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Visual Studio アイコン Visual Studio 2013 Update 3 リリースの詳細


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Note

これは Visual Studio の最新バージョンではありません。 最新のリリースをダウンロードするには、Visual Studio 2019 の最新のリリース ノートを参照してください。


Visual Studio 2013 のリリース

Visual Studio 2013 のすべてのバージョンのリリース ノートを確認できます。

Release Notes Icon Visual Studio 2013 Update 3

2014 年 8 月 4 日リリース

Visual Studio Community 2013 をダウンロード

Visual Studio 2013 は My.VisualStudio.com からダウンロードできます。 My.VisualStudio.com を使用するには、無料の Dev Essentials サブスクリプション、または Visual Studio サブスクリプションが必要です。

このリリースの新機能

さらに、Update 3 では、以下のいくつかの Visual Studio 2013 製品のダウンロードができます。

Note

これらのリリースの詳細については、以下の「関連リリース」セクションを参照してください。

Visual Studio ツールボックスに対する Visual Studio 2013 Update 3


CodeLens

作業に集中しながらコードについて調べるには、エディターで CodeLens インジケーターを使用します。 コード参照、コードの変更、関連する Team Foundation Server (TFS) 項目、および単体テストをすべて、コードから目を離すことなく調べることができます。

CodeLens の詳細については、「コードに関する履歴やその他の情報を取得する」を参照 してください。

CodeLens での Git リポジトリサポート

Update 3 では、作成者とコードの変更点のための CodeLens インジケーターを提供するために、CodeLens と Git リポジトリが連携するようになりました。 また、メソッド、プロパティ、またはクラスに関連付けられている作業項目を表示することもできます。 これらのインジケーターは、ユーザーがコミットしたとき、Git リポジトリがプルまたはフェッチされたとき、またはブランチが変更されたときに更新されます。 (最小エディション: Ultimate)

Git リポジトリで作成者と日付を表示する

コード マップ

コード マップを使用すると、大規模なコード ベース、よく知らないコード、またはレガシ コードでの見失いを回避できます。 たとえば、デバッグ中には、多数のファイルとプロジェクトにわたってコードを読むことが必要な場合があります。 コード マップを使用すると、これらのコード内を移動して、コード間の関係を確認できます。 このコードをすべて記憶したり、ファイルを追跡したり、紙の図を個別に描画したりする必要はありません。

コード マップの詳細については、「Visual Studio のコード マップを使用して特定のコードの依存関係をマップする」を参照してください。

コード マップ上のリンクに色のスタイルが設定され、マップを簡単に把握できるようになりました。 凡例を使用して、それぞれの色が何を表しているのかを知ることができます。 (最小エディション: Ultimate)

現在のリンク上に色を表示するコード マップ

ズームでの改善

この更新以前は、呼び出し履歴に多数のメソッドがある場合、コード マップはそれに合わせてサイズ変更されていました。 これは、読み取りを非常に難しくすることがました。 現在のコード マップでは、ユーザーが設定したズーム レベルを保持しながら、パンが最小限に抑えられるので、表示されるコンテキストを可能な限り多くできます。 さらに、現在の呼び出し履歴、またはアクティブな呼び出し履歴エントリが常に表示されているので、ユーザーは現在の場所を把握できます。 (最小エディション: Ultimate)

マップへのバイナリのドラッグ アンド ドロップ

Visual Studio で新しい方向付きグラフを作成し、単純にエクスプローラーからバイナリをドラッグして、このグラフにドロップします。 これで、対象のバイナリを調べることができます。 たとえば、これらが参照しているアセンブリを表示できます。 (最小エディション: Ultimate)

デバッガー

マルチモニターのサポート

デバッグ中に Windows ストア アプリを別のモニターに移動すると、次回デバッグを開始した際には、その移動先のモニターにアプリが再表示されます。 (最小エディション: Windows 向け Express)

マネージド コードのメモリ ダンプ

メモリ ダンプは、ダンプを実行した時点の、アプリでのメモリ使用状況のスナップショットです。

メモリ ダンプをデバッグする際に、[定義に移動][すべての参照の検索] を選択 すると、型を選択して、その型の定義または参照に移動できます。 (最小エディション: Ultimate)

.NET Native のメモリ ダンプ デバッグのサポート

.NET Native の x86 アプリケーションのデバッグ、および .NET Native アプリからのメモリ ダンプをデバッグできるようになりました。 (最小エディション: Express)

