IRenderEngine::SetSourceNameValidation
SetSourceNameValidation メソッドは、レンダリング エンジンがファイル名を検証する方法を指定する。
構文
HRESULT SetSourceNameValidation(
BSTR FilterString,
IMediaLocator *pOverride,
LONG Flags
);
パラメータ
FilterString
Microsoft® Win32® の OPENFILENAME 構造体の lpstrFilter メンバで必要な書式に設定されたフィルタ文字列のペアを含む BSTR 値。メディア ロケータは、エンド ユーザーに [開く] ダイアログ ボックスを表示する場合に、このフィルタを使う。
pOverride
デフォルトの代わりに使うメディア ロケータの IMediaLocator インターフェイスへのオプションのポインタ。デフォルトのメディア ロケータを使うには、この引数の値を NULL に設定する。詳細については、「注意」を参照すること。
Flags
メディア ロケータの動作を指定するファイル名検証フラグのビット単位の論理和。SFN_VALIDATEF_CHECK フラグは必ず設定する必要がある。SFN_VALIDATEF_IGNOREMUTED フラグは、このメソッドでは意味を持たない。
戻り値
次のいずれかの HRESULT 値を返す。
値 | 説明 |
S_OK | 成功。 |
E_MUST_INIT_RENDERER | レンダリング エンジンが初期化に失敗した。 |
注意
pOverride 引数を使うと、IMediaLocator インターフェイスの独自のカスタム実装を使える。たとえば、デフォルトのメディア ロケータは、見つかった (または見つからなかった) ファイルについてアプリケーションに通知を行わない。このような制限を回避するために、カスタム メディア ロケータを実装して、デフォルト バージョンのラッパーとすることができる。そして、デフォルト バージョンに IMediaLocator::FindMediaFile 呼び出しを直接渡して、その戻り値を調べる。
現在、このメソッドは動的にロードされたソースを検証しない。「IRenderEngine::SetDynamicReconnectLevel」を参照すること。
要件
ヘッダー : Qedit.h をインクルードする。このヘッダー ファイルは、バージョン 7 以降の Microsoft® Direct3D® のヘッダーとは互換性がない。
ライブラリ : strmiids.lib を使用。
参照