Indexer Web ベースのインターフェイスの両方を使用して、ビデオまたはオーディオ ファイルのインデックス作成にかかる時間は、ファイルの長さと品質、ファイル内で見つかった分析情報の数などの複数のパラメーターによって異なります。 予想を確かなものにするには、独自のコンテンツを含むいくつかのテスト ファイルを実行して平均を取ることをお勧めします。

はい。Azure AI Video Indexer を Logic Apps、Flow、Azure Functions などのサーバーレス テクノロジに統合できます。 Azure AI Video Indexer 用の Logic App および Flow コネクタの詳細については、ここを参照してください。 パートナーによって実行されたいくつかのオートメーション プロジェクトは、Azure AI Video Indexer のサンプル リポジトリで確認できます。

Azure AI Video Indexer がどの Azure リージョンで使用できるかについては、リージョンに関するページで確認できます。

はい。 Azure AI Video Indexer では、より適切にニーズを満たすように、使用可能なモデルのいくつかをカスタマイズできます。

たとえば、Person モデルでは、1,000,000 人の有名人の顔がすぐに認識されますが、そのデータベースにはない他の顔を認識するようにトレーニングすることもできます。

詳細については、Person、Brands、Language モデルのカスタマイズに関する記事を参照してください。

はい。 ライブラリの表示で [ビデオの編集] ボタンを押すか、プレーヤーの表示で [エディターで開く] ボタンをクリックして [プロジェクト] タブに移動します。新しいプロジェクトを作成し、ライブラリからさらにビデオを追加して、それらをまとめて編集できます。完了したら、ビデオをレンダリングしてダウンロードすることができます。

新しいビデオに関する分析情報を取得したい場合は、Azure AI Video Indexer でそのインデックスを作成すると、それがライブラリに分析情報と共に表示されます。

複数のオーディオ ストリームがある場合、Azure AI Video Indexer では最初に検出したものを取得し、このストリームだけを処理します。 Azure AI Video Indexer が処理するすべてのオーディオ ストリームで、異なるチャネル (存在する場合) を取得し、それらをモノラルとしてまとめて処理します。 ストリーム/チャネルの操作では、インデックスを付ける前に、ファイルに ffmpeg コマンドを使用できます。

正しいドメインへの切り替え方法の詳細については、テナント間の切り替えに関する記事を参照してください。

Arc 対応 Kubernetes コンテナーで実行されているアプリケーション。Azure の外部にデプロイして、メディア ファイルからオーディオ分析情報を抽出して使用できます。 今後のバージョンでは、ビデオの分析情報も提供されます。

Azure Arc は、データセンター、エッジ、マルチクラウド環境で柔軟に実行できるアプリケーションとサービスの構築に役立つ Azure プラットフォームを拡張するブリッジです。 一貫した開発、運用、およびセキュリティ モデルを使用して、クラウドネイティブ アプリケーションを開発します。

プレビューに参加するには、アクティブな Azure サブスクリプション、Azure への接続、拡張機能を実行できる環境が必要です ([クイックスタートの要件]、およびプレビューに参加するためのアクセス許可を参照してください。 プレビュー に参加するための要求は、ここで送信できます。

クイック スタートに従って、Azure Arc Jumpstart で Azure Arc 対応 Kubernetes の自動化されたシナリオを体験できます。

拡張機能のインストール中に、機械学習コンテナーがエッジ コンピューティングにダウンロードされます。 これらのコンテナーの一部は数ギガバイトのサイズになる場合があり、ダウンロード時間はネットワークの状態によって異なります。 場合によっては、ダウンロードに 15 分を超える時間がかかる場合があります。

Arc で有効になっている Video Indexer には、readwritemany で 構成されたストレージ クラスが必要です。 ストレージ クラスがインストール時にクラスターの既定値として既に設定されている場合は、そのクラスが使用されます。 それ以外の場合は、別のストレージを構成する必要がある場合は、拡張機能のインストール中にプロパティとして渡すことができます。

はい。 Video Indexer 拡張機能の API は、フロントエンド拡張機能を介して使用できます。 IP アドレスまたは FQDN へのアクセスを制限できます。 また、すべての通信がセキュリティで保護されたトラフィック プロトコルを介して行われるので、有効な CA 証明書を使用し、NSG やファイアウォールなどのセキュリティ層を設定して、このエンドポイントへのアクセスを制限することをお勧めします。