パフォーマンスと診断

Internet Explorer プロファイル セッションのインポートとエクスポート

パフォーマンスと診断ハブでは、Internet Explorer 11 の最新の開発者プレビューにある F12 ツールからエクスポートされた、プロファイリング セッション (.diagsession ファイル) を開くことができます。 (最小エディション: Windows 向け Express)

CPU 使用率

Visual Studio 2013 Update 2 では、CPU 使用率ツールが導入されました。 このツールは、C++、C#、Visual Basic、または JavaScript で記述された WPF、コンソール、Windows Store 8.1、または Windows Phone 8.1 アプリで使用できる、パフォーマンスと診断ハブ内にあります。

このツールでは、CPU を使用している特定の関数に関するデータが得られるため、最良のパフォーマンスを達成するために、最適化の取り組みを集中すべき場所を決定できます。

ソースに移動する

呼び出しツリーの関数名から、関数が定義されているソース コードの行に移動できます。これにより、アプリケーションで CPU を使用しているコードを簡単に確認できます。 (最小エディション: Windows 向け Express)

メモリ使用量

Visual Studio 2013 で導入されたメモリ使用量ツールでは、もともと、C#/VB/C++ または XAML を使用する Windows Store アプリと Windows Phone ストア アプリのみがサポートされていました。 (最小エディション: Windows 向け Express)

詳細については、「メモリ使用量ツール」を参照してください。

以下は、このツールに追加された機能です。

WPF および Win32 アプリケーションのサポート

Update 3 では、WPF (.NET 4.0 以上) および Win32 アプリでも、このツールを使用することができます。

GC の強制

スナップショットを取得する前に、アプリケーションでガベージ コレクションを明示的に強制することで、有効期間の短いオブジェクトとファイナライザー キュー内のオブジェクトを除外して、重要なオブジェクトに焦点を当てます。

複数の行をコピーする

行ごとにデータをコピーする必要がなくなりました。 Ctrl + Click などの標準的な操作を使用して、ヒープ分析ビュー内にある任意のデータ グリッドの複数行から、書式設定されたコンテンツをコピーして貼り付けます。

モジュール列

詳細ビューの新しい [モジュール] 列で、型またはスタック フレームの元であるモジュールを表示

ネイティブ ヒープ分析の高速化

ネイティブ ヒープ分析の完了が、これまで以上に高速になりました。 [マイ コードのみ] を明示的にオフにするまで、ユーザー以外のアセンブリのシンボル読み込みは遅延されます。 大規模なセッション ファイルの読み込み時間においては、約 10 倍の向上が見られます。

IntelliTrace

Application Insights から IntelliTrace にエクスポートされた、単一のパフォーマンス イベントの詳細に、直接スキップできるようになりました。 (最小エディション: Ultimate)

Windows Store アプリ

Windows アプリ認定キット (WACK) が更新され、Windows Store アプリをビルドする開発者は、WinSock API を Windows Store アプリの中で使用できるようになりました。 WACK は、WinSock に依存するライブラリまたはコードの使用を受け渡します。 Windows Phone アプリは既に WinSock API をサポートしているため、スマートフォン、タブレット、および PC の間で、さらに簡単により多くのコードを共有できます。 (最小エディション: Windows 向け Express)

WACK の詳細については、「Windows アプリ認定キットの使用」を参照してください。

Visual Studio IDE

Visual Studio Update 3 では、メニュー バーですべてを大文字にするか、タイトル ケースで表示するかを選択できます。 チェック ボックスは、[ツール] > [オプション] > [環境] > [全般] で見つかります。 既定値は [すべてを大文字] です。 このオプションはユーザーの現在のレジストリ状態にマップされるため、レジストリ内で [すべてを大文字] を既にオフにしているユーザーには、メニューが引き続きタイトル ケースで表示されます。 このオプションは、サインインしているすべてのデバイスに自動的にローミングされます。 (最小エディション: Express)

通知が送信される

Visual Studio 2013 には、開発環境に特有のメッセージ (Visual Studio の更新プログラムやインストール済みの拡張機能などについて) を表示するための、一元化された通知ハブがあります (IDE の右上隅)。 Update 3 では、ダウンロード可能な更新プログラムがある場合には、通知バッジが黄色に変わります。 このバッジはトグルとしても機能するため、1 回のクリックでこのハブを開いたり閉じたりもできます。 (最小エディション: Express)

