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インスタンス構成ファイルのリファレンス

インスタンス構成ファイル (ICF) は、SQL Server 2005 Notification Services の単一のインスタンスを記述する構造化 XML ファイルです。ICF には、そのインスタンスによってホストされる Notification Services アプリケーションの一覧のほか、インスタンス、配信プロトコルと配信チャネル、およびデータベース サーバーに関するメタデータも含まれています。

ICF は、Notification Services XMLSchemas フォルダにある ConfigurationFileSchema.xsd スキーマに従っている必要があります。

ICF 内の要素は、このリファレンス セクションに記述します。以下のリンクをクリックすると、ICF 要素について調べることができます。

構成ファイルの規則

次の規則は、インスタンス構成ファイル内のすべての要素に適用されます。

  • 要素名の大文字と小文字は区別されます。
  • 構成ファイル内の要素は、スキーマで定義されている順序で出現する必要があります。例については、「完全な ICF テンプレート」を参照してください。
  • 省略可能な要素グループは、削除することも、空の子要素を含むこともできます。

このセクションのトピック

トピック 説明

インスタンス構成ファイルのテンプレート

ICF の開発用テンプレートが含まれます。

Application 要素 (ICF)

単一の通知アプリケーションを記述する要素が含まれます。

ApplicationDefinitionFilePath 要素 (ICF)

アプリケーション定義ファイル (ADF) のファイル名を指定します。また、オプションで相対パスを指定することもできます。

ApplicationName 要素 (ICF)

アプリケーションの論理名です。

Applications 要素 (ICF)

1 つ以上の Application 要素が含まれます。各要素は、インスタンスによってホストされる 1 つのアプリケーションを記述します。

Argument 要素 (ICF)

配信チャネルの引数の値を指定する名前と値のペアが 1 つ含まれます。

Arguments 要素 (ICF)

配信チャネルの引数の名前と値のペアを指定する Argument 要素が 1 つ以上含まれます。

AssemblyName 要素 (ICF)

配信プロトコル クラスを含むアセンブリのパスとファイル名です。

BaseDirectoryPath 要素 (ICF)

ADF、XML、XSLT ファイルなどのアプリケーション関連のファイルを含むアプリケーション フォルダのパスです。

Build 要素 (ICF)

ビルド番号です。製品バージョン文字列の 3 番目の数字になります。

ClassName 要素 (ICF)

AssemblyName 要素で指定されたアセンブリの配信プロトコルのクラス名です。

CollationName 要素 (ICF)

データベースでサポートされる言語とクエリ結果が返される並び替えの順序を決定するデータベースの照合順序名を指定します。

CreationDate 要素 (ICF)

構成ファイルの作成日です。

CreationTime 要素 (ICF)

構成ファイルの作成時刻です。

Database 要素 (ICF)

インスタンス データベースのデータベース パラメータを要素に記述します。Database 要素には、ファイル グループ、そのファイル グループ内のデータベース ファイル、およびデータベース ログを記述する要素が含まれます。

DatabaseName 要素 (ICF)

インスタンス データベースの名前を指定します。

DefaultFileGroup 要素 (ICF)

インスタンスに対して SQL Server オブジェクトを作成する場合に、既定のファイル グループとして使用される NamedFileGroup の値の 1 つを指定します。

DeliveryChannel 要素 (ICF)

単一の配信チャネル インスタンスのプロパティを示す要素が含まれます。

DeliveryChannelName 要素 (ICF)

配信チャネルの論理名です。

DeliveryChannels 要素 (ICF)

DeliveryChannel 要素を 1 つ以上含みます。これらの要素は、インスタンスによってホストされるすべてのアプリケーションで使用されるすべての配信チャネルを記述します。

EncryptArguments 要素 (ICF)

インスタンス データベースとアプリケーション データベースに値を格納する前に、配信チャネルおよびイベント プロバイダの引数の暗号化を行うかどうかを指定します。

FileGroupName 要素 (ICF)

インスタンス データベースで使用される 1 つのファイル グループの名前です。

FileSpec の FileName 要素 (ICF)

データベース ファイル作成時にオペレーティング システムが使用するパスとファイル名です。

LogFile の FileName 要素 (ICF)

ログ ファイル作成時にオペレーティング システムが使用するパスとファイル名です。

FileSpec 要素 (ICF)

