アウトバウンド マーケティングでフォーム マッチングを構成する

重要

この記事は、アウトバウンド マーケティングにのみ適用されます。

マッチング フォームでは、既存のレコードを更新するか新しいレコードを作成するかを決定する際に、フォームの送信と既存の取引先担当者、またはリードをマッチングする方法を定義します。

たとえば、単純な取引先担当者マッチング戦略としては、メール アドレスだけに基づくものなどがあります。 送信を受け取ると、Dynamics 365 Customer Insights - Journeys は既存の取引先担当者の中に送信されたメール アドレスを持つものがいるかどうかを確認します。 一致が見つかった場合は、その送信を使って取引先担当者を更新します。一致が見つからない場合は、受け取った値で新しい取引先担当者を作成します。

リードの場合、受信したフォーム送信と一致する既存のリード レコードが見つかると、新しい送信がそのリードの履歴の一部となり、リードのスコアに影響することがあります。

各種類のマッチング戦略はおそらく少数で、多くの組織がそれぞれ 1つだけ使用します。 そのため、各戦略を一度定義するだけで、新しいフォームを作成するたびに、またすべての新規フォームの既定の戦略を定義するときに、選択可能になります。 マッチング戦略を表示および作成できる場所は 3 つあります。

  • 設定>リード管理>マッチング フォームに移動して、ご利用のインスタンスで使用可能なすべての戦略を表示、作成、編集します。
  • 各種類 (リードと取引先担当者) の既定の戦略を選択できます。 これらは、ユーザーが新しいマーケティング フォームを作成するたびに既定で選択されますが、ユーザーは必要に応じて個々のフォームに対して設定をカスタマイズできます。 詳細: ランディング ページの構成
  • マーケティング フォームを作成または編集する場合、使用可能な戦略から選択することも、新規に作成することもできます。 詳細: マーケティング フォームの作成、表示、管理

どちらの場合でも設定は同じです。

マッチングフォームの設定。

名前説明を入力して、戦略を記述します。 対象フィールドは、戦略の適用対象のエンティティの種類 (リードまたは取引先担当者) に設定します。

属性見出しの下にある一覧では、一致を検索するときに考慮する取引先担当者またはリード属性 (フィールド) を指定します。 一致するレコードは、ここで指定するすべての属性について値が一致している必要があるので、使う属性が多いほど、検索が絞り込まれます。 多くの場合はメール アドレスだけで取引先担当者の一意識別子として十分ですが、複数の取引先担当者がメール アドレスを共有している可能性がある場合、または (同じ人物の取引先担当者レコードが余分に作成されるリスクはあっても) 厳密に制御したい場合は、追加の属性 (名や姓など) を使うことができます。

属性セクションのツール バーのボタンを使用して、一覧の属性を追加、編集、削除できます。

Note

リードのマッチングでは、emailaddress1msdyncrm_marketingpageid などのリード発生元属性の両方を追加することを検討できます (これは既定の構成です)。 これにより、システムでは電子メール アドレスと、リードを作成した特定のマーケティング ページの組み合わせに基づいてリードを識別することができます。 リード マッチング戦略の一部としてページ ID を含めることにより、単一の取引先に対して複数のリードを使用し、それぞれのリードで異なるキャンペーンの関心を追跡できます (各キャンペーンが独自マーケティング ページを使用している場合)。 ただし、ページ ID は Power Apps ポータル へホストされたマーケティング ページによってのみ提供されます。キャプチャされたフォームと 外部サイト に埋め込まれたフォームの場合、ページ ID は保存されないため、リード マッチングの場合、すべての外部フォームは同じフォームのように見えます。

重要

ビジネス スコープの構成は、照合戦略の動作に影響します。 詳細情報: リードおよび取引先担当者の作成、マッチング、およびスコアリング