テスト

テスト計画とテスト スイートのカスタマイズ

さまざまなフォーラムにおいて、お客様からの要求がとても多かった機能の 1 つに、テスト計画とテスト スイートでの、テストのニーズに合わせたカスタマイズ機能がありました。

Team Foundation Server 2013 の Update 3 では、カスタムのフィールドとワークフローを、テスト計画とテスト スイートに追加できるようになりました。 たとえば、テスト計画のレビュー担当者を識別するためのフィールドを追加したり、テスト スイートの目的が回帰テストまたは機能テストのいずれであるかを認識するためにテストの種類のフィールドを追加したりできます。 これに加えて、状態フィールドの既定値を変更すると、プロセスをさらに改善することもできます。

詳細については、「TFS アップグレード後の機能の構成」を参照してください。

追加したフィールド、あるいは行なった変更については、Microsoft Test Manager または Team Web Access で表示し編集できます。 これには、テスト スイートまたはテスト 計画を開くだけです。

テスト スイートを右クリックし、ショートカット メニューから [テスト スイートを開く] を選択する

作業の開始の詳細については、「TFS 2013.3 アップグレード後のテスト 計画とテスト スイートの使用」を参照してください。

テスト計画とテスト スイートへの変更の追跡

Team Foundation Server 2013 のUpdate 3 では、他の TFS 作業項目と同様に、テスト 計画とテスト スイートの変更履歴が追跡されるようになりました。

たとえば、[履歴] セクションの [すべての変更] タブから、テスト スイートに 追加されたテスト ケースを表示できます。

[履歴] セクションから、[すべての変更] タブを選択する

テスト スイートの強化されたセキュリティ

Team Foundation Server の Update 3 では、テスト スイートのセキュリティを管理するために、新しい種類のアクセス許可が追加されました。 この種類のアクセス許可は、次へのアクセスを制御します。

  • テスト スイートの作成と削除
  • テスト スイートでのテスト ケースの追加と削除
  • テスト スイートのテスト構成の変更
  • テスト計画内でのテスト スイートの移動

このアクセス許可を付与すると、エリア パス レベルでさまざまなレベルのアクセス権を提供できます。

テスト 計画を管理するための既存のアクセス許可は、特定のテスト 計画のプロパティへのアクセスを制限するように変更中です。

Application Insights を使用したクラウドベースのロード テスト

Web サイトでロード テストを行うために、リソースを使用したり、独自マシンを設定したりする必要はありません。 クラウド ベースのロード テストを使用すると、多数のユーザーが同時に Web サイトにアクセスした場合と同等の負荷を生成する、仮想マシンを用意できます。 Visual Studio Online を使用してアプリのロード テストを実行する場合は、Application Insights を使用してパフォーマンス データを取得することもできます。 負荷データとパフォーマンス データを関連付けることで、検知されたパフォーマンスの問題について、より多くの分析情報を得ることができます。

Update 3 では、既定のカウンターへの制限がなくなりました。 これで、 Application Insights から任意のパフォーマンス カウンターを、希望通りに選択できます。

リリース管理

アプリのリリースを管理するプロセスを機能強化しました。 それぞれの段階に特有の環境にアプリを配置します。 それぞれの手順の承認により、プロセスの手順を管理します。

Desired State Configuration (DSC)

各マシンに Microsoft Deployment Agent を設定しなくても、オンプレミス環境または Windows Azure 環境にデプロイできるようになりました。 Windows PowerShell、または Windows PowerShell Desired State Configuration (DSC) を使用できます。 リリース管理には、これらのいずれかのデプロイをサポートする新しいアクションがあります。

新しくなった変更の概要

変更の概要を使用すると、前のリリース以降に完了したユーザー ストーリーとバグを確認し、テストの対象とリリース ノートに含める内容を把握できます。

[アプリの構成] タブ。[リリース定義] タブ。[変更の概要] を選択する

Web プラットフォームとツール

ASP.NET と Visual Studio は、Web サイト、サービス (API)、リアルタイムの双方向通信エンドポイント、その他を構築するための、一連の強力なフレームワークとツールを開発者に提供します。 詳細については、ASP.NET の公式 Web サイトを参照してください。

