ソリューションのユーザー受け入れテスト (UAT) を実行する
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ユーザー受け入れテスト (UAT) フェーズでは、実装したすべての業務プロセスと、実装プロジェクトのサンドボックス内または標準受け入れテスト環境で行ったすべてのカスタマイズをテストする必要があります。 ライブへの移行を成功させるには、UAT フェーズを実行する際に次の点を考慮する必要があります。
- ケースが要件全体を網羅していることをテストします。
- 移行したデータを使用してテストします。 このデータには、まだ最終ではない場合でも、マスター データと期首残高を含める必要があります。
- ユーザーに割り当てられている適切なセキュリティ ロール (既定のロールとカスタム ロール) を使用してテストします。
- ソリューションが、会社固有および業界固有の規制要件を満たしていることを確認します。
- すべての機能を文書化し、顧客からの承認とサインオフを取得します。
テストに使用される財務と運用アプリのインスタンスが、クラウド ホスト環境であるか、ダウンロードされた仮想ハードディスク (VHD) であるかどうかに関係なく、開発者や他のユーザーによってデモやトレーニングにも使用されている可能性があるため、テストは完了していると見なすことはできません。
テストが完了していると見なすことができない理由を、次に示します。
- 第 1 層の環境のトポロジが自身の運用環境のトポロジと異なります。 Microsoft が管理するサブスクリプションの第 2 層またはそれ以上のサンドボックス環境ですべての機能をテストすることが重要です。 サンドボックス環境では、統合、印刷機能、ワークフロー機能、倉庫用デバイスや小売用デバイスをテストすることが特に重要です。
- ローカルの仮想マシン (VM) または個別にホストされている VM で UAT を実行しても、システム パフォーマンスは測定できません。
- カットオーバー プロセス中の遅延を回避するには、実装中にチームが Lifecycle Services でのサービス提供を経験することが重要です。 このサービス提供には、展開可能パッケージを適用するプロセス、サービス要求を作成するプロセス、環境間でデータベースを移動するプロセスが含まれます。
ユーザー受け入れテスト (UAT) の詳細については、財務と運用アプリのユーザー受け入れテストの実行を参照してください。