Visual Studio 2013 のアプリケーション ライフサイクル管理に関する新機能
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Visual Studio アプリケーション ライフサイクル管理 (ALM) を使用すると、製品ライフサイクルを管理し、リスクを軽減し、効率を向上させることができます。 Visual Studio Team Foundation Server 2013 をインストールしたり、以前のバージョンからアップグレードしたりすると、次の表に示す新機能とサポートされるタスクを活用できるようになります。
最新の TFS 更新プログラムによって行われるバグ修正および機能追加については、以下の記事を参照してください。
バージョン管理に関する新機能
バージョン管理に Git を使用できます (Git チーム プロジェクトを作成する必要があります)。
バージョン管理機能が強化されて、より多くの作業を Web ブラウザーで行うことができるようになりました。 ナビゲーション、表示 (コード、変更セット、シェルブセット、注釈、履歴の表示)、およびアクセス許可の管理が強化されています。
Web ベースのバージョン管理エクスプローラーを使用して、変更セットやコミットに対するコメントを作成したりコメントに返信したりできます。 これにより、ソース コードの変更についてチームの他のメンバーと話し合うことができます。 変更セット、シェルブセット、または Git のコミットに対してコメントを追加できます。
[保留中の変更]、[変更セットの詳細]、[シェルブセットの詳細] の各ページをチーム エクスプローラーからドッキング解除 ( ) し、新しいウィンドウで開くことができます。
アジャイル ツール、チーム コラボレーション、プロジェクトの計画と追跡に関する新機能
プロジェクトのポートフォリオを管理して、複数のチーム間にまたがる作業のスコープを理解し、その作業をより広い構想に昇格させる方法を視野に入れることができます。 最高 5 つのポートフォリオ バックログから成る階層を定義できます。 詳細については、MSDN ホワイト ペーパー アジャイル ポートフォリオの管理: 複数チームでの TFS によるバックログのサポート を参照してください。
単純なリストのクエリ結果をグラフ化 することで、進捗状況を視覚化します。 同じクエリに対して、円グラフ、棒グラフ、バー、縦棒グラフ、積み上げ縦棒グラフなど、複数の種類のグラフを作成できます。
チームのルーム を使用して、リアルタイムで、進行中の作業について話し合い、質問を行い、ステータス情報を共有し、発生した問題を明確にすることができます。
バージョン管理システムの Git を使用するチーム プロジェクトを作成します。
新しい [接続] ページでは、チーム エクスプローラーを使用して他のチーム プロジェクトにすばやくコンテキストを切り替える ことができます。
チーム エクスプローラーでワークスペースにソリューションが表示されるようになりました。 これにより、目的のソリューションを選択するだけで簡単にソリューションを切り替えることができるようになりました。
TFS アップグレード中にチーム プロジェクトと既定のプロセスに行われた変更について知るには、ここ を参照してください。
Team Foundation ビルドの新機能
Git を使用してコードをビルドできます (Git チーム プロジェクトを作成する必要があります)。
開発用コンピューターの Visual Studio で使用されているのと同じフォルダー構造にビルド出力ファイルを整理できます。
コンパイルの前後およびテスト実行の前後にバッチ スクリプトと PowerShell スクリプトを実行できます。
Visual Studio オンラインまたは内部設置型のサーバーから TFS にビルド出力をドロップできます。
すべてのビルドで診断ログを使用できるようになりました。
チーム エクスプローラーから [ビルド] ページをドッキング解除 ( ) し、固有のウィンドウに表示できます。
ビルドの定義、ビルド テンプレート、および Windows ストア アプリのビルドとテストが簡素化されています。 既定のテンプレートはバージョン管理ではなく TFS に格納されます。
デバッグ中に一致する配置済みコードを見つけられるように配置用のビルドを設定します。 「配置後に問題を診断するためのリリースのセットアップ 」を参照してください。
アーキテクチャ、モデリング、設計に関する新機能
コード エディターからコード マップを作成することにより、コード内の関係をマップできます。 「コード マップ上の特定の依存関係の対応付け 」を参照してください。
コード ウィンドウまたは呼び出し履歴ウィンドウでコード マップを作成することにより、デバッグ中に呼び出し履歴を表示できます。
コード マップを使用して、コード内を視覚的に移動できます。
コード マップがコード エディターの横に表示されるので、作業中に、コード内のどこにいるかを簡単に確認できます。
開発者の品質ツールおよび診断ツールに関する新機能
テストに関する新機能
クラウド ベースのロード テスト により、ロード テスト用の仮想マシンがセットアップされ、時間やリソースを節約できます。
ブラウザー ベースの軽量なテスト管理機能および実行機能により、ソフトウェア プロジェクトの品質を向上させることができます。
チーム ビルドの一部として、Windows ストア アプリの単体テストや Windows ストアの単体テストを実行できます。
コード化された UI テストで、XAML および Internet Explorer 11 (100% ズーム) を使用した Windows ストア アプリがサポートされます。
手動テストまたは探索的テスト セッションを使用して、リモート デバイスで実行されている Windows ストア アプリをテストできます。
Visual Studio 2012 の Lab Management のエージェントのインストールと構成がより簡単になりました。
Visual Studio 2012 の Lab Management に SCVMM 2012 とクラスター化された Hyper-V ホストが含まれています。
開始するには、「Team Web Access での手動テストの計画 」を参照してください。
配置に関する新機能
アプリのリリースを管理するプロセスが改善されました。 それぞれの段階に特有の環境にアプリを配置します。 それぞれの手順の承認により、プロセスの手順を管理します。
開始するには、「リリース管理による配置の自動化 」を参照してください。
TFS インストールと管理に関する新機能
TFS には SharePoint Foundation 2013 が付属しています。
TFS は、Windows Server や SQL Server などの次世代の Microsoft サーバー製品をサポートしています。
TFS 管理コンソールからバックアップと復元の自動アクティビティをスケジュール できます。
Q & A
Q: ソフトウェアはどこでダウンロードできますか。
A: 「Visual Studio のダウンロード 」からソフトウェアにアクセスできます。
Q: TFS を更新するにはどうすればよいですか。
A: Team Foundation Server にアップグレードするための詳細な手順については、ここ を参照してください。
TFS 2005、TFS 2008、または TFS 2010 からアップグレードする場合は、「TFS 2013 の互換性と依存関係 」を参照してください。
Q: TFS をインストールするにはどうすればよいですか。
A: 「Team Foundation Server インストール ガイド 」を参照してください。
Q: Visual Studio オンラインの使い方を教えてください。
A: Visual Studio ALM に登録してクラウドで使用するには、ここ にアクセスしてください。
Q: クライアントとサーバーの互換性についてどこで知ることができますか。
A: 「Team Foundation クライアントと Team Foundation Server の間の互換性 」を参照してください。
Q: Visual Studio 2013 の新機能についてどこで知ることができますか。
A: Visual Studio 2013 の新機能の概要については、ここ を参照してください。