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作業項目スキーマ

更新 : 2007 年 11 月

作業項目に関するデータは、Team System 用データ ウェアハウスの 4 つのファクト テーブルに基づいて編成されます。以下のセクションでは、各ファクト テーブルのコンテンツ、そのコンテンツとディメンション テーブルとのリレーションシップについて説明します。また、作業項目スキーマ固有のディメンション テーブルについても説明します。ファクト テーブルとディメンション テーブルの詳細については、「ファクト テーブル」および「ディメンション テーブル」を参照してください。

作業項目用のファクト テーブルを次に示します。

  • "現在の作業項目" のファクト テーブル (dbo.Current Work Item)

  • "作業項目変更セット" のファクト テーブル (dbo.Work Item Changeset)

  • "作業項目の履歴" のファクト テーブル (dbo.Work Item History)

  • "関連する現在の作業項目" のファクト テーブル (dbo.Related Current Work Item)

作業項目用のファクト テーブルは、次のディメンション テーブルを参照します。

  • "作業項目" のディメンション テーブル (dbo.Work Item)

  • "変更セット" のディメンション テーブル (dbo.Changeset)

  • "ビルド" のディメンション テーブル (dbo.Build) (「ビルド スキーマ」参照)

  • "チーム プロジェクト" のディメンション テーブル (dbo.Team Project) (「共有ディメンション」参照)

  • "人" のディメンション テーブル (dbo.Person) (「共有ディメンション」参照)

  • "日付" のディメンション テーブル (dbo.Date) (「共有ディメンション」参照)

  • "区分" のディメンション テーブル (dbo.Area) (「共有ディメンション」参照)

  • "イテレーション" のディメンション テーブル (dbo.Iteration) (「共有ディメンション」参照)

"現在の作業項目" のファクト テーブル

作業項目ファクト テーブルのスキーマ

このファクト テーブルには、すべての作業項目の現在のバージョンが格納されます。次の表では、このファクト テーブルの各列について説明します。

フィールド

説明

__ID

テーブル内のレコードを識別する番号 (内部的に使用)。

論理トラッキング ID

ウェアハウスに既にどれくらいの作業項目履歴があるかを調べるために作業項目トラッキング ウェアハウス アダプタが使用する識別番号。

__LastUpdatedTime

レコードが最後に挿入または更新された日時。

__TrackingId

ウェアハウス インフラストラクチャがレコードをトラックするために使用する識別番号。

作業項目

"作業項目" ディメンション テーブルへの外部キー。

Assigned To

担当者の値を表す "人" ディメンション テーブルへの外部キー。

Changed By

変更者の値を表す "人" ディメンション テーブルへの外部キー。

Created By

作成者の値を表す "人" ディメンション テーブルへの外部キー。

Area

"区分" ディメンション テーブルへの外部キー。

Iteration

"イテレーション" ディメンション テーブルへの外部キー。

Team Project

チーム プロジェクトを示す"チーム プロジェクト" ディメンション テーブルへの外部キー。

Date

"日付" ディメンション テーブルへの外部キー。

System_CreatedDate

作業項目が作成された日付を示す "日付" ディメンションへの外部キー。

Microsoft_VSTS_Common_ActivatedDate

作業項目が最後にアクティブ化された日付を示す "日付" ディメンションへの外部キー。

Microsoft_VSTS_Common_ResolvedDate

作業項目が最後に解決された日付を示す "日付" ディメンションへの外部キー。

Microsoft_VSTS_Common_ClosedDate

作業項目が最後に終了された日付を示す "日付" ディメンションへの外部キー。

Microsoft_VSTS_Test_TestName

このタスク コードで実行されたテストの名前。

Microsoft_VSTS_Test_TestId

このタスク コードで実行されたテストの ID 番号。

Microsoft_VSTS_Test_TestPath

このタスク コードで実行されたテストの完全パス。

Microsoft_VSTS_Build_FoundIn

作業項目が見つかったビルドを示す "ビルド" テーブルへの外部キー。MSF for Agile Software Development プロセス テンプレートでは、これはバグ作業項目の場合のみ使用できます。

