適用対象: Azure Data Factory
Azure Synapse Analytics
ヒント
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この記事では、Azure Data Lake Storage Gen2 から Azure Synapse Analytics または Azure SQL Database にデータを一括コピーするために使用できるソリューション テンプレートについて説明します。
このソリューション テンプレートについて
このテンプレートは Azure Data Lake Storage Gen2 ソースからファイルを取得します。 次に、ソース内の各ファイルを反復処理し、そのファイルをコピー先データ ストアにコピーします。
現在、このテンプレートでは、DelimitedText 形式でのデータのコピーのみがサポートされています。 他のデータ形式のファイルもソース データ ストアから取得することはできますが、コピー先データ ストアにコピーすることはできません。
このテンプレートには、3 つのアクティビティが含まれています。
- Get Metadata アクティビティでは、Azure Data Lake Storage Gen2 からファイルを取得し、後続の ForEach アクティビティに渡します。
- ForEach アクティビティでは、Get Metadata アクティビティからファイルを取得し、Copy アクティビティに対して各ファイルを反復処理します。
- Copy アクティビティは ForEach アクティビティ内に存在し、各ファイルをソース データ ストアからコピー先データ ストアにコピーします。
このテンプレートでは、次の 2 つのパラメーターを定義します。
- SourceContainer は、Azure Data Lake Storage Gen2 内のデータのコピー元となるルート コンテナー パスです。
- SourceDirectory は、Azure Data Lake Storage Gen2 内のデータのコピー元となるルート コンテナーの下のディレクトリ パスです。
このソリューション テンプレートの使用方法
Azure Data Factory Studio を開き、鉛筆アイコンが表示された [作成] タブを選択します。
[パイプライン] セクションにカーソルを合わせ、右側に表示される省略記号を選択します。 その後、[Pipeline from template](テンプレートからのパイプライン) を選択します。
[ファイルからデータベースへの一括コピー] テンプレートを選択し、[続行] を選択します。
ソースとなる Gen2 ストアと、シンク用のデータベースへ、それぞれ新しい接続を作成します。 その後、[このテンプレートを使用] を選択します。
次の例に示すように、新しいパイプラインが作成されます。
[デバッグ] を選択し、 [パラメーター] で入力し、 [完了] を選択します。
パイプラインの実行が正常に完了すると、次の例のような結果が表示されます。