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方法: マクロを管理する

マクロを追跡および管理するための主要なツールはマクロ エクスプローラーです。 マクロ エクスプローラーは、メインの Visual Studio 統合開発環境 (IDE: Integrated Development Environment) 内のウィンドウであり、Alt キーを押しながら F8 キーを押すと表示されます。 マクロ エクスプローラーの各部分の詳細については、「[マクロ エクスプローラー] ウィンドウ」を参照してください。

マクロの管理に関する主要なタスクは次のとおりです。

  • 新しいマクロ プロジェクトおよびマクロ モジュールの作成

  • 既存のマクロ プロジェクトの読み込みとアンロード

  • マクロ プロジェクトおよびマクロ モジュールの削除

  • マクロ プロジェクト、マクロ モジュール、およびマクロ コマンドの名前の変更

  • コマンドまたはモジュールの編集

マクロは、バイナリ ファイルまたはテキスト ファイルのどちらでも保存できます。 マクロの既定の形式はバイナリで、.Vsmacros という拡張子が使われます。 ただし、Unicode テキスト (.txt) としてマクロを保存することもできます。

マクロをバイナリ ファイルに保存すると、プロジェクト内の複数のマクロを 1 つのファイルとして簡単に配布できます。 マクロをテキスト ファイルとして保存すると、たとえば、Visual Studio 以外の環境でファイルを開き、マクロからコマンドを 1 つコピーし、電子メールで送信できます。

既定では、マクロは、マクロ IDE の [ツール] メニューにある [オプション] ダイアログ ボックスの、[プロジェクトおよびソリューション] ノードの [Visual Studio プロジェクトの場所] ボックスで指定されたディレクトリの \VSMacros80 に格納されます。 ただし、[オプション] ダイアログ ボックスで Visual Studio のプロジェクトの場所を変更したり、Ctrl キーを押しながら E キーを押してマクロを別の場所にエクスポートしたりできます。

マクロの管理

以下のタスクのすべてについて、マクロ エクスプローラーが表示されていない場合は、Alt キーを押しながら F8 キーを押してマクロ エクスプローラーを表示してください。

マクロ エクスプローラーで新しいマクロ プロジェクトまたはマクロ モジュールを作成するには

  1. 新しいマクロ プロジェクトを作成するには、[マクロ] ノードを右クリックし、[新しいプロジェクト] をクリックします。

  2. 新しいマクロ モジュールを作成するには、プロジェクトを右クリックし、[新しいモジュール] をクリックします。

マクロ エクスプローラーで既存のマクロ プロジェクトを読み込むには

  1. [マクロ] ノードを右クリックし、[プロジェクトの読み込み] をクリックします。

  2. 目的のマクロ プロジェクト ファイルを選択し、[開く] をクリックします。

マクロ エクスプローラーからマクロ プロジェクトをアンロードするには

  • アンロードするマクロ プロジェクトを右クリックし、[プロジェクトのアンロード] をクリックします。

    注意

    プロジェクトをアンロードすると、セキュリティの設定は失われます。 詳細については、「マクロのセキュリティと共有に関する問題」を参照してください。

マクロ エクスプローラーからマクロ モジュールまたはマクロ コマンドを削除するには

  1. 項目を選択し、Del キーを押します。

    または

  2. 項目を右クリックし、[削除] をクリックします。

    注意

    プロジェクト ファイルの削除は Windows エクスプローラーで行います。

マクロ エクスプローラーからマクロ プロジェクトを削除するには

  • 項目を右クリックし、[アンロード] をクリックします。

    注意

    プロジェクト ファイルの削除は Windows エクスプローラーで行います。

マクロ プロジェクト、マクロ モジュール、またはマクロ コマンドの名前を変更するには

  1. 名前を変更するマクロ プロジェクト、マクロ モジュール、またはマクロ コマンドを右クリックし、[名前の変更] をクリックします。

  2. 新しい名前を入力し、Enter キーを押します。

    注意

    モジュールの名前を変更するとファイルでのモジュール宣言が変更されますが、プロジェクトの名前を変更しても既定の名前空間は変更されません。 また、マクロ IDE でマクロ プロジェクト、モジュール、またはコマンドの名前を変更した場合、変更内容はマクロ エクスプローラーまたはプロジェクト エクスプローラーには反映されません。 マクロの参照はモジュールで宣言されている名前空間に基づいて行われるため、新しいプロジェクト名に基づいてマクロを参照しようとすると、コンパイル エラーが発生する場合があります。

マクロ モジュールまたはマクロ コマンドを編集する方法については、「方法: マクロを編集および手入力で作成する」を参照してください。

参照

処理手順

方法: マクロを記録する

方法: マクロを実行する

方法: マクロで COM および .NET Framework のコンポーネントを参照する

方法: マクロで環境イベントを処理する

概念

マクロの使用による反復操作の自動化

マクロのデバッグ

マクロの記録と実行に関する問題