Microsoft_VSTS_Build_IntegrationBuild

この作業項目を解決したコード変更が含まれるビルドを示す "ビルド" ディメンション テーブルへの外部キー。

_Microsoft_VSTS_Scheduling_RemainingWork

このタスクの完了までに必要な残りの見積もり時間数。

_Microsoft_VSTS_Scheduling_CompletedWork

このタスクを完了するのにかかった時間数。

_Microsoft_VSTS_Scheduling_BaselineWork

基準計画の作業時間数。

Microsoft_VSTS_Scheduling_StartDate

この作業項目に関連付けられている開始日を示す "日付" ディメンション テーブルへの外部キー。

Microsoft_VSTS_Scheduling_FinishDate

この作業項目に関連付けられている完了日を示す "日付" ディメンション テーブルへの外部キー。

"作業項目変更セット" のファクト テーブル

作業項目変更セット スキーマ

このファクト テーブルには、作業項目と変更セット間のリンクが格納されます。次の表では、このファクト テーブルの各列について説明します。

フィールド

説明

__ID

テーブル内のレコードを識別する番号 (内部的に使用)。

__LastUpdatedTime

レコードが最後に挿入または更新された日時。

__TrackingId

ウェアハウス インフラストラクチャがレコードをトラックするために使用する識別番号。

作業項目

"作業項目" ファクト テーブル内の作業項目のレコード ID。

Changeset

"変更セット" ファクト テーブル内の変更セットのレコード ID。

Team Project

リンクが格納されているチーム プロジェクト。

"作業項目の履歴" のファクト テーブル

作業項目履歴スキーマ

このファクト テーブルには、すべての作業項目の全履歴が格納されます。記録を補完する方式を使用することにより、どの時点の履歴も記録されます。次の表では、このファクト テーブルの各列について説明します。

フィールド

説明

__ID

テーブル内のレコードを識別する番号 (内部的に使用)。

論理トラッキング ID

ウェアハウスに既にどれくらいの作業項目履歴があるかを調べるために作業項目トラッキング ウェアハウス アダプタが使用する識別番号。

レコード数

1 または -1。新しい作業項目が作成されると、"レコード数" が 1 に設定されたレコードが挿入されます。その作業項目が変更されると、2 つのレコードが挿入されます。そのうち 1 つ目のレコードは前のレコードと同じ内容を持ち、ただし、"レコード数"が 1 ではなく -1 になります。2 つ目のレコードの "レコード数" は 1 に設定され、このレコードのそれ以外の部分は作業項目の新しい値を示します。

リビジョン数

作業項目の各リビジョンの場合には、この値は 1 に設定されます。"レコード数" が -1 (作業項目への変更を示す) 場合には、この値は NULL に設定されます。リビジョン数が 1 に設定されている行をすべて選択すると、作業項目のすべてのリビジョンが返されます。

状態の変更数

バグ解決率やタスク完了率などのアクティビティを示す場合に使用します。"状態" フィールドが変更されると、"状態の変更数" は 1 に設定されます。"状態" に影響しない作業項目のリビジョンの場合、および "レコード数" が -1 のレコードの場合、"状態の変更数" は NULL に設定されます。

__LastUpdatedTime

レコードが最後に挿入または更新された日時。

__TrackingId

ウェアハウス インフラストラクチャがレコードをトラックするために使用する識別番号。

作業項目

"作業項目" ディメンション テーブルへの外部キー。

Assigned To

担当者の値を表す "人" ディメンション テーブルへの外部キー。

Changed By

変更者の値を表す "人" ディメンション テーブルへの外部キー。

Date

"日付" ディメンション テーブルへの外部キー。作業項目が最後に変更された日付を示します。

Created By

作成者の値を表す "人" ディメンション テーブルへの外部キー。

Area

"区分" ディメンション テーブルへの外部キー。

Iteration

"イテレーション" ディメンション テーブルへの外部キー。

Team Project

"チーム プロジェクト" ディメンション テーブルへの外部キー。

System_CreatedDate

作業項目が作成された日付を示す "日付" ディメンションへの外部キー。

Microsoft_VSTS_Common_ActivatedDate

作業項目が最後にアクティブ化された日付を示す "日付" ディメンションへの外部キー。

Microsoft_VSTS_Common_ResolvedDate

作業項目が最後に解決された日付を示す "日付" ディメンションへの外部キー。

Microsoft_VSTS_Common_ClosedDate

作業項目が最後に終了された日付を示す "日付" ディメンションへの外部キー。

Microsoft_VSTS_Test_TestName

このタスク コードで実行されたテストの名前。

Microsoft_VSTS_Test_TestId

このタスク コードで実行されたテストの ID 番号。

Microsoft_VSTS_Test_TestPath

このタスク コードで実行されたテストの完全パス。

Microsoft_VSTS_Build_FoundIn

作業項目が見つかったビルドを示す "ビルド" テーブルへの外部キー。MSF for Agile Software Development プロセス テンプレートでは、これはバグ作業項目の場合のみ使用できます。

