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テーブルのインポート ウィザードを使用したデータの追加 (チュートリアル)

このレッスンでは、テーブルのインポート ウィザードを使用して、データベースに接続し、読み込むデータを選択して、そのデータを PowerPivot ブックにインポートします。

PowerPivot では、Access、Oracle、Sybase、Informix、DB2、Teradata など、さまざまなリレーショナル ソースからデータをインポートできます。それぞれのリレーショナル ソースからデータをインポートする手順は、以下で説明する手順とそれほど変わりません。

また、データはカスタム クエリまたはストアド プロシージャを使用して読み込むことができます。この作業は次のレッスンで行います。

このデータを分析で使用するには、リレーショナル データベースのデータと PowerPivot ブックの他のデータとの間にリレーションシップを作成する必要があることに注意してください。リレーションシップを作成する手順については、後のレッスンで説明します。詳細については、「テーブル間のリレーションシップの作成 (チュートリアル)」を参照してください。

必要条件

このトピックは PowerPivot for Excel チュートリアルの一部であり、チュートリアルでの順番に従って実行する必要があります。前提条件およびチュートリアルでの最初の手順については、「PowerPivot for Excel チュートリアルの概要」を参照してください。

Access データベースへの接続の作成

  1. サンプルをダウンロードしたコンピューター上の場所に移動して、[Stores] をダブルクリックします。Stores データは、後のレッスンで使用します。

  2. Excel ウィンドウの [PowerPivot] タブで、[PowerPivot ウィンドウ] をクリックします。

  3. PowerPivot ウィンドウの [ホーム] タブで、[データベースから] をクリックし、[Access から] をクリックします。テーブルのインポート ウィザードが起動し、その指示に従ってデータ ソースへの接続を設定することができます。

  4. [接続の表示名] フィールドに「ContosoDB from Access」と入力します。

  5. [データベース名] フィールドで [参照] をクリックします。サンプル ファイルをダウンロードした場所に移動して ContosoSales を選択し、[開く] をクリックします。

  6. [次へ] をクリックし、[インポートするデータをテーブルとビューの一覧から選択する] が選択されていることを確認します。

  7. テーブルとビューの一覧から選択するには、[次へ] をクリックして、データベース内のすべてのソース テーブルの一覧を表示します。

  8. DimChannel、DimDate、DimProduct、DimProductSubcategory、FactSales の各テーブルのチェック ボックスをオンにします。

データベースに接続し、インポートするテーブルを選択したので、次のセクション「インポート前のテーブル データに対するフィルターの適用」に進んでください。

インポート前のテーブル データに対するフィルターの適用

Access データベースからインポートする FactSales テーブルと DimProduct テーブルには、元の SQL Server Contoso データベースのデータのサブセットが入っており、2 つのカテゴリ (ゲームと電化製品) の売上と製品が含まれていません。他のテーブルのいずれかをインポートする前に、そのテーブルにフィルターを適用して同じカテゴリを除外します。また、DimProduct テーブルから一部の列を除外します。

インポート前のテーブル データに対するフィルターの適用

  1. DimProduct テーブルの行を選択し、[プレビューとフィルター] をクリックします。

  2. [選択したテーブルのプレビュー] ウィンドウが開き、DimProduct テーブルのすべての列が表示されます。

  3. ClassID から StockTypeName までのすべての列 (合計 15 列) について、列の上部にあるチェック ボックスをオフにし、[OK] をクリックします。

  4. DimProduct 行の [フィルターの詳細] 列に [適用されたフィルター] と表示されます。そのリンクをクリックすると、適用したフィルターの説明テキストが表示されます。

  5. 次に、DimProductSubcategory の行を選択し、[プレビューとフィルター] をクリックします。

  6. 目的の製品は一部だけであるので、フィルターを適用して、該当のカテゴリのデータのみをインポートします。

    ProductCategoryKey 列の上部にある矢印をクリックし、78 の選択を解除します。カテゴリ 7 と 8 にはゲームと電化製品が含まれているため、分析に含めたくありません。

  7. ProductSubcategoryDescription 列の上部にあるチェック ボックスをオフにします。説明は名前とほぼ同じであるため、両方の列をインポートする必要はありません。また、不要な列を排除することで、ブックを小さくすることができます。[OK] をクリックします。

選択したテーブルと列のデータのインポート

最後に、選択したデータをインポートします。テーブル データと共にテーブルのリレーションシップもインポートされます。リレーションシップの詳細については、「テーブル間のリレーションシップ」を参照してください。

選択したテーブルと列のデータのインポート

  1. 選択内容を確認します。問題がなければ [完了] をクリックします。

    データのインポート中、フェッチされた行数が表示されます。すべてのデータがインポートされると、成功を示すメッセージが表示されます。FactSales テーブルからだけで 200 万行以上がインポートされたことがわかります。

  2. [閉じる] をクリックします。

    ウィザードが閉じ、PowerPivot ウィンドウが表示されます。各テーブルが新しいタブとして PowerPivot ウィンドウに追加されています。データがソースで変更された場合、データ更新を使用して PowerPivot ウィンドウにインポートしたデータを最新の状態に保つことができます。詳細については、「PowerPivot でデータを更新する各種の方法」を参照してください。

次の手順

このチュートリアルを続行するには、次のトピック「カスタム クエリを使用したデータの追加 (チュートリアル)」に進んでください。