単一サーバー構成
開発システムや、クラスタリングが提供する可用性を必要としない小規模から中規模のアプリケーションの場合は、Microsoft SQL Server Notification Services とデータベース エンジンを 1 台のサーバーで実行できます。サブスクリプション管理アプリケーションをインターネット上に配置しない場合は、サブスクリプション管理アプリケーションもそのサーバーにインストールできます。
単一サーバー システム
次の図に単一サーバー構成を示します。
単一サーバー インストールの構成は比較的単純です。ただし、重要なシステム、または大量の通知処理が予測されるシステムの場合、Notification Services、データベース、およびサブスクリプション管理アプリケーションを 1 台のサーバーで実行しないことをお勧めします。
推奨する CPU 数と空きディスク領域は、システムが必要とする処理と記憶領域によって異なります。開発システムは、1 個の CPU と、テストを行える程度の空きディスク領域しか持たないことも可能ですが、実稼動サーバーでは 2 個から 4 個の CPU と、データ削除処理 (Vacuumer) がデータを削除するまでの間、イベント データ、通知データ、サブスクリプション データ、およびサブスクライバ データを十分に格納できるだけのディスク領域が必要です。さらに、実稼動サーバーでは、データベース ファイル、ログ ファイル、および tempdb データベースを別々の物理ディスクに配置することをお勧めします。
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データ削除処理 (Vacuumer) は、アプリケーション データベースから古いイベントと通知データを削除します。ディスク領域を節約し、パフォーマンスを維持するためには、各アプリケーションの定義時にデータ削除のスケジュールを指定することが重要です。詳細については、「データ削除の構成」を参照してください。 |
ボトルネックまたは競合問題を監視するためには、実稼動サーバーの CPU 使用率、メモリ使用率、およびディスク使用率を監視することが重要です。1 台のサーバーで処理に必要な条件を満たせない場合は、リモート データベース サーバー構成の使用を検討します。詳細については、「リモート データベース サーバー構成」を参照してください。
参照
処理手順
概念
ハードウェア構成
Notification Services に関する注意点
データベースに関する注意点
データベース リソースの計画