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Words オブジェクト (Word)

選択範囲、指定範囲、文書にある単語のコレクションです。 Words コレクションの各アイテムは、1 つの単語を表す Range オブジェクトです。 Word オブジェクトはありません。

注釈

Words プロパティを使用して Words オブジェクトを返します。 次のコード例では、現在いくつの単語が選択されているかを表示します。

MsgBox Selection.Words.Count & " words are selected"

1 つの単語を表す Range オブジェクトを返すには、Words (Index) を使用します。Index はインデックス番号です。 インデックス番号は、 Words コレクション内の単語の位置を表します。 次のコード例では、選択範囲の最初の単語を 24 ポイント斜体として書式設定します。

With Selection.Words(1) 
 .Italic = True 
 .Font.Size = 24 
End With

Words コレクションのアイテムには、単語と単語に続くスペースの両方が含まれます。 単語に続くスペースを削除するには、Visual Basic の RTrim(ActiveDocument.Words(1)) などの RTrim 関数を使用します。 次のコード例では、作業中の文書で最初の単語 (および単語に続くスペース) を選択します。

ActiveDocument.Words(1).Select

カーソルの直後にスペースがある場合、Selection.Words(1) は、カーソルの前の単語を表します。 カーソルの直後に文字がある場合、Selection.Words(1) は、カーソルの後ろの単語を表します。

文書内のこのコレクションに Count プロパティを使用して、メイン ストーリー (本文) のみに含まれる項目の数を取得します。 他のストーリーのアイテムを数えるには、このコレクションと共に Range オブジェクトを使用します。 また、Count プロパティには、句読点および段落記号もすべて含まれます。 文書の実際の単語数のみを数えるには、[文字カウント] ダイアログ ボックスを使用します。 次のコード例では、現在の文書の単語数を取得し、その値を変数 numWords に代入します。

Set temp = Dialogs(wdDialogToolsWordCount) 
' Execute the dialog box to refresh its data. 
temp.Execute 
numWords = temp.Words

注:

組み込みのダイアログ ボックスを表示する方法については、「Word の組み込みのダイアログ ボックスを表示する」を参照してください。

Add メソッドは Words コレクションには使用できません。 代わりに、 InsertAfter または InsertBefore メソッドを使用して、テキストを Range オブジェクトに追加します。 次のコード例では、作業中の文書で最初の単語に続けてテキストを挿入します。

ActiveDocument.Range.Words(1).InsertAfter "New text "

メソッド

名前
アイテム

プロパティ

名前
アプリケーション
Count
Creator
First
Last
Parent

関連項目

Word オブジェクト モデル リファレンス

サポートとフィードバック

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