Microsoft.Office.Tools.Ribbon 名前空間

Microsoft.Office.Tools.Ribbon 名前空間は、Microsoft Office アプリケーションのユーザー インターフェイス (UI) のリボンのカスタマイズに使用できるコンポーネント、コントロール、およびサポートするコレクション、クラス、列挙体を含みます。

Microsoft.Office.Tools.Ribbon 名前空間のすべてのコントロールは、[ツールボックス] の [Office リボン コントロール] タブからリボン デザイナーにドラッグすることで、Office のカスタマイズに追加できます。 さらに、RibbonMenu コントロールを使用すると、次のコントロールを実行時に追加できます。

• RibbonButton

• RibbonCheckBox

• RibbonGallery

• RibbonMenu

• RibbonSeparator

• RibbonSplitButton

• RibbonToggleButton

実行時にこれらのコントロールを RibbonMenu に追加するには、デザイン時にメニューの Dynamic プロパティを true に設定する必要があります。

メニューに追加するコントロールを実行時に作成するときは、メニューに追加する前に、新しく作成するコントロールの任意のプロパティを変更できます。 メニューにコントロールを追加した後は、一部のプロパティが読み取り専用になります。 詳細については、「リボン オブジェクト モデルの概要」を参照してください。

それ以外のプロパティを使用することで、コントロールの外観と動作を実行時に制御できます。 たとえば、Enabled プロパティと Visible プロパティを使用して、デザイン時に追加したコントロールを有効、無効、表示、非表示にすることで、ユーザー インターフェイスに実行時の変更を実装できます。

クラス

	クラス	説明
	RibbonBase	Microsoft Office リボンのカスタマイズ用の基本クラスとして機能します。
	RibbonCollectionBase	リボンのカスタマイズの IRibbonExtension オブジェクトへのアクセスを提供します。

インターフェイス

	インターフェイス	説明
	IRibbonExtension	OfficeRibbon オブジェクトの拡張機能を表します。
	OfficeRibbon	Visual Studi の Office プロジェクトでリボン デザイナーを使用して作成された Microsoft Office リボンのカスタマイズを表します。
	RibbonBox	カスタム リボン上のコントロールを配置したり、並べ替えたりします。
	RibbonButton	カスタム リボン上のボタンを表します。
	RibbonButtonGroup	リボンのボタン コントロールのグループを表します。
	RibbonCheckBox	リボン上のチェックボックス コントロールを表します。
	RibbonComboBox	カスタム リボン上のコンボ ボックスを表します。
	RibbonComponent	Visual Studio とのやり取り、アプリケーションのコントロール階層内での移動、およびコントロールの実行時レイアウトの最適化を可能にするメソッドとメンバーを含んでいます。
	RibbonControl	Microsoft Office カスタマイズのコントロールで使用されるプロパティを提供します。
	RibbonControlEventArgs	Microsoft Office のカスタマイズ内で発生する多様なイベントのデータを提供します。
	RibbonControlId	Microsoft Office がコントロールを参照するために使用する識別文字列をカプセル化します。
	RibbonDialogLauncher	ダイアログ ボックスを開くために使用できる、グループ上の小さい標準アイコンを表します。
	RibbonDropDown	ユーザーが選択できる項目の一覧と、ユーザーがクリックできるリボン ボタンの一覧を表します。
	RibbonDropDownItem	リボンのドロップダウンのドロップダウン リスト内の項目を表します。
	RibbonEditBox	リボン上のエディット ボックスを表します。
	RibbonFactory	Microsoft Office リボンをカスタマイズするためのリボン コントロールの作成に使用できるメソッドを提供します。
	RibbonGallery	RibbonDropDownItem オブジェクトおよび RibbonButton コントロールのメニューを表示するコントロールを表します。
	RibbonGroup	リボン タブのコントロールのグループを表します。
	RibbonLabel	RibbonGroup 上または RibbonBox 上のラベルを表します。
	RibbonLoadImageEventArgs	LoadImage イベントにデータを提供します。
	RibbonManager	Office プロジェクトでリボン デザイナーを使用して作成されたリボンのカスタマイズを管理します。
	RibbonMenu	リボン タブまたは Microsoft Office メニュー上のメニューを表します。
	RibbonOfficeMenu	Microsoft Office メニューに追加したコントロールにアクセスできるようにします。
	RibbonPosition	組み込みコントロールに対して相対的な Microsoft Office メニューのリボン コントロールの位置、組み込みタブに対して相対的なタブの位置、または組み込みグループに対して相対的なグループの位置を表します。
	RibbonPositionStatics	リボンのカスタマイズのコントロール、グループ、またはタブの位置を指定するためのメソッドを提供します。
	RibbonReadOnlyCollection	リボンのカスタマイズの IRibbonExtension オブジェクトへのアクセスを提供します。
	RibbonSeparator	リボンのグループまたはメニューのセパレーター コントロールを表します。
	RibbonSplitButton	ボタンまたはトグル ボタンとドロップダウン メニューを組み合わせたリボン コントロールです。
	RibbonTab	リボン上にある 1 つ以上のコントロールのグループを含みます。
	RibbonToggleButton	リボンのトグル ボタン コントロールを表します。
	RibbonUIEventArgs	リボンで発生したイベントのデータを提供します。

デリゲート

	デリゲート	説明
	RibbonControlEventHandler	RibbonControl のイベントを処理するメソッドを表します。
	RibbonLoadImageEventHandler	OfficeRibbon の LoadImage イベントを処理するメソッドを表します。
	RibbonUIEventHandler	OfficeRibbon の Load イベントを処理するメソッドを表します。

列挙型

	列挙体	説明
	RibbonBoxStyle	RibbonBox 上でコントロールを垂直に揃えるか、水平に揃えるかを指定します。
	RibbonButtonType	RibbonSplitButton が表示するボタンの種類を指定します。
	RibbonControlIdType	RibbonControlId が Microsoft Office コントロールまたはカスタム コントロールのどちらを示すかを指定する値を含みます。
	RibbonPositionType	Microsoft Office メニュー上のコントロール、組み込みタブ上のコントロールのグループ、または組み込みタブやカスタム タブ内のタブの位置を指定します。

参照

参照

その他の技術情報

リボン オブジェクト モデルの概要

リボンの概要