レポート レイアウトの定義 (Visual Studio レポート デザイナ)
レポート レイアウトは、3 つの主要な領域である、ページ ヘッダー、ページ フッター、および本文で構成されます。レポート本文には、レポートのデータが格納されます。レポート レイアウトには、データ領域、テキスト ボックス、画像、四角形、サブレポート、視覚的な拡張機能を追加できます。データ領域には、データ ソースからのデータの繰り返し行が表示されます。レポートの各ページの上部と下部にあるページ ヘッダーとページ フッターでは、同じ内容が繰り返されます。ヘッダーとフッターには、画像、テキスト ボックス、および直線などのレポート アイテムを配置できます。
レポートをデザインするには、グラフィック デザイン モードでクライアント レポート定義 (.rdlc) ファイルを開き、ツールボックスからレポート アイテムをドラッグしてレポートを作成します。レポートのデザイン ビューには、レポートの基になる .rdlc XML ファイルの定義が表示されます。デザイン ビューと XML ファイルの同期をとる必要がある場合は、XML ファイルを直接変更しないでください。
デザイン画面は、レイアウト上にレポート アイテムを並べるためのグリッド ドットが重ね合わされた四角形の領域です。アイテムの整列は重要です。アイテムが整列していないと、すべてのアイテムを表示するためにレポート表示プロセスで余分なページが生成されたり、空白部分ができたりする場合があります。
レポートを実行すると、レポート処理によって .rdlc ファイル内のレポート レイアウト情報がデータ ソースのデータと組み合わされ、HTML 形式または GDI (Graphical Device Interface) 形式のいずれかでレポートが表示されます。出力形式によって、データの処理方法やレポートの表示方法を変更できます。
レポートにはレポート アイテムを自由に配置できます。レポート内のデータの "集合" に制約はありません。異なるデータセットが並存するデータ領域を配置することもできます。レポート アイテムによっては、他のレポート アイテムを中に含めることもできます。これは、データ領域で、データ グループを他のグループの中に入れ子にできることを意味しています。データ領域の詳細については、「レポートへのデータ領域の追加 (Visual Studio レポート デザイナ)」を参照してください。
まず、チュートリアルを使用してレポート デザインの基本を学習してください。詳細については、「サンプルとチュートリアル」を参照してください。
このセクションの内容
- レポートへのデータ領域の追加 (Visual Studio レポート デザイナ)
使用できるデータ領域の種類について説明します。このセクションでは、レポート レイアウトにデータ領域を追加して構成する方法についても説明します。
- レポートへのテキスト ボックスの追加 (Visual Studio レポート デザイナ)
テキスト ボックスを使用する状況、テキスト ボックスとデータをバインドする方法、ロケールを設定する方法など、テキスト ボックスに関する情報を提供します。
- レポートへの画像の追加 (Visual Studio レポート デザイナ)
レポート レイアウトにおける埋め込み画像、外部画像、データベース画像の使用方法について説明します。レポート本文、ページ ヘッダー、ページ フッターに画像を追加できます。
- レポートへの四角形、線、および罫線の追加 (Visual Studio レポート デザイナ)
レポートへの視覚効果の追加に関する情報を提供します。このトピックでは、レポート アイテムをグループ化するための四角形の使用方法についても説明します。
- レポートへの対話機能、表示設定、およびナビゲーションの追加 (Visual Studio レポート デザイナ)
対話形式の HTML レポートに追加できるリンク オプション、見出しマップ、ブックマーク、表示オプションについて説明します。
- レポートへのページ ヘッダーおよびページ フッターの追加 (Visual Studio レポート デザイナ)
レポートへのヘッダーおよびフッターの追加方法について説明します。このセクションでは、ページ サイズおよび改ページの設定方法について説明し、具体的なタスクの手順も記載します。
- レポートへのスタイルおよび書式の追加 (Visual Studio レポート デザイナ)
レポート アイテムを修飾したり、実行時のデータの表示形式を指定したりするためのプロパティ設定に関する情報を提供します。
- レポートでのレポート パラメータの定義 (Visual Studio レポート デザイナ)
クライアント レポート定義 (.rdlc) ファイルにおけるパラメータの使用方法について説明し、パラメータ値を設定するためのメソッドに関する情報が含まれたプログラミング関連項目への参照先を提供します。
- レポート内のデータのグループ化 (Visual Studio レポート デザイナ)
テーブルおよび一覧のデータをグループ化するためのさまざまな方法について説明します。
- レポート内のデータの並べ替え (Visual Studio レポート デザイナ)
データ領域における並べ替え順の設定方法、および実行時のエンドユーザーによる動的並べ替えができるように列を構成する方法について説明します。
- レポートでデータをフィルタ選択する方法 (Visual Studio レポート デザイナ)
レポートに表示するデータのサブセットを選択するためのフィルタを定義する手順について説明します。
- サブレポートおよびドリルスルー レポートの構成 (Visual Studio レポート デザイナ)
あるレポートを別のレポートの中に埋め込むために使用するサブレポートの定義方法、および実行時に関連レポートを接続するドリルスルー リンクの作成方法について説明します。
参照
概念
ReportViewer コントロールの追加と設定
クライアント レポート定義 (.rdlc) ファイルの作成
ReportViewer コントロールの追加と設定
RDL と RDLC ファイルの変換
HTML 出力用のレポート レイアウトの最適化 (Visual Studio レポート デザイナ)