IMediaLocator インターフェイス
IMediaLocator インターフェイスは、DirectShow 編集サービス (DES) でファイル名を検証するためのメソッドを提供する。このインターフェイスを使って提供されたファイル名およびパスが既存のファイルに対応していることを確認する。このインターフェイスは、他の場所にあるファイルを検索する手段、および [開く] ダイアログ ボックスを表示してユーザーがファイルを探せるようにする手段も提供する。
メディア ロケータは、このインターフェイスを実装している。タイムラインおよびレンダリング エンジンも、次のメソッドによってファイル名の検証をサポートしている。
- IAMTimeline::ValidateSourceNames: タイムライン内のファイル名を検証および更新する。
- IRenderEngine::SetSourceNameValidation: レンダリング エンジンがレンダリング時にファイル名を検証する方法を指定する。
DES アプリケーションでは、通常はこれらのメソッドを呼び出し、メディア ロケータのインスタンスを直接作成することはない。詳細については、「メディア ロケータの使い方」を参照すること。
IUnknown から継承したメソッドに加えて、IMediaLocator インターフェイスは次のメソッドを公開する。
メソッド | 説明 |
AddFoundLocation | ディレクトリ キャッシュにディレクトリを追加する。 |
FindMediaFile | ファイルを検索し、成功した場合は、そのファイルへのパスを取得する。 |
要件
ヘッダー : Qedit.h をインクルードする。このヘッダー ファイルは、バージョン 7 以降の Microsoft® Direct3D® のヘッダーとは互換性がない。
ライブラリ : strmiids.lib を使用。