トランザクション
BizTalk Server オーケストレーション エンジンは、状態を管理し、ビジネス ロジックを適用し、複雑な処理やトランザクション セットの実行をサポートするアプリケーションを呼び出します。
ビジネス プロセスは、アトミック トランザクションを使用した個々の作業として構成することが可能で、エラーや長時間実行されるトランザクションが発生した場合は、自動的にすべての変更をロールバックします。ネストされたトランザクションを含めたり、エラーから回復するためにカスタム例外処理を使用することも可能です。 このようなトランザクション セマンティクスは通常、オーケストレーション デザイナーの Scope コンストラクターを使用して管理します。
長時間プロセスは、完了するまでに数日から数週間以上かかる場合があります。 実行時間の長いプロセスでは、通常、関連付けを使用して、受信したメッセージを送信できるメッセージに関連付けます。 オーケストレーション エンジンは通常、このようなインスタンスを退避してシステム リソースを保持し、関連付けられたメッセージを受け取るとプロセスを回復させます。 オーケストレーション エンジンは、一定のチェックポイントでオーケストレーションの状態をメッセージ ボックス データベースに格納し、アプリケーション例外またはシステム例外からの復旧に使用します。
BizTalk オーケストレーション エンジンに提供されているトランザクション プログラミング モデルでは、例外処理や失敗したトランザクションからの復旧のほか、エラーや長時間実行されるトランザクションが発生した場合に自動的に作業内容をロールバックするアトミック トランザクションをサポートしています。これには、カスタム例外処理に加え、他のトランザクションを含めることも可能です。