1 つのデータベース ファイルのプロパティを記述する要素が含まれます。

FileSpec の GrowthIncrement 要素 (ICF)

新たに領域が必要になるたびにデータベース ファイルに追加される領域のサイズです。

LogFile の GrowthIncrement 要素 (ICF)

新たに領域が必要になるたびにログ ファイルに追加される領域のサイズです。

History 要素 (ICF)

構成ファイルの作成日時および最終更新日時を示す要素が含まれています。

InstanceName 要素 (ICF)

Notification Services のインスタンスに対する論理名です。

LastModifiedDate 要素 (ICF)

構成ファイルの最終更新日です。

LastModifiedTime 要素 (ICF)

構成ファイルの最終更新時刻です。

LogFile 要素 (ICF)

1 つのログ ファイルを定義する要素を含みます。

FileSpec の LogicalName 要素 (ICF)

データベース ファイルの参照に使用する名前です。

LogFile の LogicalName 要素 (ICF)

ログ ファイルの参照に使用する名前です。

Major 要素 (ICF)

メジャー バージョン番号です。製品バージョン文字列の最初の数字になります。

FileSpec の MaxSize 要素 (ICF)

データベース ファイルを拡張できる最大サイズを示します。

LogFile の MaxSize 要素 (ICF)

ログ ファイルを拡張できる最大サイズです。

Minor 要素 (ICF)

マイナ バージョン番号です。製品バージョン文字列の 2 番目の数字になります。

Application/Parameters/Parameter の Name 要素 (ICF)

ADF に渡される 1 つのパラメータ名です。

DeliveryChannel/Arguments/Argument の Name 要素 (ICF)

配信チャネルに渡される 1 つの引数の名前です。

ParameterDefaults/Parameter の Name 要素 (ICF)

パラメータの名前です。

NamedFileGroup 要素 (ICF)

データベースによって使用されるファイル グループを示す要素が含まれます。

NotificationServicesInstance 要素 (ICF)

構成ファイルのルート要素です。

Application/Parameters の Parameter 要素 (ICF)

ADF 内のパラメータの値を指定する名前と値のペアが 1 つ含まれます。

ParameterDefaults の Parameter 要素 (ICF)

構成ファイル内のパラメータの既定値を指定する名前と値のペアが 1 つ含まれます。

ParameterDefaults 要素 (ICF)

置換可能なパラメータの既定値を含む、Parameter 要素が 1 つ以上含まれます。

Parameters 要素 (ICF)

ADF に渡されるアプリケーション固有の一連のパラメータが含まれます。

Protocol 要素 (ICF)

単一のカスタム配信プロトコルを示す要素が含まれます。

DeliveryChannel の ProtocolName 要素 (ICF)

配信チャネルで使用される、標準プロトコルまたはカスタム プロトコルの名前です。

Protocol の ProtocolName 要素 (ICF)

カスタム配信プロトコル名です。

Protocols 要素 (ICF)

1 つ以上の Protocol 要素が含まれます。各要素では、メッセージの配信に使用されるカスタム配信プロトコルを記述します。

Revision 要素 (ICF)

リビジョン番号です。製品バージョン文字列の 4 番目の数字になります。

SchemaName 要素 (ICF)

すべてのインスタンス データベース オブジェクトのデータベース スキーマを指定します。

FileSpec の Size 要素 (ICF)

データベース ファイルの初期サイズを示します。

LogFile の Size 要素 (ICF)

ログ ファイルの初期サイズを示します。

SqlServerSystem 要素 (ICF)

Notification Services インスタンス データベースとそのアプリケーション データベースをホストする SQL Server のインスタンス名を示します。

Application/Parameters/Parameter の Value 要素 (ICF)

ADF に渡される 1 つのパラメータ値です。

DeliveryChannel/Arguments/Argument の Value 要素 (ICF)

配信チャネルに渡される 1 つの引数の値です。

ParameterDefaults/Parameter の Value 要素 (ICF)

パラメータの値です。

Version 要素 (ICF)

インスタンスで使用される Notification Services のバージョン番号を表す要素が含まれます。

参照

関連項目

XML 宣言
アプリケーション定義ファイルのリファレンス

概念

インスタンス構成ファイルのテンプレート

その他の技術情報

Notification Services のインスタンスの構成

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手