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Chart オブジェクト (Excel)

ブック内のグラフを表します。

注釈

ChartObject オブジェクトに含まれている埋め込みグラフか、独立したグラフ シートのどちらかのグラフです。

Charts コレクションには、ブック内の各グラフ シートの Chart オブジェクトが含まれます。 Charts (indexindex はグラフ シートのインデックス番号または名前です。) を使用して単一の Chart オブジェクトを返します。

グラフのインデックス番号は、ブック タブ バー上のグラフ シートの位置を表します。 Charts(1) はブックの最初の (左端の) グラフです。Charts(Charts.Count) は最後の (右端の) グラフです。

すべてのグラフ シートは、非表示になっている場合でもインデックス数に含まれます。 グラフ シートの名前は、グラフの [ブック] タブに表示されます。 ChartObject オブジェクトの Name プロパティを使用して、グラフ名を設定または返します。

次の使用例は、グラフ シート 1 の系列 1 の色をで変更します。

Charts(1).SeriesCollection(1).Format.Fill.ForeColor.RGB = rgbRed

次の使用例は、Sales というグラフ シートを作業中のブックの最後に移動します。

Charts("Sales").Move after:=Sheets(Sheets.Count)

Chart オブジェクトはSheets コレクションのメンバーでもあります。このコレクションには、ブックにあるすべてのシート (グラフ シート、ワークシートの両方) が含まれています。 Sheets (indexindex はシートのインデックス番号または名前です。) を使用して単一のシートを返します。

グラフがアクティブ オブジェクトの場合は、ActiveChart プロパティを使用して参照できます。 グラフ シートは、ユーザーが選択するか、または Chart オブジェクトの Activate メソッドもしくは ChartObject オブジェクトの Activate メソッドでアクティブ化された場合にアクティブになります。

次の使用例では、グラフ シート 1 をアクティブ化してから、グラフ タイプとタイトルを設定します。

Charts(1).Activate 
With ActiveChart 
 .Type = xlLine 
 .HasTitle = True 
 .ChartTitle.Text = "January Sales" 
End With

埋め込みグラフは、ユーザーが選択するか、またはそのグラフが含まれる ChartObject オブジェクトが Activate メソッドでアクティブ化された場合にアクティブになります。

次の使用例は、ワークシート 1 の埋め込みグラフ 1 をアクティブ化してから、グラフ タイプとタイトルを設定します。 埋め込みグラフがアクティブ化された後は、この例のコードは前の例のコードと同じになります。 ActiveChart プロパティを使用すると、埋め込みグラフまたはグラフ シート (アクティブな方) を参照できる Visual Basic コードを記述できます。

Worksheets(1).ChartObjects(1).Activate 
ActiveChart.ChartType = xlLine 
ActiveChart.HasTitle = True 
ActiveChart.ChartTitle.Text = "January Sales"

グラフ シートが作業中のシートの場合は、ActiveSheet プロパティを使用して参照できます。 次の使用例は、Activate メソッドを使って Chart1 という名前のグラフ シートをアクティブにし、グラフ内の系列 1 の塗りつぶしの色を青に設定します。

Charts("chart1").Activate 
ActiveSheet.SeriesCollection(1).Format.Fill.ForeColor.RGB = rgbBlue

イベント

メソッド

プロパティ

関連項目

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