Azure 仮想ネットワーク暗号化とは?

Azure 仮想ネットワーク暗号化は、Azure 仮想ネットワークの機能です。 仮想ネットワーク暗号化を使用すると、Azure 仮想マシン間のトラフィックをシームレスに暗号化および復号化できます。

Azure のお客様のトラフィックがデータセンター間を移動するたびに、Microsoft は IEEE 802.1AE MAC セキュリティ標準 (MACsec) を使用してデータリンク レイヤー暗号化の方法を適用します。 この暗号化は、Microsoft や Microsoft の代理によって制御されていない物理的な境界外のトラフィックをセキュリティで保護するために実装されています。 この方法は、基盤のネットワーク ハードウェア全体におけるポイントツーポイントで適用されています。 仮想ネットワーク暗号化を使用すると、同じ仮想ネットワーク内の仮想マシンと仮想マシン スケール セット間のトラフィックを暗号化できます。 また、リージョンとグローバルでピアリングされた仮想ネットワーク間のトラフィックも暗号化されます。 仮想ネットワーク暗号化により、Azure の既存の転送中の暗号化機能が強化されます。

Azure の暗号化の詳細については、「Azure 暗号化の概要」を参照してください。

要件

仮想ネットワーク暗号化には、次の要件があります。

可用性

Microsoft Azure Virtual Network 暗号化は、すべての Azure パブリック リージョンで一般提供されています。

制限事項

Azure Virtual Network 暗号化には、次の制限があります。

  • PaaS が関係するシナリオでは、PaaS がホストされている仮想マシンによって、仮想ネットワーク暗号化がサポートされているかどうかが決まります。 仮想マシンは、一覧表示されている要件を満たしている必要があります。

  • 内部ロード バランサーについては、ロード バランサーの背後にあるすべての仮想マシンは、サポートされている仮想マシン SKU である必要があります。

次のステップ