プロパティ ウィンドウでのファイル ディレクトリ パスへのバインド
オブジェクト モデル
このレポートをバインドするシナリオでは、CrystalReportViewer を使用しています(「CrystalReportViewer オブジェクト モデルによるレポートのバインド」を参照)。
レポートの場所
レポートはファイル ディレクトリに格納されています。
説明
これは、レポートをバインドする最も単純なシナリオ「コードによるファイル ディレクトリ パスへのバインド」の代替バージョンです。CrystalReportViewer コントロールへのパス文字列により、レポートをファイル ディレクトリにバインドしますが、プロパティ ウィンドウで ReportSource プロパティに割り当てを直接設定するか、DataBindings>ReportSource プロパティに割り当てを設定します。
Web プロジェクトの場合、レポート パス文字列は分離コード クラスのコード内に挿入されるのではなく、ASPX ページの HTML 内に直接挿入されます。
長所
- デザイン時プレビュー:レポートは Web フォームや Windows フォームでデザイン時にプレビューすることができます。
注 デザイン時プレビューは、Web サイトで利用できる機能でしたが、新しく Windows プロジェクトでも利用できるようになりました。詳細については、「CrystalReportViewer コントロール」の「デザイン時プレビュー」を参照してください。
- 同じ長所は、「コードによるファイル ディレクトリ パスへのバインド」にも記載されています。
短所
- Web アプリケーションの場合、バインドは HTML ページで発生するので、分離コード クラスで CrystalReportViewer コントロールの DataBind() メソッドを呼び出す必要があります。
注 この制限は Crystal Reports for Visual Studio 2005 で解消されました。詳細については、「プロパティ ウィンドウから Crystal Reports への自動データ バインド」を参照してください。
- 配布の制限:通常、レポートはアプリケーションのあるマシンから移動しません。これは、ネットワーク上の別のマシンへのアクセス権を ASPNET ユーザー アカウントに付与する際に、煩雑な作業が発生するためです。
- 制限されたオブジェクト モデル:このシナリオは CrystalReportViewer に含まれる、制限されたオブジェクト モデルだけを提供します。詳細については、「適切なオブジェクト モデルの選択」を参照してください。
プロパティ ウィンドウでのファイル ディレクトリ パスへのバインド
新しい Web プロジェクトまたは Windows プロジェクトを作成します。
ツールボックスから CrystalReportViewer コントロールを Web フォームまたは Windows フォーム上にドラッグします。
CrystalReportViewer コントロールをクリックして選択します。
プロパティ ウィンドウからファイル ディレクトリ パス文字列を ReportSource プロパティに割り当てます。
注 このファイル ディレクトリ パスは、Visual Studio のサンプル レポートをポイントします。お使いの Crystal Reports のバージョンにおけるサンプル レポートのフル パスについては、「サンプル レポートのディレクトリ」を参照してください。
デザイン時プレビュー機能により、レポートはプレビュー モードで表示されます。
C:\Program Files\Microsoft Visual Studio 9.0\Crystal Reports\Samples\En\Reports\Feature Examples\Hierarchical Grouping.rpt
レポートを表示するには、プロジェクトをビルドおよび実行してください。