セキュリティ要件
GDK は、パブリックの部分と、セキュリティで保護された部分で構成されています。 Microsoft GDK の大部分は一般に公開されています。
Xbox One ソフトウェア開発キット と、Microsoft GDK のセキュア (パートナー) バージョンは、すべての開発ハードウェア、ソフトウェア、ドキュメント、関連資料を含め、パートナー専用であり、機密性が高いものと見なされます。パートナーは、Xbox One ソフトウェア開発キット、または Microsoft GDK のセキュア (パートナー) バージョンを共有してはなりません。 パートナーは以下の条項に従って、Xbox One ソフトウェア開発キット と、Microsoft GDK のセキュア (パートナー) バージョンを一般に公開しないようにする必要があります。
Microsoft の開発ポータルまたは Web サイトを通じて対象者およびその雇用主に提供される開発用ハードウェア、ソフトウェア、および関連ドキュメントを注文、ダウンロード、アクセス、または使用することにより、対象者およびその雇用主は、以下の条項が Microsoft Corporation (以下 "Microsoft") またはその関連会社と対象者またはその雇用者 ("ライセンシー") との間で締結された Xbox 開発キット使用許諾契約または Microsoft Game Development Kit 使用許諾契約 (以下まとめて "契約") に含まれることに同意するものとします。 以下の条項が契約の条項と矛盾する場合は、そのような矛盾に関してのみ、契約の条項が優先されます。
以下の条項の対象者は、状況に応じて、ライセンシーの従業員、ライセンシー、ライセンシーの他の従業員でソフトウェア タイトルの開発に直接従事する必要不可欠な者、および Microsoft によって明示的に承認された協力会社を意味します。
物理的アクセス
開発用ハードウェア (そのすべての他のコンポーネントを含む) の取り出し、使用、および保管は、これらの作業を行う権限のある人のみがアクセスできるセキュリティで保護された場所で行う必要があります。 セキュリティで保護された場所には、開発用ハードウェア (そのすべてのコンポーネントを含む) が格納されている場所にアクセスする権限のある人のみが中に入ることができる、ロックされた入口が必要です。
ユーザー アクセス
Xbox One ソフトウェア開発キット、または Microsoft GDK のセキュア (パートナー) バージョン (その開発用ハードウェア、ソフトウェア、およびすべてのコンポーネントを含む) へのアクセス (リモート アクセスを含む) は、業務上それにアクセスする必要がある人、ソフトウェア タイトルの開発に直接従事する従業員または協力会社で、守秘義務を遵守する人のみに制限する必要があります。
開発用ハードウェアのセキュリティと返却
開発用ハードウェアの保有中にセキュリティ維持の責任を負うライセンシー従業員 ("資産管理者") を指名し、Microsoft から要請されたときにはハードウェアまたは他のコンポーネントを返却する必要があります。 Microsoft は、提供したすべての開発用ハードウェアの保有と管理が継続されていることを確認するために、一意のクイック レスポンス ("QR") コード ラベルをいくつかの開発用ハードウェア コンポーネントの外面に貼っています。 QR コードは、iOS または Android ベースの携帯電話デバイスに装備されているカメラを使用して簡単にスキャンできるように設計された 2 次元バーコード ラベルです。 資産管理者は、Microsoft から要請されたときに QR コード リーダー アプリケーション (携帯電話デバイスの全プラットフォームで無料で利用可能) を使用して QR コード ラベルをスキャンすることにより、提供されている開発用ハードウェアを保有および管理していることを確認する必要があります。 QR コード ラベルをスキャンすることで、アセットの識別情報と位置情報を Microsoft に提供することになります。それらの情報はクラウド ベースのサービスで安全に保管されます。 資産管理者は、モバイル デバイスまたは Web ブラウザーで、Microsoft から提供された資格情報を使用してこのサービスにログオンし、この情報を確認することができます。 開発用ハードウェアの QR コード ラベルをスキャンする方法については、Microsoft から追加のガイダンスが提供されます。 開発用ハードウェアの定期的な QR コード スキャンで特定の情報が収集されて Microsoft に提供されることを理解し同意するものとします。 それらの情報 (資産管理者の名前、本体 ID、IP アドレス、ハードウェアの位置情報など) は、Microsoft によってセキュリティおよびアセット管理の目的でのみ使用されます。
機密性
守秘義務業務を進める上で必要な場合を除き、Xbox One ソフトウェア開発キット、または Microsoft GDK のセキュア (パートナー) バージョンについて組織のメンバーと話をしてはいけません。 Xbox One ソフトウェア開発キット、または Microsoft GDK のセキュア (パートナー) バージョンについてその他の人 (家族や友人など) と話をしてはいけません。 公のインターネット Web サイト (ブログ、ニュースグループ、フォーラムなど) に、Xbox One ソフトウェア開発キット、または Microsoft GDK のセキュア (パートナー) バージョンに関する情報を公開してはいけません。 Xbox One ソフトウェア開発キット、または Microsoft GDK のセキュア (パートナー) バージョンに関するあらゆるメディアの質問は、Microsoft に対して行われる必要があります。
守秘義務の違反
守秘義務の違反が生じた場合、Microsoft は適切な措置を講じます。これには、(a) Xbox One ソフトウェア開発キット、または Microsoft GDK のセキュア (パートナー) バージョンへのアクセス権の取り消し、(b) 本契約および Microsoft との関係の終了、および (c) 刑事訴訟が含まれます。
監査
Microsoft は、これらのセキュリティ要件に関する監査をいつでも行うことができます。 これらのセキュリティ要件に反する行為は、契約の重大な違反になります。