outlookCategory リソースの種類

名前空間: microsoft.graph

ユーザーが Outlook アイテム (メッセージやイベントなど) をグループ化するために使用できるカテゴリを表します。 ユーザーはマスター リストにカテゴリを定義し、これらのユーザー定義カテゴリの 1 つ以上をアイテムに適用できます。

カテゴリを作成してユーザーのマスター カテゴリ リストに定義するには、REST API を使用することができます。 また、このマスター カテゴリ リストの取得特定のカテゴリの取得、カテゴリに関連付けられている色の更新、カテゴリの削除などの操作を行うこともできます。 カテゴリをアイテムに適用するには、適用対象とするアイテムの categories コレクションに、カテゴリの displayName プロパティを割り当てます。 カテゴリを割り当てることができるリソースには、 連絡先イベントメッセージ投稿および todoTask が含まれます

各カテゴリを特徴付けるプロパティには、displayNamecolor の 2 つがあります。 displayName の値は、ユーザーのマスター リスト内で一意でなければなりません。 一方、color には一意の値を設定する必要はありません。マスター リストに含まれる複数のカテゴリに、同じ色をマッピングすることができます。 ユーザーのマスター リスト内のカテゴリには、最大 25 種類の色をマッピングできます。

メソッド

メソッド 戻り値の型 説明
カテゴリの一覧表示 outlookCategory コレクション ユーザーに対して定義されているすべてのカテゴリを取得します。
カテゴリの取得 outlookCategory 指定した outlookCategory オブジェクトのプロパティとリレーションシップを取得します。
作成 outlookCategory ユーザーのマスター カテゴリ リスト内に outlookCategory オブジェクトを作成します。
更新 outlookCategory 指定した outlookCategory オブジェクトの書き込み可能な color プロパティを更新します。
削除 None 指定した outlookCategory オブジェクトを削除します。

プロパティ

プロパティ 説明
color categoryColor カテゴリを特徴付ける、あらかじめ設定された色の定数。定数は、事前定義された 25 種類の色のいずれか 1 つにマッピングされています。 詳細については、次の注を参照してください。
displayName String ユーザーのメールボックス内でカテゴリを識別する一意の名前。 カテゴリが作成された後に、この名前を変更することはできません。 読み取り専用です。

注:color に使用できる値は、あらかじめ設定されている Nonepreset0preset1 などの定数です。 設定済みの定数は、それぞれ 1 つの色にマッピングされています。ただし、実際の色は、カテゴリを表示する Outloook クライアントに依存します。 次の表に、設定済みの各定数に Outlook (デスクトップ クライアント) でマッピングされている色を記載します。

設定済みの定数 Outlook でマッピングされている色
None マッピングされている色なし
Preset0
Preset1 オレンジ
Preset2
Preset3
Preset4
Preset5 青緑
Preset6 オリーブ
Preset7
Preset8
Preset9 深紅
Preset10 鋼色
Preset11 DarkSteel
Preset12 灰色
Preset13 DarkGray
Preset14
Preset15 DarkRed
Preset16 DarkOrange
Preset17 DarkBrown
Preset18 DarkYellow
Preset19 DarkGreen
Preset20 DarkTeal
Preset21 DarkOlive
Preset22 DarkBlue
Preset23 DarkPurple
Preset24 DarkCranberry

JSON 表記

リソースの JSON 表記を次に示します。

{
  "color": "String",
  "displayName": "String"
}