Azure の状態の概要

Azure の状態により、Azure サービスおよびリージョンの正常性のグローバルなビューが提供されます。 Azure の状態を利用し、サービスの可用性に関する情報を取得できます。 Azure の状態を使用すると、その Service Health や、広範囲に影響を与えるインシデントを報告するすべてのサービスを誰でも表示できます。 ただし、現在の Azure ユーザーは、Azure Service Health でパーソナライズされたエクスペリエンスを使用することを強くお勧めします。 Azure Service Health には、すべての停止、今後予定されている計画メンテナンス アクティビティ、およびサービスに関する勧告が含まれています。

最上位の Azure の状態ページのスクリーンショット。

このエクスペリエンスは、2022 年 7 月 25 日に更新されました。 詳細については、Azure Service Health の新機能に関するページを参照してください。

Azure の状態の更新

Azure の状態のページは、Azure サービスの正常性が変化するとリアルタイムに更新されます。 Azure の状態のページを開いたままにする場合は、ページを新しいデータで更新する頻度を制御できます。 上部で、ページが最後に更新された時刻を確認できます。

Azure の状態の更新ページを示すスクリーンショット。

Azure の状態バナー

Azure の状態ページの状態バナーでは、Azure サービスに影響を与えるアクティブなインシデントが強調表示されています。

Azure の状態バナーの例を示すスクリーンショット。

[現在の影響] タブ

Azure の状態ページには、アクティブ イベントが Azure 全体に与える現在の影響が表示されます。 Azure Service Health を使用して、サービスに影響を与える可能性がある他の問題を表示します。

Azure の状態の [現在の影響] タブを示すスクリーンショット

Azure の状態の履歴

Azure の状態のページには常に最新の正常性情報が表示されますが、Azure の状態の履歴ページを使用して古いイベントを表示できます。 履歴ページには、2019 年 11 月 20 日以降に発生したインシデントのすべての RCA が含まれています。 2019 年 11 月 20 日より前の RCA は利用できません。 この時点から、最大 5 年間の RCA が履歴ページに表示されます。

Azure の状態の履歴ページを示すスクリーンショット。

RSS フィード

Azure の状態では、サブスクライブできる、Azure サービスの正常性に対する変化についての RSS フィードも提供されます。

Azure が [状態] ページに通信を公開するタイミング

サービスの問題に関するコミュニケーションのほとんどは、影響を受けるお客様とパートナーに直接送信されるターゲット通知として提供されます。 これらは Azure portal の Azure Service Health によって配信されます。また、構成されている Azure Service Health アラートがあれば、これによってトリガーされます。 パブリックの [状態] ページが使用されるのは、特定の 3 つのシナリオでサービスの問題について通知する場合のみです。

  • シナリオ 1 - 複数のリージョン、ゾーン、またはサービスに関係する広範囲の影響 - サービスの問題が複数のサービスにまたがり、リージョン全体または複数リージョンにおける広範かつ重大な影響を顧客にもたらします。 高可用性またはディザスター リカバリー (あるいはその両方) といった顧客によって構成されている継続性は、影響を避けるのに十分ではないため、このケースでは通知します。
  • シナリオ 2 - Azure portal/Service Health にアクセスできない - サービスの問題により Azure portal または Azure Service Health にアクセスが妨げられるため、前述した障害時の標準的な通信経路に影響が生じました。
  • シナリオ 3 - サービスに影響があるが、誰が影響を受けるかが不明 - サービスの問題が広範かつ重大な影響を顧客にもたらしますが、影響を受ける顧客、リージョン、またはサービスを確認できていません。 このケースでは、ターゲット通信を送信できないためパブリック更新を提供します。

Azure が [状態の履歴] ページに RCA を公開するタイミング

Azure の [状態] ページには常に最新の正常性情報が表示されますが、Azure の [状態の履歴] ページを使用して古いイベントを表示できます。 この履歴ページには、2019 年 11 月 20 日以降に発生したインシデントの RCA (根本原因分析) がすべて含まれており、その日付から 5 年間の RCA 履歴が提供されます。 2019 年 11 月 20 日より前の RCA はありません。

2022 年 6 月 1 日以降、Azure の [状態の履歴] ページには上記シナリオ 1 の RCA のみが提供されるようになります。 複数のサービスと複数のリージョンの両方に関する問題など、特に広範な影響が生じたサービスの問題に関する RCA の公開に専念します。 こうして公開することにより、すべての顧客および業界全体が、このような問題に対する振り返りから学び、将来的に問題が発生する可能性や問題による影響を縮小するためにどのような手順を取ったかを理解できるようにしています。

上記のシナリオ 2 と 3 については、影響を受けるすべての顧客に標準のターゲット通信で連絡できない状況を回避するため、影響が生じているときに [状態] ページでパブリックに通知することがあります。 問題が軽減してから、どのお客様のサブスクリプションが影響を受けたかを正確に判断するための徹底的な影響分析を実施します。 このようなシナリオでは、Azure portal の Azure Service Health を介して、関連する PIR を影響を受けるお客様のみに提供します。

次の手順

  • Service Healthを利用し、Azure の正常性について、よりパーソナライズしたビューを取得できる方法を学習します。
  • Resource Healthを利用し、Azure の特定のリソースの正常性について、よりきめ細かなビューを取得できる方法を学習します。