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Office ソリューションの開発

Microsoft Office 2000/Visual Basic プログラマーズ ガイド   

Microsoft® Office 2000 ベースのソリューション開発に必要になるのは、コード記述の基本を身に付けることです。正しいコード記述については、第 3 章「安定したコードを記述する」で説明します。この章では、名前付け基準やコードの構造など、効果的かつ再利用可能、保全性に優れ、洗練されたコードを記述するために必要な情報が記載されています。

第 4 章「Office のオブジェクトおよびオブジェクト モデルを理解する」では、Office ソリューション開発の核となるオブジェクト モデルについて詳細に説明します。この章では、オブジェクトの使用方法を、そのアプリケーション自体からのみでなく、オートメーション (旧 OLE オートメーション) を使用したほかのアプリケーションからも、詳細にわたって解説します。

第 5 章「Office アプリケーションを使用する」では、Microsoft Access、Microsoft Excel、Microsoft FrontPage®、Microsoft Outlook®、Microsoft PowerPoint®、Microsoft Word の各オブジェクトにおけるコードの記述方法を学習します。この章では、各 Office アプリケーションのオブジェクト モデルを使用する際に役立つ情報や再利用可能なコードを数多く紹介します。

第 6 章「Office の共有コンポーネントを使用する」は、Office 2000 の全アプリケーションで使用する Microsoft Office オブジェクト モデルにおけるオブジェクトについて説明します。Office オブジェクト モデルには、コマンド バー、ファイル検索機能、Office アシスタント、および HTML ドキュメントやスクリプトに使用するオブジェクトが含まれます。

第 7 章「Visual Basic for Applications を最大限に活用する」には、文字列や数値、日付、配列に使用するための、プログラミング技術の向上に役立つプロシージャが用意されています。

第 8 章「エラー処理およびデバッグ」では、エラーのないコードの記述に焦点を当て、Microsoft Visual Basic® for Applications (VBA) コードやスクリプトに使用するデバッグ機能、同時に、効果的なエラー処理ルーチンの作成について説明します。

第 9 章「カスタム クラスとオブジェクト」では、クラス モジュールを使用したカスタム オブジェクトやオブジェクト モデル作成の複雑さを説明し、独自のプロパティ、メソッド、イベントを持つカスタム オブジェクトの作成方法、およびインターフェイスを使用した既存コードの利用方法を紹介します。

第 10 章「Windows API とその他のダイナミック リンク ライブラリ」では、VBA からの DLL 呼び出し機能の基礎を学習します。この章では、VBA 開発者にとって便利な Windows API 機能の呼び出し例を紹介します。

第 11 章「アドイン、テンプレート、ウィザード、およびライブラリ」では、Office アプリケーションまたは Visual Basic Editor の COM アドインを作成する過程を紹介します。また、アプリケーション別のアドイン、ウィザード、コード ライブラリの作成方法についても説明します。

第 12 章「Web テクノロジを使用する」では、Office 2000 の新しい Web テクノロジについて説明します。この章では、ダイナミック HTML、カスケード スタイル シート、スクリプトについての基本的な説明、また、インタラクティブなデータの Web 発行を容易にする新しいコントロール、Microsoft Office Web コンポーネントについての説明を行います。

第 13 章「カスタム ソリューションにヘルプを追加する」では、ユーザー向けのカスタム ヘルプ ファイルが必要となるような複雑なソリューションを作成する場合のために、HTML ヘルプに基づいたヘルプ システムの作成方法を説明します。