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エンティティの種類

Kusto クエリは、Kusto クラスターに接続されている Kusto データベースのコンテキストで実行されます。 データベース内のデータは、クエリが参照できるテーブルに配置され、テーブル内では列と行からなる四角形のグリッドとして編成されます。 さらに、クエリはデータベース内のストアド関数 (再利用が可能なクエリ フラグメント) を参照する場合があります。

  • クラスターは、データベースを保持するエンティティです。 クラスターには名前がありませんが、クラスターの URI に cluster() 特殊関数を使用して参照できます。 たとえば、cluster("https://help.kusto.windows.net") は、Samples データベースを保持するクラスターへの参照です。

  • データベースは、テーブルおよびストアド関数を保持する名前付きエンティティです。 すべての Kusto クエリはデータベースのコンテキストで実行され、そのデータベースのエンティティは、修飾なしのクエリで参照できます。 さらに、クラスターのその他のデータベース、またはデータベースやその他のクラスターは、database() 特殊関数を使用して参照できます。 たとえば、 cluster("https://help.kusto.windows.net").database("Samples") は特定のデータベースへのユニバーサル参照です。

  • テーブルは、データを保持する名前付きエンティティです。 テーブルには、順序付けされた一連の列と、0 行以上のデータがあります。各行は、テーブルの各列に対して 1 つのデータ値を保持します。 テーブルは、クエリのコンテキストでデータベース内にある場合にのみ、名前で参照されます。それ以外の場合は、データベース参照で修飾することによって参照されます。 たとえば、cluster("https://help.kusto.windows.net").database("Samples").StormEvents は、Samples データベース内の特定のテーブルへのユニバーサル参照です。 テーブルは、table() 特殊関数を使用して参照することもできます。

  • は、スカラー データ型を持つ名前付きエンティティです。 列は、それらを参照する特定の演算子のコンテキストにある表形式のデータ ストリームに対して相対的にクエリで参照されます。

  • ストアド関数は、Kusto クエリまたはクエリ部分の再利用を可能にする、名前付きエンティティです。

  • ビューは、関数 (アドホック形式で格納または定義されている) に基づく仮想テーブルです。

  • 外部テーブルは、Kusto データベースの外部に格納されるデータを参照するエンティティです。 外部テーブルは、Kusto から外部ストレージにデータをエクスポートするためや、Kusto に取り込まずに外部データにクエリを実行するために使用されます。