UDF を有効化する

共有サービス プロバイダー (SSP) にある Excel Services の信頼できる場所のそれぞれに、AllowUdfs フラグがあります。

注意

AllowUdfs フラグは、[Excel Services: 信頼できるファイル保存場所] ページにある [許可されたユーザー定義関数] オプションによって示されます。

AllowUdfs の既定値は false です。特定の信頼できる場所で AllowUdfs の値を false に設定すると、その信頼された場所にあるブックは UDF の呼び出しを許可されません。

特定の信頼できる場所からの UDF の呼び出しを許可するには、 AllowUdfs の値を true に設定します。この信頼できる場所にある UDF の呼び出しを持つブックでセッションを開始したときに AllowUdfs の値が false である場合、UDF の呼び出しは失敗します。セッションの開始後に AllowUdfs の値を true に変更しても、UDF の呼び出しは失敗します。これは、 AllowUdfs フラグの変更は、構成データベースが更新された後、次回のセッションで有効になるためです。これを回避するには、たとえば Excel Web Access で [ ブックの再読み込み] を選択するなどして、セッションを再起動します。

注意: 代わりに Microsoft インターネット インフォメーション サービス (IIS) のリセットを選択すると、現在のセッションがすべて終了します。

UDF の有効化

次の手順を実行するには、Microsoft SharePoint Server 2010 がインストールされたコンピューターが必要です。

UDF を有効にするには

  1. [ スタート] メニューで [ すべてのプログラム] をクリックします。

  2. [ Microsoft Office Server] をポイントしてから、[ SharePoint サーバーの全体管理] をクリックします。

  3. クイック起動で、共有サービス プロバイダー (SSP) のリンク (例: 「SharedServices1」) をクリックして、特定の SSP の共有サービス ホーム ページを表示します。

  4. [ Excel Services の設定] の下で、[ ユーザー定義関数] をクリックします。

  5. [Excel Services ユーザー定義関数] ページで、[ ユーザー定義関数の追加] をクリックして、[Excel Services ユーザー定義関数アセンブリの追加] ページを開きます。

  6. [ アセンブリ] ボックスで、UDF アセンブリのパス (例: C:\MyUdfFolder\MyUdf.dll) を入力します。

  7. [アセンブリの場所] で、[ローカル ファイル] をクリックします。

    注意

Excel Services の今後のリリースでは、[ローカル ファイル] オプションは [ファイル パス] に置き換えられます。 [ファイル パス] が表示された場合は、代わりにそちらを選択してください。

  1. [アセンブリの有効化] では、既定で [アセンブリが使用可能] チェック ボックスが選択されています。

  2. [OK] をクリックします。

UDF 呼び出しの許可

ブックからの UDF の呼び出しを許可するには、

  1. [Excel Services 信頼できるファイル保存場所の追加] ページ (新しい信頼できるファイルの場所を追加する場合) または [Excel Services 信頼できるファイル保存場所の編集] ページ (既存の信頼できる場所を編集する場合) を開きます。

    注意

    場所の信頼について、詳細は「方法: 場所を信頼する」を参照してください。

  2. [ユーザー定義関数の許可][ユーザー定義関数が使用可能] を選択すると、この信頼できる場所に格納されたブックから UDF を呼び出せるようになります。

  3. [OK] をクリックします。

関連項目