トラブルシューティング ガイドを参照してください。

クライアント アプリケーションと Azure AI Video Indexer アカウントの間の通信は、トランスポート層セキュリティ (TLS) を使用して暗号化されます。 TLS は、インターネットを介してクライアントとサービスの間のプライバシーおよびデータ整合性を確保する標準の暗号化プロトコルです。 TLS の詳細については、「Transport Layer Security」を参照してください。 Video Indexer では、TLS v1.2 以上が適用されます。 顧客は暗号スイートを制御できません。Microsoft では、クライアントとサーバーの間での最初の一致を強力なものから脆弱なものへの順に選択します。

はい。Azure AI Video Indexer の Web サイトまたは API を使用して Azure AI Video Indexer からファイルを削除しない限り、ビデオ ファイルやオーディオ ファイルは格納されます。 試用版では、インデックスを付けたビデオ ファイルおよびオーディオ ファイルは、米国東部の Azure リージョンに保存されます。 それ以外の場合、ビデオ ファイルとオーディオ ファイルは Azure サブスクリプションのストレージ アカウントに保存されます。

既定では、Azure AI Video Indexer インスタンスをデプロイしたペア リージョンにデータがレプリケートされます。 データ所在地要件があるリージョンの場合、ご自身のデータは常に同じリージョン内に保持されます。 詳細については、このセクションの他のプライバシーに関する質問を確認してください。

はい。ビデオ ファイルやオーディオ ファイルだけでなく、Azure AI Video Indexer によってそれらから抽出されたすべてのメタデータや分析情報も常に削除できます。 Azure AI Video Indexer からファイルを削除すると、そのファイルと、そのメタデータや分析情報は Azure AI Video Indexer から完全に削除されます。 ただし、Azure ストレージに独自のバックアップ ソリューションを実装している場合、ファイルは Azure ストレージに残ります。

はい、アカウント管理者だけが、自分のアカウントにユーザーを招待したりメンバーを削除したりすることができ、編集特権を持つユーザーと読み取り専用アクセスを持つユーザーを割り当てることもできます。

ビデオのプライバシー設定がパブリックになっているビデオやオーディオのコンテンツには、ビデオやオーディオのコンテンツとその分析情報へのリンクを持つすべてのユーザーがアクセスできます。 ビデオのプライバシー設定がプライベートになっているビデオやオーディオのコンテンツには、ビデオやオーディオのコンテンツのアカウントに招待されたユーザーのみがアクセスできます。 コンテンツのプライバシー設定は、Azure AI Video Indexer によって抽出されるメタデータや分析情報にも適用されます。 プライバシーの設定は、ビデオ ファイルやオーディオ ファイルをアップロードするときに割り当てます。 また、インデックスの作成後にプライバシーの設定を変更することもできます。

Azure のオンライン サービス条件 (OST) に従って、ユーザーは自分のコンテンツを完全に所有しており、Microsoft は OST と Microsoft のプライバシーに関する声明に従って、ユーザーのコンテンツと Azure AI Video Indexer がそのコンテンツから抽出するメタデータや分析情報にアクセスするだけです。

いいえ、自分のアカウントで作成したカスタム モデルは、他のアカウントでは使用できません。 Azure AI Video Indexer では現在、自分のアカウントでブランド、言語、人物のカスタム モデルを作成できます。 これらのモデルは、モデルを作成したアカウントでのみ使用できます。

はい、コンテンツとその分析情報は、その Azure リージョン内に保持されます (シンガポールとブラジル南部リージョンを除く)。ただし、複数の Azure リージョンが使用されるように Azure サブスクリプションを手動構成した場合を除きます。

リージョン内の顧客データは、BCDR のために、ペアになっているリージョンにレプリケートされます。

Azure AI Video Indexer は、Microsoft のプライバシーに関する声明の対象となります。 プライバシーに関する声明では、Microsoft が処理する個人データ、Microsoft がそれをどのように処理し、何の目的でそれを処理するかについて説明しています。 プライバシーについて詳しくは、Microsoft Trust Center を参照してください。

Azure AI Video Indexer は現在、SOC 認定を取得しています。 Azure AI Video Indexer の認定を確認するには、Microsoft トラスト センターを参照してください。

ビデオが Azure AI Video Indexer にアップロードされるときは、プライベートとパブリックの 2 つのプライバシー設定から選択できます。 パブリック ビデオには、匿名ユーザーや身元が不明のユーザーを含め、誰でもアクセスできます。 プライベート ビデオは、アカウント メンバーにのみ限定されます。

ビデオを Azure AI Video Indexer にアップロードするときは、不適切なコンテンツが一般に公開されないようにするために、アルゴリズムとモデルによって自動コンテンツ分析が実行されます。 過激な描写のコンテンツが含まれるものとビデオが疑われた場合、パブリックとして設定することができなくなります。 ただし、アカウント メンバーであれば、プライベート ビデオとしてアクセスできます (表示したり、分析情報や抽出された成果物をダウンロードしたり、アカウント メンバーが利用できるその他の操作を実行したりできます)。

