はじめに
Azure では、Service Bus キューとStorage キューという 2 種類のキュー メカニズムがサポートされています。
Service Bus キューは、より大きな Azure メッセージング インフラストラクチャの一部です。このインフラストラクチャでは、キュー処理やパブリッシュ/サブスクライブなどの高度な統合パターンがサポートされています。 これらは、複数の通信プロトコル、データ コントラクト、信頼ドメイン、ネットワーク環境などにまたがるアプリケーションやアプリケーション コンポーネントの統合を目的としています。
Storage キューは Azure Storage インフラストラクチャの一部です。 これらにより、多数のメッセージを格納することができます。 メッセージには、HTTP または HTTPS を使用して、認証された呼び出しを介して世界中のどこからでもアクセスできます。 キューには、ストレージ アカウントの総容量の上限を超えない限り、数百万のメッセージを含めることができます。 キューは通常、非同期的な処理用に作業のバックログを作成するために使用されます。
このモジュールを終了すると、次のことができるようになります。
- ソリューションに適したキュー メカニズムを選択します。
- Service Bus のコア機能を形成するメッセージング エンティティの仕組みを説明します。
- .NET を使用して、Service Bus キューからメッセージを送受信します。
- Azure Queue Storage の主要なコンポーネントを特定する
- .NET を使用して Azure Queue Storage でキューを作成し、メッセージを管理します。