方法 : レポート デザイナを使用して Team System の詳細レポートを作成する
更新 : 2007 年 11 月
Visual Studio Team System の詳細情報を含むレポートを作成することで、チームの進行状況の追跡が簡単になります。たとえば、作業項目のタイトルなどの詳細情報を含むレポートを作成できます。この種のレポートを作成するには、SQL Server のレポート デザイナと、Visual Studio Team System 用のデータ ウェアハウスのリレーショナル データベースを使用します。
最初のレポートを作成した後は、別のデータとレイアウトを使用してレポートを変更できます。たとえば、[担当者] フィールドを使用してテーブルをグループ化できます。
Team System のレポートをまだ作成していない場合は、「Team System のカスタム レポートについて」を参照してください。レポート デザイナの使用方法の詳細については、Microsoft Web サイトの「Working with Report Designer」を参照してください。主に集約情報を表示するレポートを作成するには、「方法 : レポート デザイナと Analysis Services データベースを使用して Team System の集計レポートを作成する」を参照してください。
必要条件
この手順を実行するには、Visual Studio と SQL Server Business Intelligence Development Studio が同じコンピュータにインストールされている必要があります。
.gif "メモ") メモ : |
|---|
Business Intelligence Development Studio をインストールするには、SQL Server のセットアップ プログラムを実行し、インストールするコンポーネントを指定するときに、[クライアント コンポーネント] チェック ボックスをオンにします。SQL Server の最新の Service Pack をインストールするには、Microsoft Web サイトの「SQL Server 2005 の最新の Service Pack を入手する方法」を参照してください。 |
必要なアクセス許可
この手順を実行するには、次のロールのメンバである必要があります。
Team Foundation Server のデータ層サーバー上にある Team System 用データ ウェアハウスのリレーショナル データベースでの TfsWarehouseDataReaders セキュリティ ロール。詳細については、Microsoft Web サイトの「Analysis Services を使用したアクセスのセキュリティ保護」を参照してください。
Team Foundation Server のアプリケーション層サーバー上にある SQL Server Reporting Services での Publisher ロール。詳細については、Microsoft Web サイトの「Reporting Services の保護」を参照してください。
レポートを作成するには
Visual Studio で、レポート サーバー プロジェクトを作成または開きます。詳細については、「方法 : Team System 用のレポート サーバー プロジェクトを作成する」を参照してください。
[プロジェクト] メニューの [新しい項目の追加] をクリックします。
[新しい項目の追加] ダイアログ ボックスが表示されます。
[レポート ウィザード] をクリックし、[追加] をクリックします。
レポート ウィザードの [データ ソースの選択] ページが開きます。
[TFSReportDS] 共有データ ソースをクリックし、[次へ] をクリックします。
ウィザードは [クエリのデザイン] ページに進みます。
メモ :指定したデータ ソースが、Team System 用データ ウェアハウスのリレーショナル データベースに接続します。詳細については、「Team System のレポートでのデータ ソースの選択」を参照してください。プロジェクトにこのデータ ソースがない場合は、作成します。詳細については、「方法 : Team System 用のレポート サーバー プロジェクトを作成する」を参照してください。
[クエリ ビルダ] をクリックします。
[クエリ ビルダ] ダイアログ ボックスが表示されます。
レポートのデータを取得するクエリを作成するには
クエリ ビルダ ツール バーの [汎用クエリ デザイナ] をクリックし、クエリ デザイナを有効にします。
クエリ ビルダ ツール バーの [テーブルの追加] をクリックします。
[テーブルの追加] ダイアログ ボックスが表示されます。
[現在の作業項目] テーブルをクリックし、[追加] をクリックします。
このファクト テーブルには、各作業項目の現在の状態が格納されています。ファクト テーブルとディメンション テーブルの連携の詳細については、「ファクト テーブル」および「ディメンション テーブル」を参照してください。
[作業項目] テーブルをクリックし、[追加] をクリックします。
このテーブルには、"作業項目" ディメンションが含まれます。詳細については、「作業項目スキーマ」を参照してください。
[Person] テーブルをクリックし、[追加] をクリックし、[閉じる] をクリックします。
このテーブルには、Person ディメンションが含まれます。現在の作業項目のファクト テーブルには、このテーブルの担当者、変更者、作成者の各フィールドへの外部キーがあります。詳細については、「作業項目スキーマ」を参照してください。
[作業項目] テーブルで、[System_Title] および [System_State] のチェック ボックスをオンにします。
[Person] テーブルで、[Person] のチェック ボックスをオンにします。
クエリ ペインで、Changed By および Created By を使用する句を削除し、次のようなクエリを作成します。
SELECT Person.Person, [Work Item].System_State FROM [Current Work Item] INNER JOIN [Work Item] ON [Current Work Item].[Work Item] = [Work Item].__ID INNER JOIN Person ON [Current Work Item].[Assigned To] = Person.__IDクエリ ビルダ ツール バーの [実行] をクリックしてクエリが動作することを確認し、[OK] をクリックします。
クエリ ビルダが閉じ、レポート ウィザードの [クエリのデザイン] ページが再び開きます。
レポートのレイアウトをデザインするには
[次へ] をクリックします。
ウィザードは [レポートの種類] ページに進みます。
[テーブル] をクリックし、[次へ] をクリックします。
ウィザードは [テーブルのデザイン] ページに進みます。
[System_Title] をクリックし、[詳細] をクリックします。
[Person] をクリックし、[詳細] をクリックします。
[System_State] をクリックし、[グループ] をクリックし、[次へ] をクリックします。
ウィザードは [テーブルのレイアウトを選択] ページに進みます。
使用するレイアウト オプションをクリックし、[次へ] をクリックします。
ウィザードは [テーブルのスタイルを選択] ページに進みます。
使用するスタイルをクリックし、[次へ] をクリックします。
ウィザードは [レポート ウィザードの完了] ページに進みます。
レポートの名前を入力し、[レポート プレビュー] をクリックし、[完了] をクリックします。
ウィザードが閉じ、レポート ドキュメント ウィンドウの [プレビュー] タブが表示されます。
レポートを配置するには
ソリューション エクスプローラで、レポートをクリックします。
[ビルド] メニューの [ReportName の配置] をクリックします。
.gif "重要 :")
重要 :レポートの配置を成功させるには、プロジェクトの設定に適切な値を設定する必要があります。詳細については、「方法 : Team System 用のレポート サーバー プロジェクトを作成する」を参照してください。
参照
処理手順
方法 : Team System 用のレポート サーバー プロジェクトを作成する
方法 : レポート デザイナと Analysis Services データベースを使用して Team System の集計レポートを作成する