Team Foundation Server のアップグレード
このガイドは、Team Foundation Server 2013 の最新リリースにアップグレードするときに使用します。
ここでは、インプレース アップグレードや、新しいハードウェアに移行するアップグレードなど、実行されることが多いアップグレード タスクを取り上げて段階ごとに説明します。また、SharePoint については TFS と同じサーバーで実行するか、別の場所で実行するかを判断する方法について説明します。 このほか、ビルド コンピューターのアップグレード方法や、アップグレード後のチーム プロジェクトに新しい機能を追加する方法についても取り上げます。
アップグレード要件の確認
TFS アプリケーション層サーバーのアップグレード
新しいビルド サーバーの設定
チーム プロジェクトへの新しい機能の追加
- Q: 保留中の変更があるファイルはどのように処理すべきでしょうか。 アップグレードする前にチェックインする必要がありますか。
1.アップグレード要件の確認
まず、「TFS のアップグレード要件」を参照してください。 このリリースでは、SQL Server と SharePoint の要件が変更されています。 これまでサポートされていた SharePoint のバージョンのうち、サポート対象外となったものがあるため、継続して TFS で使用するには、SharePoint のファームをアップグレードする必要があります。
2.TFS アプリケーション層サーバーのアップグレード
次に、サーバーのアップグレード パスを選択します。
TFS の基本インストール (または Express) を使用しているかどうかに応じて、手順は変わります。また、同じハードウェアを使用するか (標準的なアップグレード)、新しいコンピューターに移行するか (高度なアップグレード) によっても手順が変わります。 以下のパスからいずれか 1 つを選択してください。
TFS Basic または Express のアップグレード (基本的なアップグレード)
使用中のハードウェアと同じものを TFS アプリケーション層で今すぐ使用する (標準的なアップグレード)
使用中のハードウェアとは異なるものを TFS アプリケーション層で今すぐ使用する (高度なアップグレード)
3.新しいビルド サーバーの設定
アプリケーション層をアップグレードした後には、新しいビルド サービスをインストールすることがあります。 ビルド サービスのインストールに関するトピックの下部に、ビルド サービスおよびアップグレードに関するヒントがあります。
Team Foundation ビルド サービスのセットアップ
4.チーム プロジェクトへの新しい機能の追加
また、ウィザードを使用してチーム プロジェクトに新しい機能を追加できます。
アップグレードされたチーム プロジェクトの更新による新機能の利用
Q & A
Q: 開発用コンピューターへの変更についてはどうすればよいですか。アップグレードする前にプッシュまたはチェックインする必要がありますか。
A: TFVC ファイルへの変更をチェックインしたり、Git ファイルへの変更をプッシュしたりする必要はありません。 アップグレードが完了したら、チーム メンバーはアップグレードされたサーバーに接続して作業を続行できます。
アップグレードの処理中に変更内容をローカルの開発者用コンピューターにバックアップする場合は、次の操作を実行できます。
TFVC: 変更をシェルブします。
Git: 別のコンピューターまたはストレージ デバイスにあるバックアップの場所にリポジトリをコピーまたはプッシュします。