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サブスクリプション ミラーリング リファレンス

ここでは、Microsoft® .NET Alerts サブスクリプション ミラーリング インターフェイスのリファレンス情報を提供します。

リファレンス

次に示すパラメータは、SubscriptionChange.asp に渡されます。

  • cp
    .NET Alerts Site ID。このパラメータの最大許容長は 10 文字です。このパラメータは必須です。

  • cpa
    .NET Alerts プロバイダの認証チケット。このパラメータは必須です。この文字列は、次の要素の連結の MD5 ハッシュです。

    • .NET Alerts プロバイダのパスワード。パスワードは大文字と小文字が区別されます。
    • 申し込み内容の作成対象となるユーザーの Microsoft .NET Passport Unique ID (PUID)。PUID は 0xHHHHHHHH**:0x**LLLLLLLL の形式でなければなりません。H および L は、PUID の上位部分および下位部分の 16 進数を表します。16 進数は大文字で指定する必要があります。
    • グリニッジ標準時 (GMT) による現在の時刻。yyyymmddhh の形式による文字列として表されます。yyyy は年を、mm は月を、dd は日を、hh は時間 (24 時間形式) を指定します。

    たとえば、.NET Alerts プロバイダのパスワードが "my_password"、ユーザーの PUID が 0x01234567:0x89ABCDEF、現在の GMT 時刻が 2000 年 1 月 1 日午後 2 時の場合、cpa パラメータは文字列 "my_password0x01234567:0x89ABCDEF2000010114" の MD5 ハッシュになります。

    .NET Alerts クライアント ライブラリには、cpa パラメータを自動的に生成するメソッド GetCPA が用意されています。GetCPA は、ユーザーの PUID を入力として取り込んで、レジストリから .NET Alerts プロバイダのパスワードを取得します。InstallSDKKey.exe ユーティリティを使用して、プロバイダのパスワードが暗号化されてレジストリに格納されます。詳細については、「InstallSDKKey.exe を使用する」を参照してください。

    認証チケットにはタイム スタンプが含まれるので、信頼できる公的な時刻サーバーと定期的に同期をとることによって、サーバーのシステム時刻を正確に保つようにしてください。

  • dbg
    デバッグ モードを有効にするパラメータ。省略可能です。完全なデバッグ情報を表示する場合は、値 "y" を指定します。エラー時のみデバッグ情報を表示する場合は、値 "s" を指定します。このパラメータの最大許容長は 2 文字です。

  • lcid
    サブスクリプション ミラーリング処理で生成されたテキストのロケール ID (LCID) の値を 10 進数 (ベース 10) で指定するパラメータ。省略可能です。LCID は、ユーザーが .NET Alerts サービスを申し込むときに一貫した言語で表示されるようにするために使用されます。通知を受信するためのサインアップをしていないユーザーが申し込みをしようとすると、.NET Alerts の [通知の追加] ページがユーザーに表示されます。また、申し込みの処理中に .NET Alerts の [通知の配信先の選択] ページと、設定を確認するページもユーザーに表示されます。Microsoft .NET Alerts プロバイダは、ユーザーが申し込みを行うサイトの言語に対応する LCID を指定する必要があります。たとえば、ユーザーが日本にあるサイトから申し込む場合は、このパラメータを 1041 (日本の LCID) に設定すると、申し込み処理中、[配信設定] の各ページが日本語で表示されます。サポートされている LCID の一覧については、「IMsnNotification::put_BodyLanguage プロパティ」を参照してください。

    .NET Alerts の [配信先の変更] ページ、[配信設定] ページ、および設定を確認するページはコブランドすることができます。詳細については、「コブランディングの概要」を参照してください。

     サブスクリプション ミラーリング呼び出しを行うときは、必ず lcid パラメータを使用して LCID を指定する必要があります。 サブスクリプション ミラーリング呼び出しで LCID を指定しないと、プロバイダのサイトで使用される言語と、申し込み処理中に表示されるページのコブランド要素で使用される言語が一致しなくなることがあります。このような言語の不一致は、ユーザーの混乱を招きます。 サブスクリプション ミラーリング呼び出しでは、必ずプロバイダの Web サイトで使用する言語および文字セットの LCID と一致する LCID を指定するようにすれば、申し込み処理中一貫性のある言語がユーザーに表示されます。

  • req
    実行するアクションを指定します。有効なアクション指定子は次のとおりです。

    • s - 申し込み内容を作成または変更します。
    • d - 申し込み内容を削除します。

    このパラメータの最大許容長は 240 文字です。このパラメータは必須です。

    以前のバージョンの .NET Alerts サービスでは、カテゴリと呼ばれる機能をサポートしていました。カテゴリは、カテゴリ ID を req パラメータに追加するように要求することによってサポートされていました。カテゴリ ID を req パラメータに追加する必要はなくなりましたが、後方互換性を維持するために、現在でもカテゴリ ID の追加はサポートされています。ただし、カテゴリ ID を指定しても無視されます。

  • rtn
    return URL。有効なプロトコル (http://、https://、ftp:// など) が含まれます。申込者を .NET Alerts サブスクリプション ミラーリング サーバーからリダイレクトする URL を指定します。このパラメータは、Response.Redirect 呼び出しを使用して送信する場合は URL でエンコードする必要があり、パラメータを含むことはできません。HTTP POST 操作では自動的にエンコードされます。一度 URL でエンコードされたパラメータをさらにエンコードしないようにしてください。このパラメータの最大許容長は 512 文字です。このパラメータは必須です。ユーザーがサブスクリプション ミラーリング システムにリダイレクトされたときに rtn パラメータが指定されていない場合、サブスクリプション ミラーリング操作は中止され、ユーザーは .NET Alerts ホーム ページにリダイレクトされます。

