ラッパー クラス
Visual C++ プロジェクトにコントロールを挿入する場合、既定では、コントロールのラッパー クラスは含まれません。 コントロールのラッパー クラスを作成しておくと、コントロールの動作を変更することができます。 作成するラッパー クラスの数は、プログラムでどのようにコントロールを操作するかによって決まります。
ラッパー クラスは、コントロールのタイプ ライブラリ (.tlb) ファイルの各コクラスで利用できます。 コントロールのラッパー クラスは、"C" で始まるコントロール名にする必要があります。
ラッパー クラスの機能の詳細については、コントロールの基本テクノロジのオブジェクト モデルを参照してください。
CWnd::GetDlgItem を使用する場合も、戻り値をコントロール クラスにキャストする必要があるため、ラッパー クラスが必要です。 たとえば、次のクラスがあるとします。
CDBList* pDBList = 0;
pDBList = static_cast<CDBList*>(GetDlgItem(IDC_DBLIST));
作成された .idl ファイルを見ると、コントロールから公開されているプロパティ、メソッド、およびイベントがわかります。また、メソッドとアクセサー関数の宣言もわかります。 コントロールから詳細情報を取得するには、OLE/COM オブジェクト ビューアーを使用します。