Application Request Routing Version 2
公開日: 2009 年 3 月 18 日 (作業者: iisteam (英語))
更新日: 2009 年 9 月 23 日 (作業者: iisteam (英語))
はじめに
このドキュメントのセクションは、Microsoft Application Request Routing Version 2 for IIS 7.0 RC に適用されます。
Microsoft Application Request Routing (ARR) for IIS 7.0 は、HTTP ヘッダー、サーバー変数、および負荷分散アルゴリズムに基づいて HTTP 要求をアプリケーション サーバーに転送するプロキシ ベースのルーティング モジュールです。
ARR Version 2 RC は、Version 1 の機能がすべて含まれている段階的なリリースで、ディスク ベースのキャッシュのサポートが追加されています。 具体的には、ARR Version 2 RC を使用すると以下のことができます。
ディスク キャッシュを使用して、ARR Version 1 のシナリオを強化する。
CDN/ECN 環境で、ARR をキャッシュ ノードのようにキャッシュ プロキシとして使用する。
- ARR をエッジ/子キャッシュ ノードとして使用する。
- ARR を親キャッシュ ノードとして使用する。
メモ:
- ARR Version 1 と ARR Version 2 RC を並行してインストールすることはできません。
- ARR Version 2 Beta 1/Beta 2 と ARR Version 2 RC を並行してインストールすることはできません。
- ARR Version 1 または ARR Version 2 Beta 1/Beta 2 が既にインストールされている場合は、アンインストールしてから ARR Version 2 RC をインストールしてください。
機能
ARR Version 2 RC の主要な機能を次に示します。
- ディスク ベースのキャッシング
- キャッシュ階層管理
- CDN/ECN 環境でのキャッシュ プロキシ ノード
- 圧縮されたオブジェクトのキャッシング (RC 版で機能強化)
- IIS マネージャーの使用によるキャッシュされたコンテンツの参照 (RC 版で機能強化)
- キャッシュされたコンテンツの削除
- キャッシュ制御ディレクティブの上書き
- キャッシュ ノードのウォームアップ (RC 版で機能強化)
- インテリジェントなバイト範囲のサポート
- インテリジェントなライブ要求のサポート
- 応答を処理しながらキャッシング
サポート
ベータ版リリースへのサポートは、フォーラムでのみ利用できます。
モジュールのダウンロード
- Microsoft Application Request Routing Version 2 for IIS 7.0 RC (x86) をダウンロード(英語)。
- Microsoft Application Request Routing Version 2 for IIS 7.0 RC #40;x64) をダウンロード(英語)。
モジュールの使用
以下の記事では、ARR Version 2 RC をインストールして構成する方法について説明しています。 記事ごとに高度な内容になっていくので、記事は以下の記載順に参照することを強くお勧めします。
Application Request Routing (ARR) Version 2 for IIS 7.0 RC のインストール
運用環境で展開する際の IIS 構成に関する推奨事項が含まれています。ARR のディスク キャッシュの有効化および構成
複数のキャッシュ ノード間で共有できるプライマリ キャッシュ ドライブとセカンダリ キャッシュ ドライブの構成方法が記載されています。ARR のキャッシュ階層の定義方法
ARR で、キャッシュの関連性を管理する方法について説明しています。CDN/ECN でのキャッシュ ノードとしての ARR の構成
ARR をエッジ/子キャッシュ ノードおよび親キャッシュ ノードとして展開する手順について説明しています。ディスクにキャッシュされたコンテンツの参照 (RC 版で機能強化)
IIS マネージャーを使用し、複数のプライマリ キャッシュ ドライブにまたがってキャッシュされたコンテンツを表示します。ARR からのキャッシュされたコンテンツの削除
参照しながら、または URL パターンを照合して、キャッシュされたコンテンツを 1 つ以上削除します。HTTP 応答のキャッシュ制御ディレクティブの上書き
キャッシュ制御ディレクティブに関係なく、キャッシュする対象および期間を制御します。想定されるコンテンツを使用した ARR のキャッシュ ノードのウォームアップ (RC 版で機能強化)
コンテンツの要求が発生する前に、ARR のコンテンツを事前にキャッシュします。ARR のバイト範囲要求のセグメント サイズの構成
ARR によるバイト範囲要求の処理方法について説明しています。ARR の要求統合機能の構成
ARR により、ライブ ストリーミング メディアの処理が簡素化されるしくみを理解します。ARR での圧縮の使用(RC 版の新機能)
コンテンツ サーバーで圧縮がサポートされていない場合でも、ARR では圧縮されたオブジェクトの圧縮およびキャッシュを行います。ARR の展開に関する推奨事項
ARR の展開に関するベスト プラクティスおよび推奨事項が記載されています。
URL 書き換えモジュールの変更点
ARR Version 2 RC には、更新されたバージョンの URL 書き換えモジュール 2.0 が含まれており、URL 書き換え 2.0 ベータ版がリリースされてから最新の変更点がいくつか導入されています。 以下は、最新の変更点です。
分散された書き換えルールでサーバー変数を設定する場合は、そのサーバー変数を <allowedServerVariables> コレクションに追加する必要があります。 これを行うには、IIS マネージャーで URL 書き換えのユーザー インターフェイスを使用するか、以下に示すように applicationHost.config ファイルを変更します。 グローバル規則を使用してサーバー変数を設定している場合は、このように変更する必要はありません。
<rewrite> <allowedServerVariables> <add name="MY_SERVER_VARIABLE" /> </allowedServerVariables> </rewrite>
HTTP_CONTENT_TYPE サーバー変数は、RESPONSE_CONTENT_TYPE に置き換えられています。 送信書き換えルールで、HTTP_CONTENT_TYPE を確認する前提条件が使用されている場合、そのルールは機能しなくなります。 RESPONSE_CONTENT_TYPE を代わりに使用するように前提条件を変更してください。
このセクションの内容
Application Request Routing Version 2 のインストールこのトピックでは、Microsoft Application Request Routing (ARR) Version 2 for IIS 7.0 RC をインストールする手順について説明しています。 目標: Microsoft Application Request Routing Version 2 for IIS 7.0 RC とその依存モジュールを正しくインストールすること。 ARR バージョン... |