    重要 return URL に有効なプロトコル指定子が含まれていない場合は、一部の条件下では、プロバイダのサイトへの復帰に失敗する可能性があります。 この問題を回避するために、必ず return URL の先頭に有効なプロトコルを含める必要があります。たとえば、単に www.adventure-works.com と指定するのではなく、https://www.adventure-works.com のように return URL を指定してください。

    次に示すパラメータは、return URL に戻されます。

  • req
    実行されたアクションを示す文字列です。アクションを示す有効な文字列は次のとおりです。

    • c - 申し込み内容が作成されました。
    • m - 申し込み内容が変更されました。
    • d - 申し込み内容が削除されました。 たとえば、"req=s-100000000" を指定したサブスクリプション ミラーリング呼び出しでは、申し込み内容が作成されたことを示す "req=c" を返します。
  • ce
    エラー コード。エラーが発生しなかった場合、ce は空白になります。設定可能な値を次の表に示します。

説明

cp-inv-policy-create .NET Alerts サブスクリプション ミラーリング データベース内のユーザーのレコードを作成または変更するときにエラーが発生しました。
cp-notfound-[ERRORCODE] cp パラメータに指定された .NET Alerts Site ID は、有効な Site ID の一覧内に見つかりませんでした。[ERRORCODE] は 16 進数の値であり、デバッグに使用できます。cp パラメータを使用して Site ID を正しく指定していることを確認して、操作をやり直してください。
cp-sslnotenabled SSL を使用したサブスクリプション ミラーリング呼び出しが行われましたが、呼び出し元にはサブスクリプション ミラーリング呼び出しに SSL を使用する権限がありません。
cp-syn-badact 無効なアクションが req パラメータに指定されていました。有効なアクションは、申し込み内容を作成または変更する s、あるいは申し込み内容を削除する d のいずれかです。有効なアクションを指定して、操作をやり直してください。
cp-syn-badcpa cpa パラメータに指定された認証チケットが無効です。認証チケットの作成方法については、cpa パラメータの説明を参照してください。認証チケットのハッシュの作成に使用するいずれかの要素が正しくないと、作成された認証チケットはサブスクリプション ミラーリング サーバーによって拒否されます。認証チケットの作成に使用するパスワードは、cp パラメータで指定された Site ID に関連付けられているパスワードと一致する必要があります。GetCPA メソッドを使用して認証チケットを生成する場合は、このメソッドがパスワードをレジストリから取得し、システム時刻を使用してタイム スタンプを生成することに注意してください。認証チケットのハッシュに対するすべての入力項目が正しく、形式に誤りがないことを確認して、操作をやり直してください。
cp-syn-catnotnum 指定されたカテゴリ ID が数値ではありません。カテゴリ ID は 9 桁の数字であり、req パラメータのダッシュ (-) の後に追加します。この数字は 100000000 でなければなりません。 この数字が 100000000 であることを確認して、操作をやり直してください。
cp-syn-cpnotnum cp パラメータで指定された値が数値ではありません。Site ID に含めることができるのは数字だけです。有効な Site ID を cp パラメータに指定して、操作をやり直してください。
cp-syn-invalidcpid cp パラメータが無効です。有効な数値の cp パラメータを指定して、操作をやり直してください。
cp-syn-invalidreq req パラメータが無効です。正しい形式で req パラメータを指定して、操作をやり直してください。
cp-syn-noactreq req パラメータが指定されていませんでした。有効な req パラメータを指定して、操作をやり直してください。
cp-syn-nocatid 指定されたカテゴリ ID は、現在定義されているどのカテゴリとも一致しません。カテゴリ ID は 9 桁の数字であり、req パラメータのダッシュ (-) の後に追加します。この数字は 100000000 でなければなりません。この数字が 100000000 であることを確認して、操作をやり直してください。
cp-syn-nocp cp パラメータが指定されていませんでした。プロバイダの Site ID を cp パラメータに指定して、操作をやり直してください。
cp-syn-nocpa cpa パラメータが指定されていませんでした。有効な認証チケットを cpa パラメータに指定して、操作をやり直してください。
cp-syn-toomanyparams req パラメータと act パラメータが両方とも指定されていました。act パラメータは使用されていません。req パラメータに置き換わりました。req パラメータだけを指定して、操作をやり直してください。
parameter-lentoolong 指定されたパラメータのうち 1 つまたは複数のパラメータが長すぎます。入力パラメータの値が正しく指定されていることを確認して、操作をやり直してください。
  • ie
    内部エラーが発生したことを示すエラー コード。 内部エラーは、Microsoft 製品サポート サービスに報告することができます。 このパラメータで返された値を含めるようにしてください。 詳細については、「サポートを利用する」を参照してください。

関連項目

サブスクリプション ミラーリングの概要  |  INotificationsUtility::GetCPA メソッド (C++)  |  NotificationsUtilityClass.GetCPA メソッド (C#)  |  NotificationsUtilityClass.GetCPA メソッド (Visual Basic .NET)  |  NotificationsUtility.GetCPA メソッド (Visual Basic)

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