メディア ロケータの使い方
メディア ロケータは、ファイル名を検証し、ローカル ディレクトリまたはネットワーク ディレクトリで足りないファイルを検索するヘルパー オブジェクトである。メディア ロケータは、過去の検索でファイルが見つかったディレクトリ パスのキャッシュを維持する。ファイルを見つけるために、メディア ロケータはこのキャッシュ内のディレクトリを検索する。そこで見つからなかった場合、メディア ロケータは [ファイルを開く] ダイアログを表示し、ユーザーが手動でファイルを見つけられるようにする。ユーザーがファイルを見つけた場合、メディア ロケータはその新しいディレクトリをキャッシュに追加する。メディア ロケータは IMediaLocator インターフェイスを公開する。
通常、アプリケーションでメディア ロケータのインスタンスを直接作成することはない。代わりに、タイムラインおよびレンダリング エンジンは、メディア ディテクタを使ってファイル名を検証する以下のメソッドを提供している。
- タイムラインでファイル名を検証するには、IAMTimeline::ValidateSourceNames を呼び出す。オプションで、このメソッドはソース オブジェクトを正しいファイル名で更新する。
- プロジェクトがレンダリングされるときにファイル名を検証するには、IRenderEngine::SetSourceNameValidation を呼び出す。
どちらのメソッドも、メディア ロケータの動作を制御するフラグをパラメータにとる。たとえば、検索をローカル ディレクトリだけに限定できる。