作成日: 2009 年 9 月 23 日 (作業者: iisteam (英語)) |
HTTP 要求ヘッダーおよび IIS サーバー変数の設定このドキュメントのセクションは、Application Request Routing Version 2.0 のリリース候補版であるIIS 7 用の URL 書き換えモジュール Version 2.0 に適用されます。このチュートリアルでは、URL 書き換えモジュール Version 2.0 を使用して、HTTP 要求ヘッダーを設定する方法について説明しています... |
作成日: 2009 年 9 月 24 日 (作業者: ruslany (英語)) |
Application Request Routing のディスク キャッシュの構成および有効化.style1 { font-weight: normal; } このドキュメントのセクションは、Microsoft Application Request Routing Version 2 for IIS 7.0 RC に適用されます。 目標: ディスク キャッシュを正しく構成および有効化して、コアとなる Application Request Routing (ARR) Version 1 で使用... |
作成日: 2009 年 9 月 23 日 (作業者: iisteam (英語)) |
Application Request Routing を使用したキャッシュ階層構造の管理このドキュメントのセクションは、Microsoft Application Request Routing Version 2 for IIS 7.0 RC に適用されます。 目標: Cache Array Routing Protocol (CARP) を使用し、エッジ キャッシュ ノードとして Application Request Routing (ARR) を正しく定義し、構成すること。 ARR ... |
作成日: 2009 年 9 月 23 日 (作業者: iisteam (英語)) |
CDN での Application Request Routing の展開このドキュメントのセクションは、Microsoft Application Request Routing Version 2 for IIS 7.0 RC に適用されます。 目標: CDN/ECN 環境における 2 層キャッシュ階層展開で、子/エッジ キャッシュ ノードおよび親キャッシュ ノードを正しく構成すること。焦点... |
作成日: 2009 年 9 月 23 日 (作業者: wonyoo (英語)) |
Application Request Routing のディスクにキャッシュされたコンテンツの参照このドキュメントのセクションは、Microsoft Application Request Routing Version 2 for IIS 7.0 RC に適用されます。 目標: Application Request Routing (ARR) のキャッシュされたコンテンツを正しく表示し、管理すること。 必要条件 このチュートリアルの前提として、精通... |
作成日: 2009 年 9 月 23 日 (作業者: wonyoo (英語)) |
キャッシュ オブジェクトの削除このドキュメントのセクションは、Microsoft Application Request Routing Version 2 for IIS 7.0 RC に適用されます。 目標: Application Request Routing (ARR) に関してディスクからキャッシュされたコンテンツを正しく削除すること。 キャッシュされたコンテンツを削除する方法はいくつかあります... |
作成日: 2009 年 9 月 23 日 (作業者: iisteam (英語)) |
Application Request Routing を使用した手動によるキャッシュ制御ディレクティブの上書きこのドキュメントのセクションは、Microsoft Application Request Routing Version 2 for IIS 7.0 RC に適用されます。 目標: キャッシュ機能の動作およびキャッシュの有効期間を制御するキャッシュ制御ディレクティブの管理規則を作成すること。 場合によって、... |
作成日: 2009 年 9 月 23 日 (作業者: wonyoo (英語)) |
Application Request Routing でのキャッシュ ノードのウォームアップこのドキュメントのセクションは、Microsoft Application Request Routing Version 2 for IIS 7.0 RC に適用されます。 目標: 想定される要求を見越して、Application Request Routing (ARR) キャッシュ ノード をあらかじめ正しくキャッシュ (つまり、キャッシュ ノードの"ウォームアップ") すること... |
作成日: 2009 年 9 月 23 日 (作業者: wonyoo (英語)) |
Application Request Routing のバイト範囲要求のセグメント サイズの構成このドキュメントのセクションは、Microsoft Application Request Routing Version 2 for IIS 7.0 RC に適用されます。 目標: Application Request Routing (ARR) によるバイト範囲要求の処理方法を理解して構成すること。 必要条件 これは、ARR の高度な機能です。この... |
作成日: 2009 年 9 月 23 日 (作業者: wonyoo (英語)) |
Application Request Routing の要求統合機能の構成このドキュメントのセクションは、Microsoft Application Request Routing Version 2 for IIS 7.0 RC に適用されます。 目標: Application Request Routing (ARR) の要求統合機能を理解して構成すること。 必要条件 これは、ARR の高度な機能です... |
作成日: 2009 年 9 月 23 日 (作業者: wonyoo (英語)) |
ARR での圧縮の使用このドキュメントのセクションは、Microsoft Application Request Routing Version 2 for IIS 7.0 RC に適用されます。 目標: Application Request Routing (ARR) のコンテンツ エンコード圧縮機能を理解して構成すること。 必要条件 これは、高度な機能... |
作成日: 2009 年 9 月 23 日 (作業者: wonyoo (英語)) |
Application Request Routing の展開に関する推奨事項.style1 { margin-left: 40px; } このドキュメントのセクションは、Microsoft Application Request Routing Version 2 for IIS 7.0 RC に適用されます。 目標: Application Request Routing (ARR) の展開に関する推奨事項に注目して理解すること。これは、ベスト... |
作成日: 2009 年 9 月 23 日 (作業者: wonyoo (英語)) |