Update 3 では、ASP.NET Web プラットフォームと のツールの両方についての更新を行なっています (以下にハイライトを示します)。 変更の完全な一覧については、「Visual Studio 2013 Update 3 RTM での新しい Web 機能の発表」を参照してください。

Visual Studio Web ツールでは、プロジェクト テンプレート、HTML、CSS、JSON の各ファイルタイプに専用のエディター、IntelliSense など、Web 開発者が優れたアプリを作成するために必要とするすべてが用意されています。

詳細については、「Visual Studio 2013 Update 3 RTM の新しい Web 機能の発表」を参照してください。

Web ツール

スキャフォールディング: ASP.NET MVC と Web API v5.2 のサポート

ASP.NET スキャフォールディングは、ASP.NET Web アプリケーション用のコード生成フレームワークであり、開発者は、データ モデルと対話するコードの追加などの一般的なタスクを数回のクリックで処理できるので、時間の節約に役立ちます。

スキャフォールディングの詳細については、「Visual Studio 2013 の ASP.NET スキャフォールディング」を参照してください。

Update 3 では、Update 2 で意図したとおりに機能しなかった、ASP.NET MVC および Web API パッケージ v5.2 のための適切なサポートが追加されました。

JSON エディター: 自動書式設定とかっこの一致

JSON エディターを使用する開発者は、色付けや構文検証など豊富な機能を持つ Visual Studio の コード エディターを使用して、 JSON ファイルを操作できます。

Update 3 では、自動書式設定を無効にする機能など、エディターをより詳細に制御するためのオプションを追加しました。

また、かっこの位置をコントロールするためのオプションと共に、中かっこと角かっこの一致の (C# や JavaScript に類似した) 強調表示も追加しました。

JSON エディターの詳細については、「Visual Studio 2013 Update 2 CTP2 の新しい JSON エディター機能」を参照してください。

CSS エディター: ドラッグ アンド ドロップのサポートと Selectors Level 4

CSS エディターを使用すると、開発者は Visual Studio で CSS ファイルを操作できます。 Update 3 のCSS エディターは、開発者がソリューション エクスプローラーからフォント、画像、または CSS ファイルをドラッグし、CSS ファイルにドロップできるように強化されており。これにより、正しい CSS タグとファイル パスが自動生成されます。

また、より多くのセレクター パターンをサポートし、それらを開発者がマークアップに実装しやすくする Selectors Level 4 のための、 IntelliSense のサポートも強化されました。

CSS エディターの詳細については、「Visual Studio 2013 Web エディターの機能 - CSS」を参照してください。

HTML と JavaScript の開発

Update 3 の JavaScript 言語サービスでは、RequireJS モジュールを IntelliSense がサポートするようになりました。

ASP.NET プロジェクト テンプレート

Update 3 で新しくインストールされた ASP.NET プロジェクトには、次の変更が含まれます。

  • One ASP.NET テンプレート (MVC と Web Forms の両方) に、2 要素認証のサポートを追加しました。
  • ASP.NET Facebook テンプレートは、[ファイル]>[新規]> [プロジェクト] のダイアログから、現在ホストされている NuGet ギャラリーに移動されました (Microsoft.AspNet.Facebook を参照)。 これは、Facebook の API の変更に応じて、Microsoft がこのテンプレートを迅速に変更することを可能にします。

Web プラットフォーム

ASP.NET Identity

Update 3 では、SignInManager のサポートが追加されており、これにより、ログオン時の 2 要素認証、アカウント ロックアウト、およびその他のセキュリティ機能を簡単に追加できます。

Entity Framework 6.1.1

この更新プログラムには、Entity Framework 6.1.1 が含まれています。

WebDeploy 3.5

Update 3 では、WebDeploy を使用して SQL Server 2014 との統合が行なえます。 詳細については、「WebDeploy 3.5 RTW」を参照してください。

ASP.NET MVC と Web API

最近、ASP.NET、MVC、および Web API の新しいバージョンもリリースしました。 詳細については、以下を参照してください:

Azure のツール

通知ハブ

Windows Azure Notification Hubs を使用すると、任意のバックエンドから任意のモバイル プラットフォームに、モバイル プッシュ通知を送信できます。

Update 3 では、プッシュ通知ウィザードを使用して、JavaScript ベースの Mobile Services だけでなく、.NET Mobile Services から、Windows Store または Phone アプリ (WinRT、Phone、ユニバーサル プロジェクトを含む) へのプッシュ通知を追加できるようになりました。 Windows Phone の Silverlight プロジェクトはサポートされていません。

