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SQL Server フェールオーバー クラスターのインストール

SQL Server のフェールオーバー クラスターをインストールするには、SQL Server セットアップを実行してフェールオーバー クラスター インスタンスを作成し、構成する必要があります。

フェールオーバー クラスターのインストール

フェールオーバー クラスターをインストールするには、ローカル管理者権限、サービスとしてログオンする権限、およびフェールオーバー クラスター内にあるすべてのノード上のオペレーティング システムの一部として動作する権限を持つドメイン アカウントを使用する必要があります。 SQL Server セットアップ プログラムを使用してフェールオーバー クラスターをインストールするには、次の手順を実行します。

  1. SQL Server フェールオーバー クラスターをインストール、構成、および管理するには、SQL Server セットアップを使用します。

  2. 他のクラスター ノードに影響を与えずに、フェールオーバー クラスター構成からノードを追加または削除します。 詳細については、「SQL Server フェールオーバー クラスターでのノードの追加または削除 (セットアップ)」を参照してください。

    • フェールオーバー クラスター内のすべてのノードは、32 ビットまたは 64 ビットのいずれかの同一プラットフォームで構成され、エディションおよびバージョンが同じオペレーティング システムを実行している必要があります。 また、SQL Server の 64 ビット エディションは、64 ビット版の Windows オペレーティング システムを実行する 64 ビット ハードウェアにインストールする必要があります。 このリリースのフェールオーバー クラスタリングでは、WOW64 がサポートされません。
  3. フェールオーバー クラスター インスタンスごとに複数の IP アドレスを指定します。 各サブネットに複数の IP アドレスを指定することができます。 同じサブネットに複数の IP アドレスがある場合、SQL Server セットアップは依存関係を AND に設定します。 複数のサブネットにわたってノードをクラスター化している場合、SQL Server セットアップは依存関係を OR に設定します。

SQL Server フェールオーバー クラスター インストール オプション

オプション 1: ノードの追加を伴う統合インストール

SQL Server 統合フェールオーバー クラスター インストールは、次の 2 つの手順で構成されています。

  1. 単一ノードの SQL Server フェールオーバー クラスター インスタンスを作成および構成します。 ノードの構成が正常に完了すると、完全に機能するフェールオーバー クラスター インスタンスが完成します。 フェールオーバー クラスターには 1 つのノードしかないので、この時点では高可用性は備わっていません。

  2. SQL Server フェールオーバー クラスターに追加する各ノードで、セットアップを実行し、ノードの追加機能を使用して、ノードを追加します。

オプション 2: 高度/エンタープライズ インストール

SQL Server 高度/エンタープライズ フェールオーバー クラスター インストールは、次の 2 つの手順で構成されています。

  1. SQL Server フェールオーバー クラスターの一部となる各ノードで、セットアップを実行し、フェールオーバー クラスターの準備機能を使用します。 この手順ではノードのクラスター化の準備を行いますが、この手順が終了しても SQL Server インスタンスは操作できません。

  2. ノードのクラスター化の準備が整ったら、共有ディスクを所有するノードでセットアップを実行し、フェールオーバー クラスターの実行機能を使用します。 この手順で、フェールオーバー クラスター インスタンスを構成し、完了します。 この手順が完了すると、SQL Server フェールオーバー クラスター インスタンスが操作可能になります。

    注意

    マルチノード SQL Server フェールオーバー クラスターのインストールでは、いずれのインストール オプションも使用できます。 SQL Server フェールオーバー クラスターを作成した後、いずれのオプションでもノードの追加機能を使用してさらにノードを追加することができます。

    重要な注意事項重要

    SQL Server のインストール場所に使用されているオペレーティング システムのドライブ文字は、SQL Server フェールオーバー クラスターに追加されるすべてのノードで一致している必要があります。

セットアップ中の IP アドレスの構成

SQL Server セットアップでは、次の操作中に、IP リソースの依存関係の設定を指定したり、変更したりできます。

   IPv6 IP アドレスがサポートされています。 IPv4 と IPv6 の両方を構成すると、それぞれ異なるサブネットとして扱われ、IPV6 がまずオンラインになることが想定されます。

SQL Server マルチサブネット フェールオーバー クラスター

SQL Server 2012 では、クラスター上のノードが別々のサブネットにある場合、OR 依存関係を設定できます。 ただし、SQL Server マルチサブネット フェールオーバー クラスターの各ノードが、指定されている 1 つ以上の IP アドレスの実行可能な所有者である必要があります。

関連項目

タスク

新しい SQL Server フェールオーバー クラスターの作成 (セットアップ)

概念

フェールオーバー クラスタリングをインストールする前に

コマンド プロンプトからの SQL Server 2012 のインストール

SQL Server フェールオーバー クラスターのアップグレード