パブリック アクセス用にビデオを設定するには、以下のいずれかを実行します。

• 独自のインターフェイス レイヤー (アプリや Web サイトなど) を構築し、それを使用して Azure AI Video Indexer サービスと対話します。 この方法では、ビデオは Microsoft の Web サイト内でプライベートになり、ユーザーはインターフェイス経由でビデオを操作できます。 たとえば、独自のインターフェイスで分析情報を取得したり、ビデオの視聴を許可したりできます。

• コンテンツの人間によるレビューを要求します。過激な描写のコンテンツでなければ、制限が解除されることがあります。

  このオプションは、Azure AI Video Indexer の Web サイトがインターフェイス レイヤーとして、かつパブリックな (認証されていない) 表示のためにユーザーによって直接使用されている場合に調査できます。

Azure AI Video Indexer の API を使用すると、インデックス作成、メタデータの抽出、資産管理、翻訳、埋め込み、モデルのカスタマイズなど、多くのことが可能になります。 Azure AI Video Indexer API の使用に関するより詳細な情報を見つけるには、Azure AI Video Indexer 開発者ポータルを参照してください。

現在のところ、クライアント SDK は提供されていません。 Azure AI Video Indexer チームは SDK に関して作業しており、それを間もなく提供する予定です。

Azure AI Video Indexer API の使用開始に関するチュートリアルに従ってください。

Azure AI Video Indexer API には、認可 API と操作 API が含まれています。 Authorizations API に含まれている呼び出しによって、アクセス トークンがユーザーに付与されます。 Operations API の各呼び出しは、呼び出しの承認スコープと一致するアクセス トークンに関連付けられている必要があります。

アクセス トークンは、Azure AI Video Indexer API をセキュリティの目的で使用するために必要です。 この情報により、すべての呼び出しが、ユーザーまたはユーザーのアカウントへのアクセス許可を持つ人物から送信されたものであることが保証されます。

• アカウント レベル - アカウント レベルのアクセス トークンを使用すると、アカウント レベルまたはビデオ レベルに対して操作を実行できます。 たとえば、動画のアップロード、すべてのビデオの一覧表示、動画の分析情報の取得です。
• ユーザー レベル - ユーザー レベルのアクセス トークンを使用すると、ユーザー レベルに対して操作を実行できます。 たとえば、関連付けられたアカウントの取得などです。
• ビデオ レベル - ビデオ レベルのアクセス トークンを使用すると、特定のビデオに対して操作を実行できます。 たとえば、ビデオの分析情報、キャプションのダウンロード、ウィジェットの取得などです。

アクセス トークンは 1 時間ごとに期限が切れるため、1 時間ごとに新しいアクセス トークンを生成する必要があります。

ログイン情報に関するリリース ノートを参照してください。

ID プロバイダーを使用して電子メール アカウントを登録した後は、この電子メール アカウントを別の ID プロバイダーで使用することはできません。

これらは Azure AI Video Indexer サービスによって格納され、Get Video Index および Get Video Artifact Download URL API を使用してフェッチできます。

API の呼び出しに対して Azure AI Video Indexer からの追加料金は発生しません。

Azure AI Video Indexer では、インデックスを作成するコンテンツ入力の期間に基づいた単純な従量課金制の価格モデルを使用します。 エンコード、ストリーミング、ストレージ、ネットワークの使用状況、およびメディア占有ユニットについては追加料金が適用されることがあります。 詳細については、 価格に関するページを参照してください。

インデックス付きのためビデオを送信した場合、ユーザーはインデックスをビデオ分析、オーディオ分析、またはその両方として定義します。 これにより、課金される SKU が決まります。 処理中に重大レベルのエラーが発生した場合、エラー コードが応答として返されます。 こうした場合、課金は行われません。 重大なエラーは、コード内のバグか、サービスが持つ内部的異存の重大なエラーによって発生します。 間違った認識や分析情報の抽出などのエラーは重大と見なされず、応答が返されます。 有効な (エラーのないコード) 応答が返された場合はすべて、課金が行われます。

はい。Azure AI Video Indexer には、Azure AI Video Indexer Web サイトまたは Azure AI Video Indexer API を使用しているときに 2,400 分の無料インデックス作成を提供する試用版アカウントが用意されています (開発者ポータルを参照)。

"Video Indexer カスタマー サポート" visupport@microsoft.com に要求の詳細な説明を送信してください。 そこには、参照している AI モデル、オプトアウトしたい結果、結果をオプトアウトする必要がある理由、なぜこれを依頼しているかの説明を含めてください。

要求の処理には数週間かかることがあります。