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XMLNodes オブジェクト (Word)

[XML データ構造] 作業ウィンドウのツリー ビューのノードを表す XMLNode オブジェクトのコレクションで、ユーザーが文書に適用した要素を表します。 ツリー ビューの各ノードは、XMLNode オブジェクトのインスタンスです。 ツリー ビューの階層は、ノードに子ノードがあるかどうかを示します。

注釈

ou には、選択範囲、指定範囲、または文書全体について XMLNodes コレクションを返すことができます。 XMLNodes コレクション内の 各 XMLNode オブジェクトの表示順序は、指定された選択範囲、指定範囲、または文書内で、開始タグまたは終了タグが表示される同じ順序です。

個別の XMLNode オブジェクトを取得するのにには、 XMLNodes コレクションの Item メソッドを使用します。 XML 要素が適用されているスキーマに基づいて有効であるとすべての必須の子要素が存在し、必要な順序で確認するのにには、 Validate メソッドを使用します。 Validate メソッドを実行すると、 ValidationStatus プロパティを使用して要素が有効であり、ユーザー ドキュメントで XML を作成するのには修正する必要があるユーザーにメッセージを表示する ValidationErrorText プロパティは、XML スキーマの規則に準拠しているかどうかを確認します。

次の例では、作業中のドキュメント内の各 XML 要素を検証し、要素または属性がスキーマに対して無効であることが判明した場合は、要素が無効である理由を説明するメッセージをユーザーに返します。

Dim objNode As XMLNode 
 
For Each objNode In ActiveDocument.XMLNodes 
 objNode.Validate 
 If objNode.ValidationStatus <> wdXMLValidationStatusOK Then 
 MsgBox objNode.ValidationErrorText(True) 
 End If 
Next

選択範囲、指定範囲、または文書に XML 要素を追加するのにには、 Add メソッドを使用します。 次の使用例では、カーソル位置、または現在の選択範囲の周囲で作業中の文書に SimpleSample スキーマからの例の要素を挿入します。

注:

XML では大文字と小文字が区別されるため、 Add メソッドの Name パラメーターに入力された XML 要素は、Namespace パラメーターで参照されているスキーマに表示されるとおりに正確に型指定する必要があります。

Dim objNode As XMLNode 
Dim intResponse As Integer 
 
Set objNode = Selection.XMLNodes.Add("example", "SimpleSample") 
 
objNode.Validate 
 
If objNode.ValidationStatus < 0 Then 
 intResponse = MsgBox("This element is invalid. " & _ 
 "Are you sure you want to add it?", vbYesNo) 
 If intResponse = vbNo Then objNode.Delete 
End If

関連項目

Word オブジェクト モデル リファレンス

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