Microsoft_VSTS_Build_IntegrationBuild

この作業項目を解決したコード変更が含まれるビルドを示す "ビルド" ディメンション テーブルへの外部キー。

_Microsoft_VSTS_Scheduling_RemainingWork

選択したディメンションの作業の完了までに必要な残りの見積もり時間数。

_Microsoft_VSTS_Scheduling_CompletedWork

選択したディメンションについて完了するのにかかった時間数。

_Microsoft_VSTS_Scheduling_BaselineWork

選択したディメンションの基準計画の作業時間数。

Microsoft_VSTS_Scheduling_StartDate_Date_ID

この作業項目に関連付けられている開始日を示す "日付" ディメンション テーブルへの外部キー。

Microsoft_VSTS_Scheduling_FinishDate_ID

この作業項目に関連付けられている完了日を示す "日付" ディメンション テーブルへの外部キー。

"関連する現在の作業項目" のファクト テーブル

関連作業項目スキーマ

このファクト テーブルには、次の表に示すように、関連する作業項目間のリンクが格納されます。

フィールド

説明

Current Work Item_TrackingIDLeft

リンク元として使用する "現在の作業項目" ファクト テーブルへの外部キー。

Current Work Item_TrackingIDRight

リンク先として使用する "現在の作業項目" ファクト テーブルへの外部キー。

__LastUpdatedTime

レコードが最後に挿入または更新された日時。

このファクト テーブルを "現在の作業項目" のファクト テーブルと結合することにより、作業項目およびリンクされた作業項目に対してクエリを実行できます。

FROM [Related Current Work Item] Link
INNER JOIN [Current Work Item] Left
On Link.[Current Work Item_TrackingIDLeft] = Left.__TrackingID
INNER JOIN [Current Work Item] Right
On Link.[Current Work Item_TrackingIDRight] = Right.__TrackingID

"作業項目" のディメンション テーブル

このディメンション テーブルには、共有ディメンションに格納されない作業項目フィールドの値が格納されます。たとえば、State フィールドの値は作業項目のディメンション テーブルに格納されますが、Assigned To フィールドの値は "人" 共有ディメンションに格納されます。次の表では、作業項目のディメンション テーブルの各列について説明します。

フィールド

説明

__ID

テーブル内のレコードを識別する番号 (内部的に使用)。

作業項目

作業項目 ID およびリビジョンから派生した識別子。

前の状態

作業項目の前のリビジョンの状態。

__LastUpdatedTime

レコードが最後に挿入または更新された日時。

__DimensionMemberActive

ディメンション メンバへの値の設定が完了しているかどうかを示す値 (内部的に使用)。

System_Id

オペレーティング システムで認識される作業項目 ID を表します。

System_Title

作業項目のタイトル。

System_State

作業項目の状態。

System_Rev

作業項目のリビジョン。

System_Reason

状態の最後の変更に関連付けられている理由。

System_WorkItemType

作業項目の種類 ("バグ"、"タスク" など)。

Microsoft_VSTS_Common_Issue

作業項目を懸案事項レポートに表示させるためのマーキングに使用する値。

Microsoft_VSTS_Common_ActivatedBy

作業項目を最後にアクティブ化した人。

Microsoft_VSTS_Common_ResolvedBy

作業項目を最後に解決した人。

Microsoft_VSTS_Common_ClosedBy

作業項目を最後に終了した人。

Microsoft_VSTS_Common_Priority

どのタスクを先に完了する必要があるかを決める主観的な重要度。有効な値は 1、2、および 3 です。

Microsoft_VSTS_Common_Triage

トリアージ決定待ちのタスクのサブ状態 ("提案済み" 状態中に使用)。有効な値は "保留" (既定)、"詳細"、"情報取得済み"、および "トリアージ済み" です。

Microsoft_VSTS_Common_ExitCriteria

この作業項目をプロジェクト チェックリストでトラックするかどうかを示すフラグ。

Microsoft_VSTS_Common_Rank

作業の優先度付けのための順位。

Microsoft_VSTS_Scheduling_TaskHierarchy

指定のタスクの Microsoft Project コンテキストを表す文字列。

参照

概念

"現在の作業項目" パースペクティブ

"作業項目の履歴" パースペクティブ

その他の技術情報

リレーショナル スキーマ

ファクト テーブル

ディメンション テーブル