ルート ノード
BizTalk エディターでは、 スキーマ ノードの子ノードは ルート ノードと呼ばれます。 ルート ノードは特殊な種類の Record ノードであり、通常の Record ノードよりもいくつかのプロパティがあります。 ルート ノードは、スキーマによって記述されたドキュメントの種類を表し、必要に応じて名前を変更できます。 たとえば、スキーマが表すメッセージの種類 (purchaseOrder、orderAcknowledgment、shipNotice など) を記述するように ルート ノードの名前を変更できます。
BizTalk エディターで新しい XML スキーマを作成すると、 スキーマ ノードと 1 つの ルート ノードが自動的に作成されます。 追加の ルート ノードを スキーマ ノードの子として作成できます。これにより、単一の XML スキーマ定義 (XSD) 言語表現内にスキーマのライブラリを作成できます。 たとえば、スキーマのライブラリを作成して、注文書の送信やさまざまなルート ノードの名前付け (purchaseOrder、orderAcknowledgment、shipNotice など) に関連するメッセージのスキーマを表すことができます。
次の例は、スキーマのツリー ビューの ルート ノードに対応するスキーマの XSD 表現の行を示しています。
<?xml version="1.0" encoding="utf-16" ?>
<xs:schema xmlns="http://BizTalk_Server_Project1.Schema2"
xmlns:b="http://schemas.microsoft.com/BizTalk/2003"
targetNamespace="http://BizTalk_Server_Project1.Schema2"
xmlns:xs="http://www.w3.org/2001/XMLSchema">
<xs:element name="Root">
<xs:complexType />
</xs:element>
</xs:schema>
BizTalk エディターのルート ノードは、該当するメッセージの対応する XML インスタンス内のメイン要素を表します。 たとえば、特定のスキーマの ルート ノードの名前が purchaseOrder に変更された場合、対応する XSD 表現の大まかな構造は次のようになります。
<?xml version="1.0" encoding="utf-16" ?>
<xs:schema xmlns="http://BizTalk_Server_Project1.Schema2"
xmlns:b="http://schemas.microsoft.com/BizTalk/2003"
targetNamespace="http://BizTalk_Server_Project1.Schema2"
xmlns:xs="http://www.w3.org/2001/XMLSchema">
<xs:element name="">
<xs:complexType>
...
</xs:complexType>
</xs:element>
</xs:schema>
対応する XML インスタンス メッセージには、次の基本構造が必要です。
<?xml version="1.0"?>
<purchaseOrder ...>
...
</purchaseOrder>
注意
ルート ノードに Field 属性がない場合があります。 ルート ノードにアタッチされているフィールド属性は、スキーマと共に保存されません。
- スキーマの BizTalk 表記
- ノードのプロパティ
- UI ガイダンスと開発者 API 名前空間リファレンスで Node プロパティを記録する
- ノードのプロパティを設定する方法