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Parameter オブジェクト (ADO)

適用先: Access 2013、Office 2013

パラメーター クエリまたはストアド プロシージャに基づく、Command オブジェクトに関連付けられたパラメーターまたは引数を表します。

注釈

プロバイダーの多くは、パラメーター化されたコマンドをサポートしています。 これらのコマンドでは、必要なアクションが事前に定義されていますが、コマンドの一部の詳細を変更するために変数 (またはパラメーター) が使用されています。 たとえば、SQL SELECT ステートメントでは、あるパラメーターを使用して WHERE 句の照合条件を定義し、別のパラメーターを使用して SORT BY 句の列名を定義できます。

Parameter オブジェクトは、パラメーター化されたクエリ、またはストアド プロシージャの入出力引数と戻り値に関連付けられたパラメーターを表します。 プロバイダーの機能によっては、 Parameter オブジェクトの一部のコレクション、メソッド、またはプロパティを使用できない場合があります。

Parameter オブジェクトのコレクション、メソッド、およびプロパティを使用すると、次の操作を実行できます。

  • Name プロパティを使用して、パラメーターの名前を設定または取得できます。

  • Value プロパティを使用して、パラメーターの値を設定または取得できます。 Value は、 Parameter オブジェクトの既定のプロパティです。

  • AttributesDirectionPrecisionNumericScaleSize、および Type の各プロパティを使用して、パラメーターの特性を設定または取得できます。

  • AppendChunk メソッドを使用して、長いバイナリ データまたは文字データを渡すことができます。

  • Properties コレクションを使用して、プロバイダー固有の属性にアクセスできます。

呼び出すストアド プロシージャまたはパラメーター化されたクエリに関連するパラメーターの名前とプロパティを把握している場合、CreateParameter メソッドを使用して、適切なプロパティが設定された Parameter オブジェクトを作成し、 Append メソッドを使用して、それらのオブジェクトを Parameters コレクションに追加できます。 これにより、 Parameters コレクションの Refresh メソッドを呼び出してプロバイダーからパラメーター情報を取得しなくても、パラメーターの値を設定したり取得したりすることができるため、リソース消費量を少なくできます。