August 2006 DirectX SDK の新しい機能

このバージョンの DirectX SDK には、次の新しい機能、ツール、およびドキュメントが含まれています。

  • PIX:Direct3D 9 シェーダー デバッグ
    PIX では、シングル フレーム キャプチャーの内部にある頂点シェーダーとピクセル シェーダーをデバッグできるようになりました。アセンブリ命令を移動したり、ブレークポイントを設定したり、シェーダーを最初から再起動させたりできます。シェーダーがデバッグ情報と共にコンパイルされていて、HLSL ソース ファイルが利用できる場合は、ソース コードも一緒に表示されます。現在、シェーダー デバッガーはレジスタの内容を表示しています。今後のリリースでは、これは HLSL 変数の内容を表示するようになり、ソースレベルのステッピングが可能になります。

  • PIX:現在のメッシュ表示
    現在選択されている描画関数呼び出しイベントでは、メッシュ データを表示できるようになりました。3D データは、レンダリング パイプラインの各ステージ (点処理の前後、ジオメトリ シェーダーの後、画面空間内など) について、ワイヤフレームおよび数値形式で表示されます。これによって、各描画関数呼び出しイベントのパイプラインを通過する際の、データの変化を調べることができます。

  • XACT: 3D パンのプロパティ
    再生イベントの新しいプロパティを使用して、モノラル コンテンツまたはマルチチャンネル コンテンツの Wave 再生のパン方向を指定することができます。

  • Direct3D 10 テクノロジ プレビュー
    August 2006 DirectX ® SDK の Direct3D ® 10 テクノロジ プレビューを使って構築されたサンプルおよびアプリケーションを実行するには、Windows ® Vista TM RC1 が必要です。Windows Vista RC1 は、MSDN ® サブスクライバーで入手できます。

    Windows Vista Beta 2 と Windows Vista RC1 の間では、Direct3D 10 コア API の構文がいくつか変更されていることに注意してください。複数の API が追加されたり、名前が変更されたり、削除されたりしています。すべての変更のリストは、August リリース ノートを参照してください。

  • 新しい技術関連記事
    このリリースには次の 3 つの新しい技術関連記事が含まれています。

  • Skinning10 サンプル
    Skinning10 サンプルには、Direct3D 10 ハードウェアでスキニングを実行するさまざまな方法が示されています。

以前のリリース

以前のリリースに追加されている機能の詳細については、「DirectX SDK の新機能」を参照してください。