Azure Front Door マネージャーとは
Azure Front Door Standard および Premium の Azure Front Door マネージャーは、Azure Front Door プロファイル用に構成されたエンドポイントの概要を示します。 Front Door マネージャーを使用すると、エンドポイント コレクションを管理したり、ルーティング規則、ドメイン、配信元グループを構成したりできます。また、セキュリティ ポリシーを適用し、Web アプリケーションを保護することも可能です。
"エンドポイント" は、ドメイン名に関連付けられた 1 つ以上のルートの論理的なグループです。 ルートには、ドメインと配信元の間の配信元グループの構成とルーティング規則が含まれています。 エンドポイントには 1 つ以上のルートを指定できます。ルートには複数のドメインを含めることができますが、含めることができる配信元グループは 1 つのみです。 ドメインと配信元グループの間でトラフィックをルーティングするには、少なくとも 1 つの構成済みルートが必要です。
注意
- エンドポイントまたはルートを "有効" または "無効" にできます。
- トラフィックは、エンドポイントとルートの両方が有効な場合にのみ配信元に送信されます。
ルート内のドメインは、カスタム ドメインまたはエンドポイント ドメインのいずれかです。 カスタム ドメインの詳細については、Azure Front Door を使用してカスタム ドメインを作成するを参照してください。 エンドポイント ドメインは、新しいエンドポイントを作成するときに自動生成されるドメイン名を指します。 名前は、endpointname-hash.z01.azurefd.net
の形式のハッシュ値を含む一意のエンドポイント ホスト名です。 エンドポイント ドメインは、ルートに関連付けられている場合はアクセスできます。
セキュリティ ポリシーは、1 つ以上のドメインと 1 つの Web アプリケーション ファイアウォール (WAF) ポリシーを関連付けたものです。 WAF ポリシーにより、Web アプリケーションに対する一元的な保護が提供されます。 Azure portal を使用してセキュリティ ポリシーを管理する場合は、そのエンドポイントのルート構成にあるドメインにのみセキュリティ ポリシーを関連付けできます。
ヒント
- いずれかのドメインが異常である場合は、そのドメインを選択してドメイン ページに移動し、問題のトラブルシューティングのための適切なアクションを実行します。
- 大規模な Azure Front Door プロファイルがある場合は、Azure Front Door サービスの制限と Azure Front Door ルーティングに関する制限を確認して、Azure Front Door を適切に管理します。
- エンドポイントの詳細を確認します。
- Front Door マネージャーを使用したエンドポイントの構成について確認します。
- Azure Front Door のルーティング アーキテクチャについて理解します。
- Azure Front Door でトラフィックがどのようにルートと照合されるかを確認します。