デザイン領域の概要 (レポート ビルダ 1.0)
レポート ビルダのデザイン領域は、レポート レイアウトのテンプレート、テキスト ボックス、および画像で構成されています。レポート レイアウトのテンプレートには、表、マトリックス、グラフの 3 種類があります。新しいレポートを作成すると、レポート ビルダのデザイン領域で、レポート ページにレポートのレイアウトとテキスト ボックスが追加されます。また、デザイン領域内のレポートに画像を追加することもできます。
レポート レイアウト
レポート レイアウトは、レポートの実行時にデータを表示するレポート アイテムです。レポートのレイアウトには、選択したフィールドやエンティティをドラッグする領域があります。これらの領域は、そこにフィールドをドラッグ アンド ドロップできることを示すテキストと共に、デザイン画面に表示されるボックスです。レポート レイアウトに既にフィールドがある場合は、列のフィールドの前、後、間と、行のフィールドの上、間、下にフィールドやエンティティをドロップできます。レポート レイアウトと、レイアウト内の行と列はすべてサイズ変更が可能です。
レポート ビルダでは、各レポートにレポート レイアウトが 1 つだけ挿入されます。レポート ビルダで使用できる各種レポート レイアウトについて、次に説明します。
表
表形式のレポート レイアウト テンプレートでは、データを行形式で表します。レポートにフィールドやエンティティを追加することで、レポートの列数が定義されます。レポートを実行すると、実際のデータを格納するための行が追加されます。表レポート レイアウトにグループを追加すると、選択したフィールドや式ごとにデータを整理できます。表の操作方法の詳細については、「表の操作 (レポート ビルダ 1.0)」を参照してください。
マトリックス
マトリックス レポート レイアウト テンプレートは、データを交差形式で表し、交差した箇所に合計を表示します。これはクロス集計レポートとも呼ばれています。レポートを実行すると、実際のデータを格納するために列と行が追加されます。列と行は他の列や行の中に含めて入れ子構造にすることもできます。マトリックス レポート レイアウトにグループを追加すると、選択したフィールドや式ごとにデータを整理できます。マトリックスの操作方法の詳細については、「マトリックスの操作 (レポート ビルダ 1.0)」を参照してください。
グラフ
グラフ レポート レイアウト テンプレートは、データをグラフで表します。棒グラフ、円グラフ、線グラフなどがサポートされています。グラフの操作方法の詳細については、「グラフの操作 (レポート ビルダ 1.0)」を参照してください。
テキスト ボックス
レポート レイアウトのテンプレートに加えて、デザイン領域にはテキスト ボックスを格納できます。テキスト ボックスは静的テキストに使用します。既定では、タイトルのテキスト ボックスが表示されますが、選択したレポート レイアウトによっては、それ以外のテキスト ボックスも表示される可能性があります。入力されたテキストを収容できるように、テキストは折り返して表示され、テキスト ボックスが下方に拡張します。テキスト ボックスのプロパティと、ボックス内のテキストの書式のプロパティを変更できます。テキスト ボックスの操作方法の詳細については、「テキスト ボックスの操作 (レポート ビルダ 1.0)」を参照してください。