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Azure Load Balancer では、アプリケーションにトラフィックを分散するための 2 つの分散モードがサポートされています。
Azure Load Balancer でサポートされるさまざまな分散モードの詳細については、「Azure Load Balancer 分散モード」を参照してください。
この記事では、Azure Load Balancer の分散モードを構成する方法について説明します。
分散モードの構成を変更するには、ポータルで負荷分散規則を変更します。
- Azure portal にサインインし、 [リソース グループ] をクリックして、変更するロード バランサーが含まれているリソース グループを見つけます。
- ロード バランサーの概要画面で、 [設定] の [負荷分散規則] を選択します。
- [負荷分散規則] 画面で、分散モードを変更する負荷分散規則を選択します。
- 規則の [セッション永続化] ドロップ ダウン ボックスを変更することで、分散モードが変更されます。
次のオプションを選択できます。
- [なし (ハッシュベース)] - 同じクライアントからの連続した要求を、任意の仮想マシンで処理できることを指定します。
- [クライアント IP (2 タプル: ソース IP と接続先 IP)] - 同じクライアント IP アドレスからの連続する要求を、同じ仮想マシンで処理することを指定します。
- [クライアント IP とプロトコル (3 タプル: ソース IP、接続先 IP、プロトコルの種類)] - 同じクライアント IP アドレスとプロトコルの組み合わせからの連続する要求を、同じ仮想マシンで処理することを指定します。
- 分散モードを選択し、 [保存] を選択します。
PowerShell を使用して、既存の負荷分散規則のロード バランサーの分散設定を変更します。 次のコマンドで、分散モードが更新されます。
$lb = Get-AzLoadBalancer -Name MyLoadBalancer -ResourceGroupName MyResourceGroupLB
$lb.LoadBalancingRules[0].LoadDistribution = 'default'
Set-AzLoadBalancer -LoadBalancer $lb
LoadDistribution
要素の値を、必要な負荷分散の種類に合わせて設定します。
2 タプル (ソース IP と接続先 IP) の負荷分散の場合は SourceIP を指定します。
3 タプル (ソース IP、接続先 IP、プロトコルの種類) の負荷分散の場合は SourceIPProtocol を指定します。
既定の 5 タプルの負荷分散の動作の場合は Default を指定します。
前提条件
Azure CLI を使用して、既存の負荷分散規則のロード バランサーの分散設定を変更します。 次のコマンドで、分散モードが更新されます。
az network lb rule update \
--lb-name myLoadBalancer \
--load-distribution Default \
--name myHTTPRule \
--resource-group myResourceGroupLB
--load-distribution
の値を、必要な負荷分散の種類に合わせて設定します。
2 タプル (ソース IP と接続先 IP) の負荷分散の場合は SourceIP を指定します。
3 タプル (ソース IP、接続先 IP、プロトコルの種類) の負荷分散の場合は SourceIPProtocol を指定します。
既定の 5 タプルの負荷分散の動作の場合は Default を指定します。
この記事で使用されているコマンドの詳細については、「az network lb rule update」を参照してください
次のステップ