/MAP (マップ ファイルの生成)

/MAP[:filename]

引数

filename
マップ ファイルのユーザー指定の名前。 既定の名前が置き換えられます。

解説

/MAP オプションは、マップ ファイルを作成するようにリンカーに指示します。

リンカーでは既定で、プログラムのベース名と拡張子 .map を使用して、マップ ファイルに名前を付けます。 省略可能な filename を使用すると、マップ ファイルの既定の名前をオーバーライドできます。

マップ ファイルは、リンクされているプログラムに関する次の情報を含むテキスト ファイルです。

  • モジュール名。ファイルのベース名です

  • (ファイル システムからではなく) プログラム ファイル ヘッダーからのタイムスタンプ

  • プログラム内のグループのリスト。各グループの開始アドレス (section:offset)、長さ、グループ名、クラスが示されます

  • パブリック シンボルのリスト。各アドレス (section:offset)、シンボル名、フラット アドレス、シンボルが定義されている .obj ファイルが示されます

  • (section:offset としての) エントリ ポイント

/MAPINFO オプションでは、マップ ファイルに含める追加情報を指定します。

Visual Studio 開発環境でこのリンカー オプションを設定するには

  1. プロジェクトの [プロパティ ページ] ダイアログ ボックスを開きます。 詳細については、Visual Studio での C++ コンパイラとビルド プロパティの設定に関する記事を参照してください。

  2. [構成プロパティ]>[リンカー]>[デバッグ] プロパティ ページを選択します。

  3. [マップ ファイルの生成] プロパティを変更します。

このリンカーをコードから設定するには

  1. GenerateMapFileMapFileName を参照してください。

関連項目

MSVC リンカーのリファレンス
MSVC リンカー オプション