通知ハブは、通知を受信するために登録されているデバイスの一覧を表示します。 ハブでは、この登録を編集してデバイスを削除することもできます。

詳細については、「Notification Hubs (Azure ドキュメント)」を参照してください。

Azure Web ジョブ: PublishingSupport

Update 3 では、Visual Studio ソリューションに標準コンソール プロジェクトを追加し、これらのプロジェクを継続的なトリガーによるか、スケジュールされた Web ジョブのいずれかとして、Azure Websites に発行できるようになりました。

これに加えて、ソリューション エクスプローラーから直接、Web ジョブとしてコンソール プロジェクトを Azure Websites に発行することもできます。

ASP.NET Web API プロジェクト

プロジェクトの作成後にサービスを追加する代わりに、[新しいプロジェクト] ダイアログで、モバイル サービスをプロビジョニングできるようになりました。

C++

/Zo コンパイラ スイッチ

/Zo は、最適化されたコード (/Od 以外でのビルド) 向けに、より豊富なデバッグ情報を生成するコンパイラ スイッチです。 これには、ローカル変数のデバッグについてのサポート強化も含まれています。 (最小エディション: Express)

グラフィックス診断

DirectX アプリでのグラフィックス レンダリングとパフォーマンスの問題を診断する、Visual Studio グラフィックス診断ツールを改善しました。 このツールを使用してフレームをキャプチャすると、グラフィックス イベント、シェーダー コード、グラフィックス パイプラインのステージ、リソース、デバイスの状態を調べることができます。 (最小エディション: Windows 向け Express)

Update 3 RTM では、現在の診断セッションでキャプチャしたフレームを分析するため、またはディスクから既存の .vsglog を開くために、Visual Studio Graphics Analyzer IDE を起動します。 これにより、通常の Visual Studio ウィンドウと重複することなく、グラフィックス情報を検査するための専用の領域が得られます。

[ツール/オプション] ページで、次のさまざまなグラフィックス診断オプションを指定できるようになりました。

  • キャプチャ中の呼び出し履歴の収集
  • 描画呼び出しか、すべての API 呼び出しのどちからに対してのみ呼び出し履歴を収集
  • キャプチャ中の HUD (ヘッドアップ ディスプレイ) の無効化
  • 互換モードでキャプチャします。 アプリを互換モードにすると、ハードウェア固有の機能が使用されなくなるため、キャプチャをさまざまな GPU で再生できるようになります。

Update 3 RTM では、シェーダー コードを編集した場合に、その変更をすぐに .vsglog ファイルに適用できるため、アプリを再実行しなくても変更の影響を確認できます。 [ピクセル履歴 ] ウィンドウまたは [パイプライン ステージ ] ウィンドウでシェーダー ファイル名をクリックすることで、 任意のシェーダー ファイルをシェーダー エディター ウィンドウの中で開くことができます。

グラフィックス診断の更新プログラムの詳細については、「Visual Studio 2013 Update 3 RC のグラフィックス診断」を参照してください。

Application Insights

Update 3 向けの Application Insights はプレビューです。

Visual Studio Online Application Insights は、デプロイされたアプリケーションのモニタリングに使用されます。 これにより Web アプリ、Windows Store アプリ、および Windows Phone アプリをモニターできます。 Update 3 に含まれている Visual Studio Online Application Insights は、プロジェクトに次のモニタリングを追加するために使用します。

  • ユーザーがアプリで何を行なっているかを把握することにより、開発の作業を最も効果的な場所に集中できます。
  • Web サービスが使用可能および応答可能であることを確認できます。
  • Web サービスのパフォーマンス上の問題または例外をすばやく診断できます。
  • ユーザーがアプリをダウンロードして使用すると、Application Insights ポータルに統計データが表示されます。

ClickOnce デプロイ

ClickOnce で .NET 4.0 の SHA-256 証明書を許可する

この更新プログラム以前では、ClickOnce または Visual Studio Tools for Office のアドインを使用して発行された、デスクトップ アプリケーションに SHA-256 コード署名証明書が使用される際には、必ず.NET Framework 4.5 がクライアント コンピューター上に存在する必要がありました。以前に SHA-256 コード署名証明書を使用していて、「アプリケーションの形式が正しくありません」、「マニフェストが無効な可能性があります」、「マニフェスト XML の署名が無効です」、または 「提供された署名アルゴリズムに対して SignatureDescription を作成できませんでした」 などのエラーが発生した場合。

Update 3 では、.NET 4.0 以前をターゲットにするアプリケーションでも SHA-256 コード署名証明書を使用できるようになりました。これにより、再発行および新規発行のデスクトップ アプリケーションでの問題を解決できます。 (最小エディション: Express)

SharePoint アプリ

新規の自動ホストされたアプリは許可されなくなりました

Office 365 での自動ホストされたアプリについてのプレビュー プログラムが 6 月 30 日に終了したため、SharePoint アプリ作成エクスペリエンスから自動ホストのオプションが削除されました。 今後 SharePoint ストアでは、新規の SharePoint 向け自動ホストされたアプリを受け入れません。 既存の自動ホストされたアプリが影響を受けることはなく、サービスで現在実行されているアプリがシャットダウンされることもありません。 (最小エディション: Professional)

その他の変更点: バグの修正と既知の問題

今回のリリースでのテクノロジの改善、バグの修正、既知の問題の詳細については、 KB 記事「 Visual Studio 2013 Update 3 RTM の説明」を参照してください。

マルチデバイス ハイブリッド アプリ CTP 2.0 リリース

マルチデバイス ハイブリッド アプリ CTP 2.0 リリースを使用すると、Apache Cordova 用ツールの Update 3 バージョンで、iOS、Android、Windows Store、Windows Phone 用の JavaScript または TypeScript を使用してモバイル アプリを構築できます。 (最小エディション: Professional)

新機能の一部を次に示します。

  • 多数のバグ修正による、ボード全体の品質、信頼性、およびパフォーマンスの向上
  • Windows 7、Windows 8、Windows Server 2012 R2 など、より広範なオペレーティング システム向け SDK のサポート
  • jsHybugger を使用した Android ターゲット < 4.4 のデバッグのサポート
  • 互換性チェッカーは、サード パーティ製ツール チェーンについて、依存関係 (Java、Android SDK など) の適切なインストールと構成を定期的に確認することで、適切な開発環境を維持するのに役立ちます。

詳細については、「Windows 7 をサポートする Apache Cordova ツールの更新プログラム」を参照してください。

Azure SDK 2.4 RTM リリース

Azure SDK 2.4 RTM リリースには、仮想マシンの構成の管理や、仮想マシンで実行されている 32 ビット アプリケーションのリモート デバッグを設定するためのツール、および geo 冗長ストレージをプロビジョニングするためのツールが含まれています。

このリリースのサーバー エクスプローラーでは、仮想マシンのコンテキスト メニューに [構成 ] オプションが追加されました。 これを使用して、仮想マシンのプロパティの表示と編集、エンドポイントの設定、拡張機能の追加と構成、仮想マシンのスナップショットの作成を行うことができます。

また同じコンテキスト メニューから、32 ビット仮想マシンのリモート デバッグを設定することもできます。

読み取りアクセス geo 冗長ストレージ (RA-GRS) は、セカンダリの場所にレプリケートされたデータへの読み取り専用アクセスを提供することで、ストレージ アカウントの読み取り可用性を向上します。 RA-GRS は、Visual Studio からストレージ アカウントを作成する際に、冗長性オプションとして選択できます。

Azure SDK 2.4 リリースは、次で入手できます。

このリリースの詳細については、「Azure SDK for .NET 2.4 のリリース ノート」を参照してください。

IntelliTrace スタンドアロン コレクター

スタンドアロンの IntelliTrace コレクターは、運用環境でアプリケーションをリモート デバッグするための、より実用的な代替手段を提供します。 コレクターを使用すると、リモート コンピューター上のアプリケーションの実行を、.itrace ファイルに保存し記録できます。またその記録は、Visual Studio を使用してローカル開発マシンで再生することができます。

コレクターの詳細については、「スタンドアロン コレクターを使用して Visual Studio の外部で IntelliTrace データを収集する」を参照してください。

IntelliTrace スタンドアロン コレクターの RTM リリースは、 Visual Studio Update 3 用 IntelliTrace コレクター からダウンロードできます。

Windows Phone 8.1 更新エミュレーター

現在、新しいエミュレーター パッケージが、Windows Phone 8.1 更新エミュレーターからダウンロードできます。